ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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カラッポの美術館

DSC06345a1.jpg
Ernst Leitz Wetzler 'Summar' 5cm / 2(1937)

この季節に、何だか有り難いくらいの
鮮やかな紅色。
自然の贈り物だね…ナナカマド。

写真奥の舟の舵窓みたいなのは、今は中身が移転してしまって
カラッポだけど、本来は藤田嗣治の巨大壁画「秋田の行事」を
展示する為に作られたと云っても過言ではない建造物。

生前の藤田の意向により、壁画を大空間に展示し、
上方から自然光を取り込むべく、
特殊な形状の吹き抜け屋根に並べた舵窓から、
絵に対して間接的に挿し込む柔らかな光が
とても心地よい構造となっていたと記憶している。

我々はこの独特で異様な雰囲気の建造物と、
道一本隔てた小学校の、まさに建物と対峙する校舎にいたから、
毎日、刻一刻と完成してゆく建造過程を眺めながら、

「なんだか随分威圧的な建物がお隣さんに出来たなあ…」

っていう、ちょっと迷惑かな?っていう心境だったような気がする。

今はこの建造物とは別の場所に、やけに貧相な美術館(個人の主観です)
が新設されて、作品群もすべてそちらに移動した。

今、首都の方で問題になってるような、
何でもかんでも古くなったら、本来、耐震設計等々
手直しすれば良いだけなのに、何故だか予算を
湯水のように使い、全く別の場所に、新しい施設を作る…。

行政は、レガシーだのレジェンドだのと高らかに叫ぶのに、
本物のレガシーは片っ端からぶっ壊す!。

当美術館は、たぶん解体にもそれなりに莫大な予算が
掛かるからだろうから、今になって慌てて、
「レガシーの有効活用」を行政側は模索してるようだが、
それは新しい施設を作る前に、結論づけられてなければ
ならないことで、何だかとてもダラシナイ所業に思う。

ここまで個性が強い建造物を、他の用途で使うと云うのは、
相当困難だと思うし、ナカナカ良いアイデアは浮かばない。
美術館は美術館でしかないけれど、こんな北のはずれの
地方都市にも、それはもう大小、お腹いっぱいなくらい存在する…。

なかば無理矢理だが、捻り出てきたのは、

オペラハウス

この地方は言うに及ばず、この国全体を見渡しても
絶対的に不足している施設。

未来のこの都市の文化的方向性を模索する意味だけではなく
本式のオペラやミュージカルを上演できるオケピットを備えた
高階層まで吹き抜けのオペラハウスは、招聘する演目にもよるけれど、
他県からの集客誘致の意味でも有効ではないかな…と思う。

道を隔てた向かい側には、間もなく3000席超の大ホールが
出来ると云うから、こちらは500〜800席程度の小ホールでも
圧倒的な外装の威容もふくめ、格調高い雰囲気が醸し出せるのではないか?

しかし、問題は新設ではなく、改装を含む
リノヴェーション….それにこの街の為政者、
行政はどの程度本気になれるのか疑問?
また、常に行政の御用機関でしかない地元メディアは、
そうした有機的な世論を、きちんと形成出来得るのか?....
そっちの方が案外ミモノだったりするな。



Avalon以降の、やけに分別臭くて、インチキくさい
ブライアン・フェリーに較べると、この時代の
猥雑きわまりなく、バタバタ&クネクネ落ち着きがなくて
全く何をやりたいんだかさっぱり分からないけど、
その暗闇をみんなで楽しみながら、未来へ進もうとモガいてる
ロキシーの姿が、私はやっぱり好きだ。

この曲は問題作“Country Life"の中心曲で、
最も緊張度が高いOut Of Blueの濃密な演奏のあとに、
ふうっと緊張を和らげるようなのんびりブルースナンバー。
この辺りもロキシーは大人のロックバンドとして、
巧みだった気がする。

まっ、聴いてるこちらはまだ高校生だったけれど、
結構、夢中になって聴いてたな。おっ!ウェットンがいる!
クリムゾンがタコメーターのレッドゾーンを越えてしまった
直後だね…たぶん。
ROXY MUSIC - IF IT TAKES ALL NIGHT


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6 Comments

バニーマン says...""
こんばんは。

初めて見たフェリーは、多分NHKのヤングミュージック・ショウで、
フェリーのソロ・ライブだったと思います。

フェリーは英国を代表するダンディーなお兄様(まだオジサンではない)という
紹介の仕方が雑誌でされていました。

当時、多分中学生だった自分には、カッコイイんだけど、クネクネした不思議な
人だな~とか、歌はこれって上手いのか?とか、なんともよく分らない印象を持ちました。

確か、ギターはクリス・スペディングだったはず・・・?
ディランのA Hard Rain's A-Gonna Fallがカッコ良かった!

ロキシーも実際のところ、未だによく分らない存在のバンドです。
面白いし、カッコいいんですけどね(^_^;)
2016.10.12 18:22 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."バニーマンさん まいどです"
>ディランのA Hard Rain's A-Gonna Fallがカッコ良かった!

ほんと、かっこ良かったです。あれこそブライアンフェリーでしょう!?
クリススペディングもかっこ良かったし、ジョンウェットンもいました。
なぜかツインベース?でいる、マンザネラが謎でしけど、やっぱりかっこ良かったですし、
クリムゾン絡みならメルコリンズまでNHK101スタジオに馳せ参じてました(笑)!

中学生の頃、グラムロックのブームももう終わりかな?っていう時節に突然
このRoxy MUsicっていう、見かけだけではなくサウンドまでキラキラ&ギラギラした
ロックグループが登場して、私なんぞReMake ReModelだったか、夢中になって以来
ずっと好きで聴き続けてますけど、いったい何処がどう好きだったのか、
実は未だに良く分かってなかったりしますから、うまく説明できるわけがありません!…。

まあ、残念ながらロキシー最後のAvalonってアルバムの世界観が、ブライアン氏よほど
お気に召したのか知りませんが、以来、その小さな世界から外に出ようとしない
ブライアンフェリーの姿にはちょっと、いや相当に失望してますけどね….。

また意味不明なくらいにギラギラ&クネクネして欲しいんです…。

2016.10.12 20:15 | URL | #- [edit]
あじさい says..."フジタの魂が嘆いています。"
私にとっては、今のなかいちにある県立美術館もからっぽです。
嫌いになって4年が経ちました。
千秋公園の美術館にフジタを戻したいです。
2016.10.13 19:38 | URL | #e6TBSe.I [edit]
ギターマジシャン says..."ジョン・ウェットン"
ジョン・ウェットンは、「ベースを抱いた渡り鳥」と一時期呼ばれたように、
クリムゾン解散後は、ロキシーにユーライアヒープ、UKにエイジアだの、
マンザネラと組んだ、(801はウェットンではない?)、流れ者状態です。

ロキシーとユーライアヒープは、多少時期がずれるも、かけもち同然で、
その点、エディ・ジョブソンは、ロキシー、ザッパ、UKと、脱退しながら、
飛躍していて、例外は、USAのダビングで、これはアルバイトでしょうか。

ロキシー「カントリーライフ」「サイレン」は、スタジオ盤のクレジットは、
ウェットンでなく、ガスタフソンですが、ライブではウェットンなんですね。

ミカバンドが前座を務めたロンドン公演も、確か、ウェットンがいたはずで、
ブライアン・フェリーのバックで来日した際、ロッキンFのインタビューで、
後藤次利に会いたいんだが、みたいに言っていたように覚えています。
2016.10.13 20:50 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."あじさいさん 毎度です"
私はまだ、あえて…ですが、「秋田の行事」が収まって以降は観てません。
まだカラッポの時分に何度か足を運び、いかにも狭っ苦しい「行事の間」に
失望して以来、中に入るのがどうも怖いんです。

「戻せ」とは云いませんが、旧美術館をせめて有効に活用して欲しいなあ
というのが、今の願いですね。
2016.10.13 21:36 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん 毎度です"
ウエットンにさほどの才気は感じないですけど、やっぱりフリップ翁の配下で
良い仕事をしたまでで、以後はさして...という感じですか…。

ブライアンフェリーって云うヒトは、そもそもクリムゾンの、のちに「Island」になる
アルバムのメンバー募集のオーディションに参加し、残念ながら…のヒトですが、
マネジメント会社のEGが、彼の才能を買い、ロキシーミュージックを組ませ契約したわけで、
つまりはクリムゾンと同じマネジメント会社ということで、何と無しにウェットンや
メルコリンズあたりが出たり入ったり…。

後藤氏とは、仕事でご一緒する機会が一時期多かったですけど
ミカバンドとか、英国ツアーとか、ホントにお聴きしたいことたくさんあったのに、
まだ自分は駆け出しのペーペーで、プロデューサーの彼の指示に従うばかりで、
そう云うお話が出来なかったのが、とっても残念です。
2016.10.13 21:54 | URL | #- [edit]

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