ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
MENU

怪奇骨董鏡玉筒

DSC05131s3.jpg
LEITZ- ELMAR 9cm/4 (1936)

古道具屋経由で、ほんの居酒屋晩酌セットな
価格で買えたライカ(Ernst Leitz)のレンズ
エルマー9cm…。

当初はヘリコイド(ピントリング)が固まってピクリともせず、
どうにもこうにも使えないジャンク品!と目されたが、
付属の前後純正メタルキャップだけでも
「充分な価値あり!?」と、納得のうえ購入
(キャップは後年の量産品だが…)。

すっかり固着してしまった蜂蜜の蓋を
強引にこじ開けるように、駄目元で「フンッ!」と
腕力(かいな)を振り絞ったら、「ピキキキ…」という、
イヤな音がしたあと、あれあれ…
すんなりと適正な重量感で回転するようになって
ピントもバッチリあわせられるようになった。

このレンズだけなら、俗にいう、家が買えるほどの
価値ではなかったとは思うけれど、それでも
支那事変当時の、秋田の奥地の山の一つ、
田んぼの一反くらいは楽に買えただろう価値の
ナチスドイツレンズを「壊れて元々、えいやっ!」
って具合に、暴力的にこのレンズを取り扱った者も、
たぶん、いや間違いなく、一人もいなかっただろうな…
ゲシュタポに見つかったら、確実にアウシュヴィッツの
ガス室送りだなあ(同盟国の日本人ではあるけれど…)
なんて、オバカな妄想などしてみたりする…。

きちんと動作するようになったとはいえ、
いかんせん昭和11年製の、とても古いものだし、
F4~と暗めだから、立体感もさほど感じられないが、
無限で使う分には(つまり遠くの景色を撮る)
普通によく写るレンズだと思う。

分解掃除および再研磨等に出せば、より良く写るように
なるかもしれないが、元の値段が値段なだけに、
その数倍ものコストをかけて、リペアーするのも
「なんだかなあ…」であったりするのだ。



怪奇骨董音楽箱…といえば、ご存知ジェネシスだけれど、
ちょっとここ最近ジェネシスを聴くのは、フィジカル&メンタル
両面に渡ってハードだから、必然的にピーターガブリエルを聴く機会が多くなる。

昔…といっても90年代だが、めずらしく家族3人で武道館なんて言う
畏れ多い場所にピーターガブリエルを見物にいった。
実は過去にロンドンでも、ミラノでも彼の公演に出掛けているから、
この初来日が、私には3度目となっていた。

私は認識していたけれど、武道館で家族は初っ端から
ある洗礼を受ける。

何しろ彼は、厳格な貴族の生まれのイギリス人であるからして
空気に拘らず時間が正確。午後7時開演と言ったら、
まだ客電が煌々とついていて、客席が埋まってなかろうがどうしようが
構わず「開演」する。

日本公演初日は、まだ1ベルも2ベルも鳴らず、お客はまだロビーで
関連グッズの買い物をしてたり、トイレに行ってたりで客席はまばら…
それでも私は家族に「油断するな!始まるぞ!」と言うが、
信用しない。

ステージではバラバラとローディによる楽器のチェックが続いてる…
と、思ってたら、いつのまにかバンドのメンバーに入れ替わっていて
いきなりCome Talk To Meのイントロが始まり、
ガブリエルが突如登場して歌い始める!まだ客電も消えておらず、
お客は「えっ、なに?始まってるの...?」って感じ。

「なっ、覚えとけよ、英国人のこの頑固で意固地な気質!」
「わかった!一生忘れないよ。凄いねイギリス人」
「うむ」

ところで、家にはAKAIっていうメーカーのサンプリングマシン
があって、あれこれ試した後、結局このマシンは、
Yamaha CP80っていうエレクトリックグランドピアノの音を
鍵盤ごとにサンプリング(マルチティンバー)して、
まさにこの曲用にチューンし、当時の自分の十八番のこの曲を、
いつでも弾き語れるようにしていたのだが、
今考えるとオバカに相違ない!

そういうわけで、私が弾き語りが出来る数少ないピアノ曲...
ご本人的にはこの「洪水襲来」、この世の終わりのそのときに
静かに流れる「蛍の光みたいなレクイエム」…
として作ったのだそうだ。

Peter Gabriel - Here Comes The Flood [洪水襲来]


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ
スポンサーサイト

6 Comments

瑠璃絵 says...""
晩酌セットでレンズ買えるんですか?
セットの酒は古酒、ツマミは珍味
それはお買い得でしたね
羨ましい
2016.07.20 09:58 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."瑠璃絵さん まいどです"
おはようさんです

壊れて全く動かない前提でしたからねえ。
あのメーカーは、キャップだけでも純正品は結構なお値段しますから
キャップ代だけでも既にお安い買い物!って思ってたら….
まあお得でした。

ちなみに憧れの最新ライカ(エルメスエディション)+単焦点レンズ3本付きは
定価525万円(ヤフオクだと600万以上)....ため息...です!
2016.07.20 11:14 | URL | #- [edit]
oyajisann says..."プチご無沙汰です"
プチご無沙汰です。
ジェネシスはフィルコリンズのそして3人から本格的に聞き始め
ピーターさんも正直スレッジハンマー当りからまともに聞き出した。
ジェネシスって新旧メンバーソロも聞いて見ると面白いですね。
すべては聴ききれないですが・・・。
2016.07.20 20:32 | URL | #eTRrWisM [edit]
pipco1980 says..."oyajisannさん  毎度です"
こんばんは
私もそんなにジェネシス暦は古くなくて、Watcher of the skyから
始まる方の「ジェネシスライヴ」のメロトロンに圧倒され、それから
しばらくして出た「幻惑のブロードウェイ」で完璧に打ちのめされた
にも拘らず、ピーターガブリエル脱退….。あとはピーガブの
最先端サウンド一辺倒!って感じで。自分にとって全く別格の
アーティストの一人です。
2016.07.20 21:07 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."ガブリエル"
イケメンでありながら、顔をグチャグチャにしてコウモリやひまわりになる、
そんなピーターが、ビリージョエルに続き、ショーン。コネリー状態でして、
それでも歌声は昔のまんま、フィルコリンズには再現できなかった声です。

初期ライブは、ギターの音がしょぼくて、セコンズアウトは、ブラフォード、
チェスタートンプソンも加わり、ギターも鍵盤も進化した音になりましたが、
いかんせんピーターがいないわけで、月影やブロードウェイの頃のライブ、
NHKFMで流れた音源の完全版とか、ライブ全部の映像はないでしょうか。
2016.07.20 22:01 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん 毎度です"
「ブロードウェイ」辺りの相当良質なライヴアーカイブは、
箱ものですけど、90年代に結構出てますね。
ウルトラ高音質で、内容も完璧な海賊盤もありました….。
とはいえ、真価はやっぱりGabriel 1.2.3.4.So…というところです。

かつて彼は「ギターソロなんて時間の無駄でしかない」
っていってた事があって、なるほど彼の一分の隙もない緊密で完璧に
構築された音世界を聴かされるにつれ、前言も認めざるをえない心情に
至るわけです。

2016.07.20 22:30 | URL | #- [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://pipco1980.blog.fc2.com/tb.php/760-e66b020d
該当の記事は見つかりませんでした。