ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
MENU

珈琲が好き

angenieuxs2.jpg
P.ANGENIEUX 45mm / f2.9 (1949)

もやっとした感じが、アンジェニュー的ヌーベルバーグ??

まだ学生だった頃に知り合って、結局以後30年も、
親しくさせてもらった、東京・銀座の友人宅に、
学生時代は頻繁に…それ以降もたびたび遊びに行っては、
彼と彼の家族には本当にお世話になって、
その恩は、一生かかっても何らかの形で返さないといけない。
そう心に決めていたのだが…

今はもう私は秋田だし、簡単に墓参りにも行けない…。
まさに痛恨の極みというものだ。

彼は、高校生の頃からのスタジオミュージシャン(ベーシスト)。
誰でも知ってるようなヒット曲に多数関係していたが、
彼が偉いのは、当初から...

「大学を出たら音楽稼業からはスッパリ縁を絶ち、家業を継ぐ!」

と公言し、そのとおりに行動した。

一方、音楽趣味をやめたわけではないし、
何人もの音楽評論家が、彼の元に情報を仕入れにくるぐらいの
英国音楽の情報通だけに、相変わらずレコードは
毎月膨大な枚数を購入していたから、
貧乏な私は、あしげく彼の家に出掛けては、
ちゃっかり未体験の新しい音楽なんかを、
片っ端から聴かせてもらったあと、
まだお互いに酒を酌み交わす習慣はなかったから、
いつも彼の家の隣にあった喫茶店に行っては、
ミルク珈琲を何杯もおかわりしながら、
夜更けまで音楽談義をするのが、まあ日課というか、
定番だった。

喫茶店は「千里軒」といって、アンティークというよりは
戦後すぐに建ち上げた感じの、小津安二郎の映画に登場するような
良くも悪くも「昭和」で「銀座」という風情の喫茶店。

「銀座で2番目に古い喫茶店!」
白シャツに黒ベスト、黒い蝶ネクタイにチョビ髭のご主人が、
そう話してくれた。

「銀座で2番なら、日本でも2番…じゃないんですか?」

と尋ねるが、いつもチョビ髭マスターは

「ウ〜ン、それはどうなんだろね…?」

と、簡単に断定は出来ない…そんな佇まいに、
それ以上突っ込んで質問することは出来なかった。

私は同時に思うのだ…
「では銀座で一番古い喫茶店って…何処なんだ?」

今ならササッとググれば、瞬時に答えは出てくるんだろうが、
それが判明するまでには、実に20年くらい掛かってしまった。

しかも、私は頻繁にその店で「歴史ある珈琲」を
実に無自覚にガブ飲みしていたりする…。

カフェーパウリスタ…。

日本最古のカフェで、文壇や画壇、草創期の映画界の
人々など、時代の最先端の感性に愛されつづけたカフェ。

「銀ブラ」というのは、「銀座をぶらぶらする」ではなくて、
「銀座でブラジル珈琲を嗜む」が縮んだ「粋人達の言葉」だと
主張する向きもあるようだ…。

広辞苑的には単たる風評のようだが…
広辞苑なんてそもそも無粋の権化でしょ?

1978年にはジョンとヨーコ夫妻が、三日三晩通って、
伝統の珈琲「パウリスタオールド」を賞味したと言う。
(今の店長さんが、直接お願いしてサインをいただいたそうだ)

「千里軒」は、とても残念なことに、現在は経営者が変わり、
カラオケボックスに身をヤツしているが…かろうじて「屋号」
だけは残している。逆にそれがちょっと痛々しいのだが...。

一方、カフェパウリスタは現在も銀座で営業中。

懐かしいなあって私が呟いたら、家人が早速出掛けて
送ってくれた…。

何だかとっても嬉しかったな。

なんとしても、友人の墓参りと、カフェ・パウリスタで
「パウリスタオールド」…実現せねばね。

DSC04765s.jpg



久しぶりに昨夜はニールヤングを聴いていた。
好きなアルバムっていうのは、実は日々変わる。

しみじみしたい時もあるし、破壊的にうるさい曲を
聴きたい気分のときもある….。

「〜ゴールドラッシュ」だったり、「時は消え去りて」、
「今宵その夜」だったり…「ズマ」も「渚にて」も好き。

私が中1の時に、秋田放送ラジオのロックの公開番組で
大学生バイトDJのお兄さん(この方も亡くなられたと最近訊いた)が、
ある日、ギターでこの曲を唄ってくれて、私は何だか
異常に感動したんだけれど、ニールヤングの唄ってのは
分かったんだが、タイトルが分からない。
その翌年あたりに、CSN&Yの2枚組のライブを偶然借りれて
聴いてたら、突然この唄が出てきて、まあ感動の再会だね!

そうしたことがあって、私の中ではニールヤングの数多ある
名曲の中でも、これは特別な1曲=名曲中の名曲でもあるのだ。

Neil Young - Cowgirl In The Sand

にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ
スポンサーサイト

10 Comments

瑠璃絵 says...""
オオォォォ-いい写真です
そしていい家族ですね
珈琲にはきっと愛情の
スパイスも入ってます
美味しいと思います
2016.06.29 16:49 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."瑠璃絵さん まいどです"
なんかね、この古いフランスレンズを使うと、
浮世離れした描写になって、面白いんですよ。
何だか「魔界のヤートセよさこい」みたいでしょ!?

結構、銀座って想い出がたくさんある場所なんで、
さすがに感傷的になりますね。まあなにしろ、
カラスとネズミは、食いもんが良いので
やたらデカいです!。


2016.06.29 18:59 | URL | #- [edit]
oyajisann says..."ニール"
偶然やっと購入したCSN&Y1974聞いてますがこの3枚組にも
ニールの未発表曲収録。
未だ現役バリバリで多作の上にアーカイブだのどれがどれやらですが
個人的にお小遣い溜めてやっと購入のアフターあたりに愛着感じます。
偉大な鼻声のアーテイストですね。
2016.06.29 20:19 | URL | #eTRrWisM [edit]
pipco1980 says..."oyajisannさん まいどです"
ビートルズのディスコグラフィーを睨みながら、様々な形で
「制覇」していくんですが、それも大体完了して、さてその次…
って時に、我々世代は大体ストーンズに行くんでしょうが、
私はニールヤング周辺…が主な力点でしたね…。

「1974」なんか聴いたり映像をみても、他のメンバーはちょっともう
既に厳しいかなあって感じですけど、ニールだけは別次元の現役感
を醸し出していて、それがまた凄かったりします。
2016.06.29 21:21 | URL | #- [edit]
面白半分 says...""
最初聴いたときはヘンな声と思い
いまだにそう思っているのですが
あのジャンガジャンガ弾くギターと共に
どうも抜け出すことのできない不思議な力がありますね。

2016.06.29 22:13 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."面白半分さん まいどです"
まだ中坊の頃は、マーチンの時とギブソンの時の
豹変ぶりと言うか、二重人格的なギャップに、
ナカナカ付いてゆけませんでしたが、
ジャンガジャンガ….あれはあれでおっしゃるように
妙にクセになるんですね!。
鮒鮨と言おうか、くさやの干物と言おうか…??
トッドラングレンなんかも、そうした側面ありますね。
2016.06.30 12:24 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."ニールヤング"
クレイジーホースの爆音だったり、CSN&Yでは予定調和のハーモニーに、
荒々しさやエレキの音を追加するという印象ですが、アコギも得意でした。

しっとりとも弾けるし、強いストロークも聴かせるし、見事な演奏ですが、
歌声が、こんなにソフトだったっけと、ちょっと意外な感じもしています。
2016.06.30 23:07 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどです"
アフター・ザ・ゴールドラッシュとハーヴェストの間の時期には
この映像(Massey Hall Live)のような、ライブハウス規模の
アコースティックライブを数多くやっていて、しっとりしていて
ナカナカ良いです。かつては海賊盤でしか聴けなかった貴重音源が
近年はアーカイヴシリーズで、続々発売されてますので、
まあ...良い時代になりましたね。
2016.06.30 23:41 | URL | #- [edit]
yuccalina says...""
今頃になってスミマセン。

銀座のヨガスタジオにほぼ毎週行ってますが、カフェ・パウリスタ行ったことないです。今度見に行ってみよ~かしら。
銀座と言えば、30年くらい前、寺田寅彦の随筆に出てきた『ジャーマン・ベーカリー』を探したことがありますです。当時同名の喫茶店は存在していたものの、寅彦が通ってた店と同じだったかは不明で、98年には閉店してしまいました。

現在の銀座は外国人、特にチャイニーズに占拠されてしまった感じです。歴史の重みとか、高級感がなくなったっつーか、町の雰囲気も変わってしまいましたわ。
2016.07.08 19:39 | URL | #mpJuQrsI [edit]
pipco1980 says..."yuccalinaさん まいどです"
こんちは!
yuccalinaさんの記事にどうコメしようか?
さんざん考えてもまとまらず休憩中に、
不意に脇腹を突かれた感じです(笑。

私もしばらく言ってはないですけど、家の者の話では、
78年当時の店長さんが今も店にいて、気さくに昔話(特にJ&Yあたり)
をしてくれるそうで、ホッと息をつける場所だそうです。

まあCh's(?)はモハヤどこにでもいますし、
こんな北の辺境にもたくさんいます。
「るつぼ」を楽しみましょう!。

2016.07.08 20:24 | URL | #- [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://pipco1980.blog.fc2.com/tb.php/750-bdaf9b7f
該当の記事は見つかりませんでした。