ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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全速力少年

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Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

何故だか絶景の女子高グランド…。
誰もいないのに、カメラを取り出すことに
何故だかとても強烈な背徳心…。

自分が高校生の頃は、ココに限らず女子高の前を
自転車とはいえ、通り過ぎるだけで緊張して、
ドキドキと異常な胸の高鳴りの中、よそ見せず、
もはや一心不乱、進行方向の一点だけを見つめて、
全速力で息もつかずに
「うおおおおお….」と心の中で叫びながら
通り過ぎるのだった….。超純情!

なにしろ、高1のある日、近所に住む女子校に通っている
幼馴染みが、

「同級生がね、あんたにギターを教えて欲しいって云うから
 連れていきたいんだけど、いつ空いてる?」

そういうわけで、日曜の午後、高1の私による
「超スパルタ式エレキギター教室!@私の部屋」
が、厳かに執り行われたのだった。

自分も実は覚えたての
ブルーノートスケールとパワーコード
そして「天国への階段」…。

翌日、幼馴染みが、口をへの字に曲げた
明らかな怒り顔で、私に激しい言葉を浴びせるのだ!

「あんた!、彼女に一体何したのさ!?」

「何って何だよ?ちゃんと教えたよ!」

「はいはい、ギターの話を延々2時間、一方的に喋りまくった
 らしいわね…バッカじゃないの!」

「えっ?駄目なの?…ロック好きだって言ってたし…」

「もう金輪際、あんたになんか誰も紹介してあげないから!」

「……紹介…?」



決して大袈裟ではなく、たぶん40年ぶりくらいで真面目に
ジャニスを聴いてみた。
(BoxSet…いつ頃買ったのかも全く覚えてないが、
 取りあえず、全然聴かないままの5枚組が出てきた!)。

ずっと、バックバンドに恵まれなかった不幸な歌手…っていう、
妙な印象が、わりと強烈に残っていたし、思い浮かぶのは
やっぱりあの「Cheap Thrills」の、まさにチープなサウンド。

ところが、実際にはWoodstock出演前後から、
新しいバンドや作家や、おそらくレコーディングスタッフ等々、
彼女を取り巻く環境が突如一新され、本格的で近代的な
ロックビジネスの波が、まあどちらかと言うと、退廃的で
前時代的な空気の彼女のところにも、やっと吹いてきたのだと思う。
 
だから40年ぶりの「Pearl」のジャニスは、溌剌としていて、
そして明るかった。

映像は1970年6月のもので、同じ年の10月に彼女は
亡くなっているから、最晩年の有名な番組出演。

番組中、彼女は高校の同窓会に出席した話の中で…
自分はずっとクラス、学校、故郷、そして国中の笑い者だった。
一躍スターとなった彼女だが、同窓会でも疎外感を感じた
という、後に彼女をモデルにした映画「ローズ」でも使用された
エピソードを、ここで披露していたらしい。
まあ今なら典型的な中毒症状…それも相当重症の…
って分かるんだがね…。

とりもなおさず、この映像を見るにつけ、ジミヘンや
ジムモリソンも同じだが、70年代という新しい時代に向けた、
変わってゆくその過渡期の伸びしろみたいなものが
ビンビン伝わってくるだけに、もうちょっと長生きしてくれてたら、
別の形でもっと凄かったんだろうなあ!って思わせるほど、
やけにモダンで、どうしたことか、ちょっと可愛い!
ジャニスジョプリンの姿があるワケです…。

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6 Comments

oyajisann says..."訃報"
今年は訃報多くい年ですが70年のあの時は現役バリバリ3人の訃報
に只々びっくりでした。
特にジャニスはこれからの更にって感じだった・・・。
日本ではこの邦題「ジャニスの祈り」がA面(死語)扱いでしたね。
ギター教えてほしいを真摯に受け止めた=生真面目でいらした。
2016.05.30 09:50 | URL | #eTRrWisM [edit]
pipco1980 says..."oyajisannさん まいどです"
恥ずかしながら(?)私は、ジャニスの訃報報道絡みのラジオの
あちこちで盛んに掛かってたこの曲で、初めて
ジャニスの声を認識しましたから
「>只々びっくり」のoyajisannさんはさすがです!
それまではアメリカのヒッピーの、その中でも
やけに派手なおばちゃん?くらいにしか認知してませんでしたから….。

生真面目というよりバカですね。上京後に、島根の娘との初デート?で、
やっぱり渋谷の「ちゃぶ台ロック喫茶(BYG)」で、殆ど会話せずに
何時間もたむろする愚挙を再びやらかして、当然フラれましたけどね….。
2016.05.30 10:32 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."ジャニス・ジョプリン"
ジャニスの曲は、遠い昔、70年代にエアチェックした「サマータイム」と、
「ジャニスの祈り」しか、まともに聴いたことがなく、「サマータイム」は、
すごいハスキーなので、こっちのほうが晩年の作品と勘違いしたほどです。

自分が聴いた「ジャニスの祈り」は、「I can't hear you」と叫ぶ、
このYouTubeのバージョンで、ジャニスの歌もLPより躍動しているし、
ペンタトニックで降りてくるスリリングな早弾きが、今でも好きです。
(チャーの「It's Up To You」のアドリブソロは、パクり疑惑?)
2016.05.30 19:13 | URL | #- [edit]
バニーマン says...""
こんばんは。

ジャニスのレコード(CD)はベスト盤を一枚持っているだけですが、
27歳(28歳?)で亡くなった人間の声には聴こえませんね。
その後、度々現れるジャニス・フォロワーも、みんな何歳か分からない歌声の持ち主ばかりですが・・・(^_^;)

あー、女子高(笑)
僕の中学への通学路は女子高のテニスコートの横でした。
僕が中学在学中の間に、そのテニスコートが見れないようになってしまい、
みんなで“おまえがいやらしい目で覗くからだ”と非難し合っていました。
僕等の責任じゃないですけどね、勿論(笑)
2016.05.30 21:00 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."バニーマンさん まいどです"
なにしろ私も随分久々に聴きましたよ。
確かにサマ−タイムとか祈り、あとロバプラが「貴女を愛し続けて」で
完コピしたって言うBall & Chainあたりはよく耳にするんですが、
ナカナカアルバム単位でじっくり聴く機会がなかったことを少し
反省する今日この頃です。

近頃は、ブルーシートで覆い隠してる女子高のテニスコートとかグランドが
ありますけど、やり過ぎじゃないかなあって思いますねえ。
2016.05.30 22:54 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどです"
335の生音が、意外に良い音してるのに、歪ませると
ナチュラルディストーションな筈なのに、何故ダメダメな音に
なるんだろうか??何て考え込みながら観てましたよ。

I can't hardly hear you ?で始まるのは、2枚組のIn Concert…
たぶん日付が近いんだと思いますね。

Charのは知らないですけど、Smoky Medicine時代の
手癖の名残かも??
2016.05.30 23:01 | URL | #- [edit]

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