ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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泡の時代の小さなお話

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Enna-Werk München 'Lithagon' 3.5 / 35 (Early-1960's)

超天然のリノベーション・オフィスビル(!)らしい…。
うーーーむ、お洒落だ!?
相当手はかかりそうだが、良いオフィスになりそうな予感…。
って、現在、何のビジネスもしてない自分が云う話じゃないね。



自分らは一応、バブル世代…なのだそうだ。
その割には、大してその恩恵を受けた覚えもないし、
当時の不動産屋や證券屋みたいに、1万円札を派手に
ばらまきながら、銀座辺りで豪遊した記憶もない。

わずかに思い出すのは、大して持ってはいなかったけれど
何となく持ってる気分になって、あと先考えずに
クレジットカードを振りかざしてみたり、
ほぼ毎晩立ち寄るカウンターのみの小さなスナックに、
ひと月だけ試しに「カード払い」をしたら、
請求金額が40万円ほど..。ちょっとだけ慌てつつ
「もうやめた、行かない!」ではなくて
「もうカード払いはやめた…」だから、
ちっとも懲りてないわけだ。

そんな調子で毎晩、終電過ぎまで呑んでいて、
駅前でタクシーを2時間も待って乗りつつ、
電車なら200円程度の距離を、わざわざ首都高に乗って、
1万円掛けて帰宅したりと、今考えればメチャメチャ…
充分に狂乱の時期ではあったようだ。

この時期は思い出したらきりがないほど様々な
「ばかな話」が尽きないけれど、ふと思い出すことになったのが
かつての部下「K君」のこと。

今は、千葉の我孫子というところで、
地元の農作物や、諸々の物産の「ネット販売」や「道の駅」的な
直売所を多数建ち上げて、ナカナカの年商を挙げている会社の
社長さんらしい。

実は昨夜も彼から電話があって、私の体調をやけに気にするので、
何だどうした?と訊くと、私の体調が良ければ、
是非仕事を手伝って欲しい。企業をもう一段スケールアップ
したいが、既に自分の能力の限界を越えてしまってるようで
信頼できる牽引人、適任な企業コンサルタントが絶対必要…
しかしそんな人材は、Pさんの他に知らないし、
昔の恩義もある…ということらしい。

もちろん今はまだ…と固辞した上、
自分の限度を超えていると思うなら、無理に大きくするな!
現状維持で、業務の取捨選択を速やかに行うべし!的な
ことを助言させてもらったが、ところで、恩義って?何だっけ?
というと、彼は昔話を滔々とし始めたのだ。

Kは、業界でも噂の問題児(?)のその男を知っていたし、
興味津々だったけれど、まさかその男からKに直々連絡があろうとは
思わなかった。男は単刀直入にKにヘッドハンティングを仕掛けてきた。

「君の仕事ぶりには注目している。君の能力を最大限活かせる職場は
 残念ながら今、君がいる会社ではなく、私のところ以外ないはずだ!
 それは君にも分かってることだろ...」

Kは即決で了承したらしい。
給料は現状維持だが、実績とそれに伴う役職によって収入は拡大する…

上司となった男は,Kに対して何の指令もせず、
ただ、好きなように自分で考えて動いてみろ…
それだけ云ったそうだ。

1ヶ月経つと、まだ利益獲得までは行かないが、
有力な得意先が相当数増えていた。

するとKは上司の男に云った

K「この会社…バンスって出来ますか??」

男「いくら?」

K「300万…結婚するので、式の費用です」

男「分かった。社長に相談するけれど、たぶん月5万、
  給料差っ引きで5年間…それで良いか!」

K「願ってもないです。恩にきます」

しばらくして、給料日に5万円が引き落とされてないと、
Kから申し出があった。上司の男は面倒くさそうに答えたらしい。

男「ああ、お前の給料なあ、営業手当5万支給のこと云うの
  忘れててな…そういうわけだから…よかったな…」

Kは一生この会社に骨を埋めるぞ!と決心したらしい。

ところが、返済し終える前に、Kはなんと離婚…そして翌年再婚!
Kは完済を待って再び追加バンスをしてもらおうとしたが、
その頃はもうバブルも崩壊!とても大金を融通する余裕は
会社になく、要求の半額くらいが精々で、やむなく地味婚へ...。

今更だが、文中の上司の男とは私である。



実はXTCの曲で、長いことこれが一番好きだなあ!
って思ってたのがこれ!

一応トッド・ラングレン=プロデュースの意匠がくっついてるけれど、
いかにもトッドが嫌いそうな、XTC的なおもちゃ箱ひっくり返しの
それが整理されないままゴチャゴチャしたサウンド。

たぶん、アンディによる自宅録音デモテープそのままで、
トッドの手は通過してないと思う。
実際にアルバムには含まれず、GRASSの12”シングルのB面に
ひっそりと、殆どどさくさ紛れ的に発表されたもの。

しかしそのゴチャゴチャの中に、彼ららしい音楽の幅広い知見(憧憬かな?)
が溢れていて、かなり病的な音楽マニアぶりが伺えるのだが、
そう云う島国根性的偏執具合が、オーガニック志向のアメリカ人気質の
トッドには全然理解できなくて、やがて(既に?)大喧嘩に発展する…
というのが如実に分かる曲。

ソウルとかファンクへの偏執狂的愛情+サイケにブリティッシュポップ…
そんな感じ「最高!」
XTC - Extrovert  


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6 Comments

oyajisann says..."今晩は"
今晩は体調如何でしょうか?
英国ってあの狭い国土にブルース狂やソウル・ファンク凶他
偏執凶のアーテイストが至る所に何故多くいるんでしょうね。
あの広大な米国では英国と異なる偏執凶のブライアンやトッド
やDバーン他少数。
別に英国が優れてると言う気はないですが不思議です。
私のアンテナ不足かな?
2016.10.07 20:28 | URL | #eTRrWisM [edit]
pipco1980 says..."oyajisannさん まいどです"
気管支炎が落ち着いたなあと思ったら今度は本格的な風邪みたい…困ったポンコツ野郎っす。

河内音頭のね、有能な歌い手は、いつも河内の人じゃないんだって訊いたことがあります。
「ハイサイおじさん」を最初に流行らせたのは、久保田麻琴氏です。
ブルーアイドソウルって云うのも、基本は英国人でしょう!?
最もアメリカのルーツ音楽っぽいThe Bandは、一人を除いて全員カナダ人。
そう云うことじゃないですかね….憧れが強い、客観的…ですから日本人も頑張らねばね!?

ブライアンは逆に英国のビートルズの環境に憧れつつ、強烈に嫉妬していたし、
トッドは白人なのに、黒人音楽ばかり愛好していた…。
Dバーンは….よく分からないですが、桑原茂一を尊敬してるだとか、
日本でガムランを知って、突然バリ島に出掛けてみたり不思議です….。

なにしろアウトサイダーでいることが、偏執の源であるような??










2016.10.07 20:59 | URL | #- [edit]
ノエルかえる says..."トッド・ラングレン"
こんにちわ、XTC ファンです。
これは、トッド・ラングレンのプロデュースです。
ドラムも、プレイリー・プリンスだし、
トランペットには、サンフランシスコのデイブ・バンディジケイト
Dave Bendigkeit 。
ギターのソロも、アンディ・パートリッジのとデイブ・グレゴリーのと。
キーボードは、トッド・ラングレンでしょう。 
Andy: “Originally for Skylarking: It's the only vocal I ever did while drunk. But this gives me the opportunity to finally thank Todd Rundgren for producing that album and ask him to forgive me for making it appear that I did not like him.” 

もうすぐ、スティーブン・ウィルソン編集の5.1サラウンド版もリリースされるので、宜しければ、そちらもどうぞ。 

では、
2016.10.08 15:29 | URL | #Io.7.6BE [edit]
pipco1980 says..."ノエルかえるさん まいどです"
なるほどそうでしたか!
情報ありがとうございました。
アンディのコメントが秀逸ですね!
2016.10.08 20:27 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."ソウル・ファンク"
これまでpipco1980さんのブログで、紹介してもらっていたXTCの曲は、
ビートルズ的や、サイケ、プログレ系でしたが、これはファンクですね。

ただ、さすがというか、80年代洋楽ヒットになりがちなサウンドのところ、
エイドリアン・ブリューを擁したクリムゾンの匂いも、かもし出ています。
2016.10.09 07:26 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどです"
ホントに、どれを聴いても出典元が分かるような、マニア心をくすぐるサウンド満載で
いつも「にやり」とさせられる希有なバンドです。勿論サンプリングとか模倣とかって云う
ベタなレベルではなくて、深い造詣と愛情を感じさせますから、
これはもう流石というしかないです。

ロバートフリップは、新クリムゾンの構想も含め、当時のXTCサウンドの要
バリーアンドリュースをヘッドハンティング!実際にはこれはクリムゾンには
到らず、彼のリーグオブジェントルマンになるわけですが、XTCサウンドが
フリップに何らかの影響を与えたのは間違いないです。

ちなみに最初の来日公演時は、Pモデルが前座でした!彼らも当時は
XTCチルドレン!
2016.10.09 09:54 | URL | #- [edit]

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