ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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夏祭りの神髄!

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Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

いよいよ夏祭り全開…。

東北の短い夏の、とてつもない燃焼力…!
冬だったらとっても暖かいんだけどね…。

「恋」っていうのは、人間の動物としての
強烈な生殖活動(または衝動…)で、
優れた子孫を残す為の発露であるらしい。

そうした意味では、この町のお祭りは
とってもわかり易い。

力自慢の男子は、巨大な山車(ここではヤマと呼ぶ)を
勇壮に動かし、マッチョをアピールする。

しかしそれだけではないところが、この町の...
いやたぶん日本のあちこちでは当たり前の
素晴らしい光景で…

非力な者は、ヤマを誘導し、
知性とリーダーシップをアピールする。
あるいはお囃子の一員として、または他を圧倒する
創造性を発揮した、豪壮なヤマを作るといった
芸術的才能も、男子の重要なセールスポイントで
あるかもしれない。

当然女子は華麗に舞い、女子力をアピールするのだろうが、
同様に、甲斐甲斐しく裏方として雑事などマネジメント
するのも、一家の重要な担い手、戦力として
大きな魅力に違いない。

そうした観点で、お祭りを見物していると、
一つ一つがとても人間的な、「愛」に溢れているように
思えるのだ。

縦社会があって、横社会があって、
些末な差別なんかもあるんだろうが、
往々にしてとてもうまく折り合っていて、
村を構成し、そして最大のページェントが
村の規範に基づき、長老も親達も見守る中での
巨大婚活パーティ…。

ちなみにもう40年近くも前に、私は長髪にアロハシャツ
なんか着込み、夜なのにサングラスなバンド仲間らと、
8km離れた隣町から、ひやかし(?)でやってきたら、
いきなり、村のマッチョな法被軍団に襲われ、
多勢に無勢...完膚なきまでボコられた。

「髪切れ、馬鹿野郎!」

イージーライダーかっての!?

何となく何となく、長髪の歌舞いた感じのよそ者...
潜在的に、招かれざる客だったわけだね…我々は…。



70年代、私が高校生の頃にNHK-FMで放送してた
音楽番組に、メインパーソナリティで出演していた、
当時はサンディ・アイ(!)さんによる、
その堂々たる唄っぷりや、細野サンや久保田麻琴氏、
四人囃子なんかとの親和性というか、
何にでも化けきる器用さ、プロ根性みたいなものに、
とても敬服していたのだが、
すぐに久保田麻琴氏と結婚したことで彼の夕焼け楽団、
もしくはサンディ&ザ・サンセッツの、
いわばバンド都合な制約に縛られる事になって
「なんだかなあ…」「ちょっと違うよなあ…」
って思っていた。

それが突然90年代になると、アジアの歌姫的な立ち位置では、
押しも押されぬ日本代表な歌手に変貌していた。

まさに前回のピーターガブリエルが提唱し、大借金を抱えてまで
興した壮大なプロジェクト「WOMAD」!.

それまで「民族音楽=エスニック、フォルクローレ」とされた
音楽や芸能を、「ワールドミュージック」としてレコメンドし、
そのレコード、コンサート、フェスティヴァル等をサポートする
WOMADプロジェクト。

そうした地道な努力が徐々に実って、ようやく
世界的なワールドミュージックブームに発展した頃、
サンディは、その日本代表として、唯一日本で開催された
「WOMAD横浜」でも、抜群のしきりを見せていたと思う。

ところがしばらくすると、ポールサイモンの「Call Me Al」の
曲だったかアルバムそのものだったか忘れたが、
アフリカの太鼓隊をスタジオに呼んできて、
そのリズムそのものをアルバムカラーに用いて
グラミー賞を獲得などすると、いつしか

「音楽による途上国侵略」
「歴史文化の収奪・盗用」
「白欧思想による傲慢な覇権主義」

等々、非難されるようになって、「WOMAD」ならびに
「ワールドミュージック」自体が、急速に
衰退する事になってしまった。

サンディさんは、ハワイ育ち(生まれは田無!)で、
当時から自らを「パシフィカ」…つまり「太平洋の子」と
名乗っており、この曲もあの「コーヒールンバ」を、
インドネシアの大衆芸能ダンドット(演歌みたいな感じ)風に
アレンジして、もちろんインドネシア語で唄うというスタイル。
(コーヒールンバ=元々はベネズエラの作曲家による曲)

逆にエルフィ・スカエシあたりの本場ダンドットの重鎮歌手が、
フランク永井の曲をダンドット風にカバーしてみたりと、
こうした文化交流は、とっても良い事だなあと思ったのだが、
「文化の侵略かあ…??」。

そういうわけで、TV出演時のコーピーダンドット。
渡辺香津美サンとのコラボだが、
正直あまりバンドと噛み合っていたとはいえないのだが
そこをなんとかしてしまうのがサンディさんのプロ根性!
さすがだ!...取りあえずテレマカシ…。

SANDII -Kopi Dangdut


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8 Comments

瑠璃絵 says...""
副演芸長のタスキうけます
私が初めて日本酒を一気飲みした祭りです
ちょうど50年になります
半世紀、時代は変貌しましたが
祭りは同じですね
2016.07.22 09:11 | URL | #- [edit]
yuccalina says...""
毎度です。

何でもブームになると難癖つける奴がいるもんですね。

グラミー賞って権威がついたらミソも付いてしまった的な?悲しいものです。
そっか、当時は何で盛り下がってったのか、余り理由も考えてませんですた。でも、ブームが去っても聴き続けた人々はいるし、現在でも、英語圏外のアーティスト達が日本でコンサートをする環境はありますよね。ワールドミュージックブームで蒔かれた種のお陰はあるんじゃないかな?
2016.07.22 10:14 | URL | #m4eMmiUY [edit]
pipco1980 says..."瑠璃絵さん まいどです"
こんにちは

そうですか。一気呑みされましたか。
自分もこの祭りではないですが、最初の時は、
もう金輪際酒など呑むものか!って思いましたけど….ね…。

昔は、随分深夜の、こっちもそれなりに出来上がってる時間帯に
繰り出す祭り?って印象が強いですから、若衆に襲われるのも、
まあ当然の成り行きかも…ですね。
2016.07.22 10:30 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."yuccalinaさん まいどです"
パキスタンの至宝と云われ、コワモテのヌスラットが、
実は意外とお茶目なオッサンだってのがわかったり、
WOMAD横浜は、様々な思い出を残してくれたような気がします。
山下公園近辺をウロウロしてるだけで、あちこちの木陰で、
様々な国の音楽に触れられて、とても幸福な気分、フェスでしたね。
またやってほしいなあ….無理か!?
2016.07.22 10:50 | URL | #- [edit]
さとこ申します says...""
まさかサンディさんを他の方のblogで拝見できるとは…

小学生ぐらいのときに『グッバイモーニング』にハマり、
社会人になってパシフィカでCDを集め始め、
nhKのフラ番組も、テレビの前で一緒にレッスン受けてました~

非難されていたの知りませんでしたが、
確かに、御主人プロデュースの時より、私は今の方が好きですね(^ω^)

またおじゃまさせていただきます。
ありがとうございました。
2016.07.22 13:08 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."さとこ申しますさん(はてるまさん?) 毎度です!"
これは筋金入りのサンディさんマニアですね!
私は、サンセッツの時代もぼちぼち聴いてましたけど
やっぱり「マーシー!」からが決定的にハマりましたね。
「パシフィカ」大好きです。
渋谷でフラの先生をしてるって聞いてはいましたけどね
そっち方面まではナカナカね…。

サンディさんが非難を浴びたわけではなくて、彼女は最初から
「パシフィカの子」ですから、環太平洋全体が地元でテリトリー
なわけですし、特にインドシナや沖縄なんて、チャンプルの
混ぜこぜが立派な「文化」ですから、白欧主義なんて
てんでお呼びじゃないわけです!。

今後ともよろしくです。
2016.07.22 14:21 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."夕焼け楽団"
久保田真琴と夕焼け楽団は、土着のブルースとか、スワンプミュージック、
それこそ、ザバンドやリトルフィートの路線だと、勝手に思っていたので、
サンディー&サンセッツは、時代の流れでお洒落なバンドに方向転換したと、
これまた勝手に思いましたが、音楽的には、そんなに違わなかったような。
(ザ・ジャムからスタイルカウンシルという極端な例はまれですよね)

渡辺香津美は、教則本も愛用したし、レコードやCDも持っていますが、
どうも、他流試合というか、別のフィールドへ行くのが好きなようで、
失礼な言い方でしょうが、調子こいてんのかと思うときも、多々あります。
2016.07.23 12:30 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどです"
たぶん麻琴さんらのコンセプトは、時代の最先端音楽….ってことに
なろうかと思います。70年代中期なら、それがアーシーなスワンプだったり
セカンドラインや沖縄だったりしたわけですが、80年代になると、
ポストパンクであり、オルタナティブだったりと、変幻自在というより
好き!を追っかけてたら、そうなったって気持ちは自分にも
とてもよく理解できます。
ジャムは元々がモッズを標榜するバンドですから、R&Bの英国流解釈が生命線。
スタカンは、ピアノを入れて音を整理しただけで、実際にはあまり変わったって
印象は無いです。ジャム後期は、黒い戦争とか、ムーヴオンアップとか
カバーして、ほとんどソウルバンドでしたしね。

香津美さんは上手なんですが、何か大事なものをいつも忘れてる気がして..
ノリが…違うのかな??
取りあえず、驚愕したのは、L-5の音程が気持ちいいほど合ってる….
そこに尽きますね!
2016.07.23 12:48 | URL | #- [edit]

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