ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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ストイックの仕掛け

DSC02349s1.jpg
Carl Zeiss Jena 'Flektogon' 2.8/35(1964)

古いレンズの困ったところは、何と言っても
近寄って撮れないところ…。

戦前ライカなんかは、しっかり1mは距離を置かないと
ピントが来ない。

まあちょいと工夫をすれば、強引に寄ることも
出来なくはないが、そうすると今度は遠くが全然駄目。
割り切っているとはいえ、場面によってはとても不便を
感じるときもあったりするのだ。

そんな時に、マクロとまではいかなくても、
気楽にグイっと一歩前に踏み込んで、
寄りで撮れるレンズはとても有り難い。

このフレクトゴン35mmは、そんな便利で頼りになる奴だ。

上の写真よりも、さらに数センチは楽に寄れるのだが、
花も恥じらうと言うか、
これ以上は、なんだか武士の情けって…
そんな気がするのだ。

これから花を撮るのが愉しい季節になると、
このフレクトゴン…活躍の機会が増えるのだろうなあ。



人生初プログレは、ピンクフロイドの「原子心母」。
このアルバムは、個人的にも大ロングセラー(?)で
その後1年近く、飽きもせず毎日のように聴いていたように思う。

このアルバムをきっかけに、時代はまさに怒濤のプログレ攻勢。

英国本国に遅れること2年、3作一気に発売された
キングクリムゾンの衝撃的なサウンド。

ラッキーマンだけ知ってたEL&Pは、チャイコフスキーと
ムソルグスキー攻撃で、クラシックフュージョンな世界。

トドメはイエス…。

YESを初めて聴いたのは、地元ラジオの電リク番組(!)で聴いた
Roundabout」。

なんと澱みのない、澄み切ったサウンドなのだろう!
そう感じたことを、今でもハッキリと覚えている。

さて、そのラウンドアバウトの次作と言えば
「危機」ではなくて、シングル中心の中坊には断然
アメリカ」なのである。

実にあの…意外にも…なサイモンとガーファンクルの
アメリカのカヴァー…。

そしてまた動くイエスを初めて観たのもまさにこの映像。
やはり地元レコード店が主催し、東京から各レコード会社の
宣伝マンを呼んでプレゼンさせた上での「フィルムコンサート」。
そこでこれを観て、またしても途轍もない衝撃を受けるのである。

一番の衝撃は何と言ってもビルブラッフォードの華麗すぎるドラミング。
しかし彼は、72年の秋には既に新生キングクリムゾンに参加し、
欧州小ツアーに傾れ込んでいるから、このフィルムはたぶん
71年中、遅くても72年初めの頃だろう…。

いずれにせよ、ブラフォードの去ったYesに対する気持ちが
以後70%減退し、個人的にはしばしキングクリムゾンに一本化
されるはずが、ここにまたフランクザッパが入り込んでくるわけで、
私の音楽体験は、混乱を極めるというわけだ。

ショート版がシングルで発売されて、翌年くらいにAtlanticの
サンプラー盤に完全版が収録された。このサンプラー盤は
輸入盤なのだが、何故だか、ある地元レコード店が大量に仕入れて、
異常なほど安価(数百円)で販売されたので、当時は、秋田のどこの家にも
一家に一枚で、これが常備されていたように思う。

いずれにせよ、私はようやく、半ズボンにランドセルな姿から、
詰め襟に手提げカバン…やがてこれがMadisonバッグに変わるぞ!ってな時節。
当然ながら、レコードを買うには、昼飯代やバス代を浮かせて
必死に小銭を溜め込んだ上でのこと。

好きな音楽を聴くことは即ち、腹が減ることで、大雨や吹雪の中を
交通機関を使わず、トボトボ歩いた、その代償にほかならないのであった。

Yes - America



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10 Comments

ishi says...""
初めまして。
いつもお越し頂きありがとうございます。
フレクトゴンは重宝しますね!寄りたい時は
私もフレクトゴンです。
なかなかいいレンズですね!F2.8も使って
みたいです!
2016.04.28 22:09 | URL | #Oiw0x10o [edit]
pipco1980 says..."ishiさん 毎度初めまして"
いつもお写真、拝見させていただいております。

単純にゼブラ柄に憧れて購入した第二期のフレクトゴンでありました。
個性の強過ぎるレンズを寵愛する傾向にあるので、この優等生の出番は
あまり多くないのですが、全方位的に頼りになる安心感から、
わりといつもカバンに入ってて、虎視眈々、出番を待ってる
健気なユーティリティプレーヤーというところです。

今後ともよろしくお願いします。
2016.04.28 22:51 | URL | #- [edit]
oyajisann says...""
おりしもイエスの紙ジャケットが貧相な格安BOXとイエスメンバーのソロ+
関連グループの3枚組作品集Many Faces Of Yesを購入。
イエスは久しぶりに聞きましたが意外に軽い?感じがしました。
異論ある方多いけどクリムゾン、フロイド、ELPそしてイエス私的にプログレ
四天王であります。
フロイド以外は密接に絡んでますね。
2016.04.28 23:29 | URL | #eTRrWisM [edit]
pipco1980 says..."oyajisannさん 毎度です"
まあ...プログレって言うカテゴリー自体がハッキリしないわけですから
異論も正論もありませんが、案外英国独自のトラッドと言うか、
フォーキーなところから出発してるのが、4つのグループに共通してますよね。

>意外に軽い?感じがしました

初期のYesの特徴は軽いというより、音が薄いんですね。
一度周到に構築したものを、仕上げる段階でドンドン引き算で
省略してゆく….。だからこその透明感!なのですが、
ブラフォードと、ウェークマンが居なくなったあとは
妙に厚化粧でギトギトな音になって、私は一気に聴かなくたったわけです。
2016.04.28 23:43 | URL | #- [edit]
面白半分 says...""
秋田のどこの家にも一家に一枚
あはは。・・・なんとも恐ろしい時代ですね。

私は「イエスタデイズ」というオムニバス盤で知りましたが
スティーヴ・ハウの”ロック”的なギターが気に入ってます
2016.04.29 01:41 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."面白半分さん まいどです"
結構ね、ZEPにバッファローに、ゴードンハスケル、
カクタスに、Jガイルスに、Dr.ジョン、それにイエス...って感じの
お徳用盤でしたねえ。

イエスは、基本的にそのまんまライヴで演奏できるように
レコードを作るヒト達だから、オーバーダビングも殆んどなくて
ライブでのアレンジ変更もさほどないですし、バンドマン系には
とっても参考になりますよね!スティーブハウのギターは音に
情がなくて嫌いってヒトも多いですけど、歳とともに
いい味出してきてるのになあって思いますね。
2016.04.29 02:45 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."イエス"
高校の頃、ヤング・ミュージック・ショーで、イエスを初めて聴きましたが、
パトリック・モラーツ、アラン・ホワイトの布陣に、海洋地形学がメインで、
何となく冗長に感じて、ハウの「クラップ」だけは、圧倒されて見ました。

数年後に、友人に「危機」を貸り、どうして、もっと早く聴かなかったと、
「イエスソングス」も借りて、しばらく、そのテープばかり聴いてました。

「アメリカ」は、「イエスタデイズ」が出るまで、聴いた人は少ないと、
思っていましたが、シングル盤どころか、ロングバージョンを収録した、
サンプラー盤で聴かれていたとは、おそるべし地元レコード店ですね。

「イエスタデイズ」は初期ベストなので、ハウ、ウエイクマン加入前に、
「アメリカ」も録音したと勘違いしてましたが、途中の展開部分では、
「危機」かと思うような演奏もあり、まさに黄金期のサウンドですね。

ただ、ピーター・バンクスにしても、ハウと同様、軽く歪ませた音色で、
スケール早弾きや、つっこんだフレーズという、かなり似たスタイルで、
この「アメリカ」のアレンジは、初期メンバーでも、ありえたかなと。

ブラフォードは、この頃から独特のドラムで、「こわれもの」「危機」と、
極めた後、クリムゾンで、さらなる高みに行くわけで、アラン・ホワイトも、
上手いドラマーで、フレーズもコピーしてますが、何かが違いますよね。
2016.04.29 10:20 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん 毎度です"
東京と違って、街の規模が極めて限定的なので、気がつけば
ラジオ局もレコード店もそのお客も、みんな知り合いで情報共有?
みたいなところがありましたから、YesならYesの情報が瞬時に
行き渡る!何てことが有り得たわけです。

ギターマジシャンさんに言われて思い出したんですが、そういえば
Yesはデビューアルバム時点で既にEvery Little ThingとかBYRDSの曲とか
バッファローとかカバーしてましたね!

トニーケイもピーターバンクスも良い音出してましたが、返す返すも
グループの肝のブラフォーッドを手放した痛手がデカすぎます。

クリムゾンの方は、おかげであっという間に登り詰めて、早々
レッドゾーンを振り切っちゃうわけです!?。
2016.04.29 11:27 | URL | #- [edit]
バニーマン says...""
あ~、僕が聴いたアメリカはショート版だった!?
今回8:32のアメリカを聴いて、全然知らないギターソロがあってビックリしました(^_^;)

YESは危機しか持っていないので、仕方ないですね。

サンプラー盤というと友人がジャクソン・ブラウンのものを持っていて、これ何?と聞くと、レコード屋さんがおまけでくれたと言っていましたが、こういうものってあるんですね・・・へ~。
2016.04.29 21:55 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."バニーマンさん 毎度です"
現状のCD(SHN-CD仕様)「こわれもの」にBonusTrackで
AMERICA長尺版が、「危機」には短縮盤がそれぞれ入ってますよ!。

ついでに言えばAmericaのシングルB面だった
Total Mass Retainの短縮版も「危機」におまけで入ってます。

因みに本来の長尺盤は10分33秒あります。
映像版はたぶん昔テレビ埼玉が放送したものだと思いますが、
それもやはり頭がちょん切れてましたから….。
2016.04.30 00:09 | URL | #- [edit]

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