ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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ヤブニラミの論理

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Jupiter9 8.5cm/2(1957)

今や日本中のほとんどが「桜満開」の
愉しげで浮かれたニュースの中、
こちら北東の辺境は、やっと梅がチラホラ咲き始め…。

しかしワタクシ、大好物は最後にイタダク派…
お楽しみはこれからだぜぃ!

もう雪が降りつづいてた、あの陰鬱な日々が、
随分昔のように思えてきた、すっかり春の陽気の北国である。



当ブログでも何度か語っているけれど、
私が小学生から中学生に至る頃、音楽的にも思想的にも
影響が大きかったのが当時近所の大学生だった叔父の存在。

叔父は、時代的にヘルメットを被り、スクラムを組んで
何やら四文字熟語を叫びながら、道路をジグザグに進行したり、
場合によっては石を投げるなどしていたかもしれないヒトだったけれど、
小学生の私に「物事を斜めに見るクセ」を植え付けてくれた
迷惑で有り難い師(?)でもあった。
(火炎瓶投げたの?と聴いたら、カクマルやらナニマルの
バカどもと一緒にすな!って怒られた…)

アポロ11号の月面着陸に、科学だ英知だ!と、やんやと
盛り上がる私に対して、叔父はとても冷ややかな口調で、
「月に正確に到着したってことはだ、世界中のどこにでも
原爆を積んだミサイルをアメリカは飛ばして落とせるんだぜ!
ってこと,,,。その意味がオマエ分かるか?」

そして、森羅万象すべてに表があって裏がある。
さらに斜めもあれば、屋根も底もあって、それぞれの面は
全てが異なる。新聞やテレビが云ってることは、
物事のほんの一面でしかない。真実もあるが、
同じだけ噓もある。

今騒がれてるある事件の犯人は、最低最悪の人間像…。
事件は事件で、罪は罪としても、果たして警察発表が
全て正解なのだろうか?

ちょっと見方を変えれば、不自然なマインドコントロールとかが、
単純に「情が移った」などで、ごくごく自然に説明できるのに、
単面的な犯人像しか想像できない報道姿勢だから、
事件の全容が、とても不条理で難解なものになる…。

他方、アメリカという成熟した国で、未だに銃規制が出来ずにいる。

銃なしでどうやって身を守るのだ!

家族を守れるのだ!…。

日本人には、「こいつら重病だな…」という、
多少呆れた風情の感想を持つ。

しかしちょっと待って、同じような論理を、
つい最近、この国の内閣や、保守の方々が
声高に勇ましく叫んでいたような気がする。

「アイツらが攻めて来たらどうする!」

またブログを荒らされてしまうのも困るので、
この話題はこの辺でお開き!。



ご存知Ajaである。
何を今更という勿れ!このアルバムが発表された時は、
何しろバンド関係のヒトは、一人残らずオッタマゲて、
ぶっ飛んだはずだ(と思う?)。

何だ、このずば抜けてクリアーで太い音質は!?
不思議なコードは一体?
ドラムのフィルインの新しさはタダゴトではない!

もう何から何までが洗練されていて、まさにバンドマンの
お手本というか、おそらく最新で最先端の技術や感覚、
幅広い音楽知識が、全て詰め込まれたレコード…。

まだ私など素人ロックバンドのペンタトニックしか弾けない
ギター弾きで、哀しいかな、Bb△7..Eb7(#5/9)..Ab7(b13)なんて、
どうやったって、ひねり出てこない時代。
何しろ謎だらけなのに無茶苦茶スタイリッシュで気高いレコードが
このSteely DanAja…。

このアルバムが出て以後、全世界のスタジオエンジニア達も
もろにこのアルバムの影響から、特にドラムの音は、80年代の
ゲートエコーサウンドが流行るまでは、すべてAjaでの
スティーヴガッドのドラムサウンドが、全てのポピュラー音楽
ドラムサウンドの模範で標準になったのだそうだ。

音楽の嗜好というのは、あくまでも個人的な、云ってみれば
「すきずき」なのだけど、このアルバムは、
問答無用な、時代の最先端のサウンド。

不思議なことにそれぞれに時代の最先端というのは、
いつの時代も色褪せず輝いているもので、こればかりは
「すきずき」ではなくて、絶対的なものだと思う。

ビートルズの諸作を「古い」という人がいない(と思う)のと
同じように…。
(ビートルズを聴いて「懐かしい」などとほざくヤツを、
 たまに無性に殴りたくなる…「キャロルそっくり!」と云ったヤツに
 実際に回し蹴りを食らわせたことはある!!)

Steely Dan - Aja(彩)



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18 Comments

ももPAPA says...""
こんにちわ
しばらくのご無沙汰でした。

このアルバムを聴くと、バンドリーダーのドナルド・フェイゲンの、サウンドクリエイターとしての才覚を改めて感じるんですが、音を構成するのに不可欠な人員配置なども見事としかいいようがないです。
そして、それらが一体となって、Steely Dan サウンドの世界を創り出している 見事というしかありません。
2016.04.06 14:19 | URL | #Wgi4adpQ [edit]
MK says..."多面的に考えること"
環境教育に学校等に出掛ける事があります。
その折、『環境関係だけでなく、あらゆる報道やインターネットの話題にしても、それらを一方的に信じるのではなく、必ず多方面からの話を基に自分の中で咀嚼して考えるんだよ。』と申し添えております。
2016.04.06 14:39 | URL | #c5NzTaeA [edit]
pipco1980 says..."ももPAPAさん まいどです"
こんにちは

このアルバムと、次のGauchoをもって、自分的には
ジャズ+フュージョンの頂上...あとはもう…??という状態になって、
心置きなく英国の賑やかしいパンクだニューウェイヴだに向えたわけです。

何しろ様々、音楽理論とか、録音技術とか、丁度そういった
プロの現場的なところをアマながら勉強中の時代に、
突然最高峰を覗かせてもらった、その絶妙なタイミングに感謝なのですが、
このアルバムの普遍的な価値は、あらゆる世代に有効なのだな
とも思うわけで、まあ唯一無二の「お手本」でありますね。
2016.04.06 15:00 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."MKさん まいどです"
こんにちは

環境問題における「表と裏」というのもいささか意味深な感じですね。

物事を多面的に読み取ると、意外にシンプルな結論と言うか、
単純な全体像が自然に浮かび上がるんですが、単面的だと、
変に偏った複雑な状況になりがちですね。まあメディアにとっては
複雑に面白くした方が、ビジネス的に有利なのかもしれませんが….。
2016.04.06 15:13 | URL | #- [edit]
バニーマン says...""
これとロキシーのアヴァロンはCDにする必要が無い!と言われていましたね。

つなげまくり!?の音なのに、まったくそう感じさせない凄さ。
参加したミュージシャンが、いったいどの曲のどの部分を弾いているのかわからないままレコーディングした?という作品でしたね。
2016.04.06 19:01 | URL | #- [edit]
onorinbeck says...""
Aja良いよねー!
いまだに良く聴くアルバムです。
スティーリーダン、めっちゃ好きで、殆どのアルバム持ってますわー!(^^)!
2016.04.06 19:51 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."バニーマンさん 毎度です"
確かにアヴァロンもエイジャも究極という気がしますけど、
終着点に行き着いてしまった感が、マイナス点と言えなくもなくて、
ならば次!と、未完成ながら伸びしろを感じる音楽に
興味が移動してしまいもするわけです。

ラリーカールトンが、いつものようなナルキ的には弾きまくらないし、
ジョーサンプルもショーターも、凄いソロを弾く(吹く)わけ
じゃないんですが、部分部分でただ者ではない風情を垣間見せますし、
新しい時代の名演の形っていうのを感じたような気がします。
マイケルなんかの後年の作品なんて、まさにこの方法論じゃなかったかな
とも思いますしね。
2016.04.06 20:00 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."onorinbeckさん まいどです"
こんにちは

初めて聴いた時は、感動とか感銘とかという感じではなくて、
なにしろ「びっくりたまげた!」って感じでしたね。

後年、DVDオーディオとかハイレゾとか、システムが新しくなる度に
このアルバムで音質チェックするんですが、最初に塩ビ盤で聴いた
印象と驚きの方が、遥かに勝ってたような気がします。

あっ、今後ともよろしくお願いします!
2016.04.06 20:08 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."ペグ"
スティーリー・ダンは、次々とドゥービーにバンドメンバーを引き抜かれて、
2人になってしまったと、そっちの話がきっかけで、名前を知りましたが、
今思えば、もともとバンドと言うより、2人のユニットに近かったような。

その頃、名盤リストで「プレッツェル・ロジック」のジャケットを見た程度、
実際聴いたのは、カールトンで有名な「キッドシャール・メイン」でした。

「エイジャ」もエピソード先行、「ペグ」のギターは、何人も弾かされて、
ジェイ・グレイドンが採用されたとか、リズム隊には、延々と演奏させて、
ほんの数小節だけをダビングして1曲にするという、真偽不明の話やら。
(ドラムを叩かせ、サンプリング音源にしたのも、彼らだったか?)

「ペグ」のグレイドンのソロは、最初聴いた時、何とも奇妙なフレーズで、
後の「エアプレイ」とかで、これが手癖のように、やたらと出てきますね。
(そもそも「ペグ」は、えっ、「ルーム335」じゃんかと、驚いたり)
2016.04.07 00:48 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん 毎度です"
ジェイグレイドンの不思議な和音ベンディングの技をなんとか盗もうと
トライしてたんですが、普通にボトルネックでしたね(笑!

Room335とこのアルバムは同じ頃ですよね...どっちが先なんだろ??
このコード進行はTOTOの1stにもチョイチョイ出てきますが、
これもまた同じ頃なんですね。当然私の周辺は、
み〜んな真似してましたね…
ああ因みにPEG..未だにラリカルのステージの重要なレパートリーですね。
インストアレンジですけど….。

見方を変えれば...元スティーリーダンメンバー達にドゥービーは
簡単に乗っ取られ、しかもバンド的にも充実時代を迎えるわけですね。!。



2016.04.07 01:16 | URL | #- [edit]
ticca says...""
ajaの話もいいですが、前振りの話も深いですね!
2016.04.07 09:09 | URL | #KujIxLC2 [edit]
pipco1980 says..."ticcaさん まいどです"
本人的には、そっちが本題のつもりなんですけどね….。

音楽の話は、何も悩まず、永遠にできますけど….??
まだまだ人生経験、浅いっス。
2016.04.07 10:06 | URL | #- [edit]
MASA says..."ご沙汰してました。"
年金を貰える歳となりボチボチと無理せず暮らしております。

Steely Dan を進んで聴くように成れたのはこの10年ほどでしょうか、
音場というかカーステやウォークマンでは良さに気付きませんでした。
教えて頂いた多くの音源に関しても、良く聴くようになったのは、
理解度が深まったかと感謝する次第です。

悲願の新スタジアムは快適でコンサート会場さながらの良い雰囲気です、
ただアクセスが最悪で、マリノス戦など狭い通路を牛歩状態で迂回させられ、
モノレールに乗るまで1時間かかる有様で、倍に成ったキャパに運営が追い付いてません。
まぁ、取り敢えず夫婦でハイキング+運動替わりに通っております。

BLOGari は梯子を外されるので、居場所が無くなりますが、
お話するコトもおおいので、此方の方にはお邪魔いたします。

2016.04.07 11:19 | URL | #0K.AxFoo [edit]
pipco1980 says..."MASAさん まいどです"
….っつーか、師匠ご無沙汰しておりました。

何を言ってももはや言い訳ですが、病気明けでいろんなことに
臆病になって、世捨て人みたいな心境でおりました。
こちらはポンコツながら、家人も元気です。

そういえば日韓W杯で、インディジョーンズみたいな気分の
山の中のハイキングコース、その先に忽然と現れたカシマスタジアム!
同じ年の暮れのトヨタカップ、アクセス不便な最寄り駅から
スタジアムまでの道中はほとんど真っ暗な、狸が出そうな田舎道の横浜国際….。
そんなもんでしたよ!

そういうわけで、今後とも…でございますです。
2016.04.07 12:35 | URL | #- [edit]
mikitaka08 says...""
こんにちは

 バンドマンのお手本、というのがあるのですね。

 確かに洗練されていますね。これはロックというかジャズに近いですね。私にはそう聞こえます。
 
 pipco1980さんのご教示でスティーリー・ダンやドナルド・フェイゲンのアルバムをもっと聴きたいという気持ちになりました。
2016.04.07 14:34 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."mikitaka08さん まいどです"
こんにちは

あと、マイケルフランクスも写本に近いお手本(!?)でしたが
よく考えれば、Ajaとほとんどメンバー同じですね...あれあれ…。

あくまでも私見ですけど、このアルバムをもって
ジャズ or フュージョンはもちろん、ロックも終了というか、
リセットされたと思ってます。
ロックは、その後すぐに新展開を見せ、様々な形で再構築しましたが、
ジャズは振り出しに戻るのが精々。未だ再構築できずに、
惨めにウロウロしています。救世主が不在なんですね…。

まあ、伝統芸能として生き残る道を選択したとも云えますけど….?。
2016.04.07 15:06 | URL | #- [edit]
oyajisann says..."最初に買ったCD"
スティーリーダンはデビュー当時から愛聴しておりますが二人に
なってから都会的に他に見当たらないバンドになりましたね。
やっとCDプレイヤー購入した時CD10枚ぐらい購入しました
がAjaも当然購入でした。
しかしながらアナログで聞いた時の方が感激はありました。
蛇足ながら
サッカーやってらしたなら回し蹴りより前蹴り警戒だなぁ(笑)
2016.04.07 17:10 | URL | #eTRrWisM [edit]
pipco1980 says..."oyajisannさん まいどです"
わたしはどうだったかな...?って思い出してますけど、
ザッパの初回発売全部(とはいえ5枚くらい)と原子心母、それに
アビーロードだったかなって、微かに覚えています。

確かにCD….そんなに音質良いのか?って最初思いましたよね!。

正確には延髄蹴り!でありました…実話ですので(笑!
2016.04.07 18:50 | URL | #- [edit]

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