ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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危うい個の力

DSC02688s2.jpg
Jupiter9 8.5cm/2(1957)

チューリップって花も、いざファインダーで覗き込むと、
構図的にとっても難しい被写体だと感じた。

本来は、とてもスタンドアローンな凛々しさが
何よりの魅力と思っていたが、
たくさんの花が一斉に咲き乱れてしまうと、
その様相が宝塚かSKDのラインダンスというか、
たとえが古けりゃAKB状態で、それぞれの凛々しさ、
個性が減退してしまって、集団/組織としての
総合的な「スペクタクル」を主張するようになって、
写真としても、観念上の焦点をどこに持ってきて良いのか
さっぱり分からなくなる!

ココはやはり、まずは…「個の力!?」
で、状況を打開できるように、良い準備をして欲しい…

いったい何の話だっけね??


中学のサッカー部で、いよいよ我々の時代の新人戦間近!
という時になって、私は、殆ど奇跡に近い「レギュラー」に選ばれた。

もちろん、11人のレギュラーメンバーの中では、最もへたくそで、
何か粗相を起こしたら、即刻ポジションを失う、危うい立場
であることは、百も承知している。

それでもやはり嬉しくて、天にも昇る気持ちで新人戦を迎えるのだ。

これまで、まさにこの瞬間を妄想し、夢見てきつい練習にも耐えてきた。
何度も、鈍足の自分にサッカーなんて向いてない、
もう辞めたい…そう思ったけれど、苦しさを耐え抜いたまま、
その頂点を未だ観ぬまま辞めてしまうなんて、勿体ないじゃないか!
そう思ってきたところに、不意に思ってもみなかった
レギュラー指名!は、まさに達成感、ここに極まれり!
なのである。

ところが、新人戦が終わると、何だかサッカーに対して、
意欲が著しく減退している自分に気付くのだ。

一旦、達成感と言うか、自分の中の頂点を叩いてしまった
満足感?達成感?...いやいや、まだまだ先がある!
と無理にモチベーションを上げてみても、
なんだかきつい練習より、家で1分でも多くレコードを聴いていたい…
ギターも始めてみたい…そう生理的に望むようになっていたのだ。

結局、サッカー部は辞めずに、3年の夏休みに引退するまで
続けてはいたけれど、当然レギュラーメンバーからは外され、
何だか無気力なまま、短いサッカー人生は終わったはずだった。

さあ、高校に入ったら、音楽人生の始まり!
エレキだ、バンドだ、Go,Go,Go!…

しかし人生はそう思い通りにはならない…。
高校入学早々、中学のサッカー部先輩に捕まり...

「今、サッカー同好会を立ち上げる準備をしてるんだが、
 君も当然手伝え!…だって君は...伝統あるH中サッカー部の
 レギュラー選手だった男じゃないか!!」

俺のロックバンドは? 肩まで髪の毛伸ばして
真ん中分けして、まん丸い銀縁眼鏡を掛けて
ライブハウスに出演する計画は?

帰宅部で、学校終わったらロック専門DJ喫茶で
バイトなんかしつつ、新しいレコードをガンガン聴くプランは??

まあ結局は予定より1年半ほど遅れて、全部一気に叶えるんだが、
入学早々は、人生真っ暗闇な、そんな気がしたのであった。



身を焦がすほど好き過ぎるアルバムって、
自分の場合たくさんありすぎて、とっても困る。

よく「無人島にアルバム1枚持っていくとしたら?」
っていう設問があるけれど、私には残酷すぎて、
たぶん一生かかっても答えなど出せない。
(たぶん百枚でも難しい!)

さて、エルヴィス・コステロが巨匠バート・バカラックとコラボした
アルバム「Painted From Memory」をリリースしたのが1998年。

何せ、若い頃から、ニックロウに始まり、
ポールマッカートニーだのボブディランだのトニーベネット
ダリルホール、アラントゥーサン、ビルフリーセルその他多数の
様々なビッグアーティストとコラボしてきたコステロだが、
バカラックと台頭に渡り合うには、やはりそれ相応の歴史、年輪を
積まねばならぬところだが、彼も丁度40代半ば、
ちょうど良いバランスの、一番理想的な形でのコラボが実現し
完成したアルバムの素晴らしさと来たら、もう、狂おしいほど美しくて、
ポップスの全方向から集められたような、エスプリに溢れた名作。

全て新曲なのに、全くツマラヌ出来の曲はなく、
全てがスタンダードナンバーの風格を、
既に持っていたようにも思う。

そういうわけで、このアルバムを無人島に持っていくか
どうかは別としても、なにしろ死ぬまで、手の届くところに
常に置いておきたいアルバムなのである。

今日選んだ曲=TOLEDO…もしかしたらアルバム中、
最も地味な曲かも知れない。それでもこれだけの完成度である…
もう唸るしかないな!

Elvis Costello, Burt Bacharach - Toledo


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8 Comments

バニーマン says...""
コステロというと最初のアリソンが入っているのと、あと何か2~3枚持っているはずなんですが、ファーストしかまともに聴いていません(^_^;)

彼の嫁のCDも2~3枚持っていたな・・・確か。

TOLEDO、これで一番地味?
さすがバカラックとの共演!

もうちょっと真面目に聴かないと、コステロ!
2016.04.30 21:11 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."バニーマンさん まいどです"
コステロは、どれを聴いても、心臓をワシヅカミされるみたいに
濃ゆいインパクトがありますから、出されたものはしっかり
全部平らげるようにしています。

このコラボでも、コステロらしさが随所にちりばめられ、決して
バカラック翁に力負けしていません。

因みに過去にすっかり、コテコテのコステロ節まで、某マッカートニー翁に
略奪されてしまった苦い教訓、ここではしっかり活かされてますね!
2016.04.30 22:10 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."名手同士"
時代、年齢を超えての名手同士の奇跡のようなコラボ、しかも片やアメリカ、
片やイギリスで活躍しているわけで、どんな経緯が、本当すごいことです。

コステロは、歌だけ、それもバラードであっても、その声で持っていくし、
バカラックは、いかにもの編曲とピアノで、極上のサウンドを出していて、
ほんのちょっとホーンが入るだけで、バカラックの世界だとわかる音です。

今のJ-POPも洋楽も、こうした生の楽器の良い音が消えてしまったと、
DX7のせいか、打ち込みのせいか、小室のせいかと、年寄の嘆きです。

アマゾンのレビューによれば、ジム・ケルトナーが叩いているそうで、
他のメンバーもそうそうたる面子でしょうし、本当、出音が違います。

このアルバム、近所の図書館にあるようなので、ついさっき予約しました。
2016.04.30 23:23 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどです"
おっとっと、初代のDX7に、真っ先に飛びついた私ですが、
じきに辟易するほどのDX7サウンドの、しかも初期プリセットそのままの
洋の東西を問わない氾濫に、ちょっと呆れましたねえ。
ですからDX7を使いつつも、DX7らしくない音作りに腐心したものです。

YouTubeに殆ど出典されてますけど、当時NHKでこのライブが放送されて
ひさしぶりに胸躍った番組でもありました。

図書館ですか….おそらく手放せない盤になると思いますよ!
2016.05.01 00:07 | URL | #- [edit]
MASA says...""
ウチの若い衆が秋田にお邪魔します、J3観戦も面白くアウェイゲームを追って小旅行など一考かと思っておりますが、流石にGW中は厳しいですね。
来年以降なら、スタジアムオフ会が実現するか?もっとも好調ブラウブリッツ秋田のJ2昇格もあるや知りませんし、東京復帰も願う次第です。

しらべの結婚式で“She”を唄う機会はまだし〜ばらくなさそうです。
2016.05.01 10:12 | URL | #0K.AxFoo [edit]
pipco1980 says..."師匠 毎度です"
ガンバU-23のことですね! 

ブラウブリッツに今年あの「マイアミの奇蹟?ゴール」の伊東チャンが
入ったんですよ!まあ、どういうわけか未だ出場機会ないですけど..。
J2昇格!なんて夢のような話ですけど、いかんせんこの北の土地は
バスケと野球部率が全国ナンバーワンに高く、サッカーよりラグビーOBが
社会の中で幅を利かせる風土があって、例の厳しいJの約定に行政が
素直に従う気配なく、住民意識も低いまんま...前途は多難であります。
(川淵サンに一喝してもらわねばならぬかもしれません!)

しらべちゃん...もうそんな何ですね。とっても利発な小学生だったのにね、
こちらも歳とるワケです。そっか、♫She...お得意なんでしたねえ!
なつかしいです。
2016.05.01 10:41 | URL | #- [edit]
yuccalina says...""
毎度です。今頃こちらに書き込んでるのは、迷ってた末だからでして、それは、

無人島にレコードを持っていく

と言うシチュエーションは私的にはあり得ないな~~!といつも思っているということ。もし自らの意志で無人島へ旅立つなら、思い出に浸るようなものは一切持たずに行くだろうし、旅の途中で漂流したら、レコードなんて持ってないよなあ、とかね。

無人島レコードって、前提を考えた人に緩さを感じる。何で無人島に電気が通ってるの?もしや手回し蓄音機を持っていくの?と真面目な?私は突っ込みたくなる(笑)

レコードって結構な荷物だからねえ。それに、波の音や鳥のさえずりをかき消すような音楽は、流したくないなあと思いました。

あ、無人島っていうと何故かみな南の島を連想するのも面白いですよね。極寒の無人島を目指す人はまずいなさそう、、、。

何か記事と関係ない話になっちゃいましたね。すみませ~ん。
2016.05.07 07:11 | URL | #mpJuQrsI [edit]
pipco1980 says..."yuccalinaさん まいどです"
いやあ、そこ来ますか!?って感じでご意見愉しかったです!。
確かに「無人島レコード」なんて、リアリストには有り得ない発想ですね!
面白いです....凄く面白い愉しい!。

関係ないですけど、田舎に住むレコード好きの高校生にとっては
自分の住む街に輸入盤屋がないって理由それだけで、
町を離れる理由になり得たわけで、さらに修学旅行は東京ではなかったけれど
京都と大阪で大量に輸入レコードを買い込んで、周囲に「変人扱い」も
されたりした私は、持って来れるものならポータブルプレーヤーも
持ってきたかった….っていう、そんなバカも存在するってことだけ
ご了解ください!。自分なら無人島に今ならCDプレーヤー必ず
持っていくと思われます!!レコードやターンテーブルは無理ですけど…。
2016.05.07 11:31 | URL | #- [edit]

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