ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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栄光と挫折

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Ernst Leitz Wetzler 'Summar' 5cm / 2 (1937)

とにかく寒いし暗いし、雨も降って来た…。

50年も前、やはり紅葉の時節、この写真と
ほぼ同じ場所、同じアングルで写生した。

ただ、紅葉の情景の色塗りが、もう面倒臭くって、
絵筆を使わずに、芯の折れた鉛筆の先に絵の具を付けて
とにかくいい加減に「エイヤッ!」と、点描したら、
それが何故だかコンクールで金賞をいただいた…。

小学生は、こんな点描で賞が取れるならば!と、
同じ手法を連発したが、その手法では2度と金賞をいただくことはなかった。

小学5年のときに、写真の「坂道」の向こうにあった
動物園で、コンクール用に動物画の写生をした。

私はクラスメートと2人で「ホロホロドリ」っていう、
随分と色の少ない、貧相な鳥を写生した。

たぶん小学5年生なりの完全な「シャレ」「ウケ狙い」...
或いは、ライオンなど人気の動物の檻の前は
随分と混んでいたから、あまり人気のない
静かな場所がヨカンベ!...って思ったかもしれない。

絵の仕上げに入った段階で、何故だか我々は
職員室に呼ばれ、さらには放課後残されて
美術専門の先生の直接指導で、様々な技巧によって
ホロホロドリに仕上げの試行錯誤を加えることになった…。

私は、ティッシュペーパー(ちり紙だったかも?)による
「ぼかし」っていう技術を伝授され、やがてはちり紙の皺みたいなものを
そのまま生かした、螺鈿みたいなタダゴトではない背景構成の佇まいに
自ら感動してたりしていたのだが、やがて先生は、
私の方ではなく、クラスメートの絵の方に
エラくご執心であるのに気がついた。

彼の書いたホロホロドリは、いつの間にか、
豊かな色彩の「七面鳥」に生まれ変わっていた。

市立美術館レべルのコンテストでは、私の絵が銀賞、
彼の七面鳥が金賞だった…。

金と銀の差は凄まじいのだ、ということを
私はその時思い知る。
彼の七面鳥は、惚れ惚れするほど美しく、
そして神々しかった。

しばらくすると、彼の七面鳥は、最高賞である
「文部大臣賞」を受賞した!。

今はどうか分からないけれど、母校の小学校の職員室前に
その七面鳥は永久的に飾られることになった…そう担任が
興奮気味に話したのを、良く覚えている。

その事自体には自分も大興奮したし、嬉しかったのだが、
それまで何となく、将来自分は、美術方面に生きようかな…的な
とても小さくて淡い夢も、そんなことがあって、
何となくポッキリ折れてしまったように思う。

中学に入ると、私はサッカー部に入部して
放課後は毎日、ひたすら走り続けるだけの日々が始まった。
彼はやっぱり美術部なんだろうな…と思ってたら、
あっさり絵を辞めてしまっていた。

「何故続けないの?」

って訊いたら、彼は…

「君も知ってるだろ…あの絵は最後の方は殆ど先生が仕上げたもの。
 それがあんな賞を…。自分はそれが苦痛で仕方なかったのさ…」

うわあ!…また完敗じゃんか自分!...そう思った。

今の彼は、進学塾を経営してるらしい…
人生イロイロだね。



ブリティッシュロック好きの私だけれど、何故かジェスロタルだけは
ちょっとばかし苦手…。

イアンアンダーソンのエグさと云うか、容赦なくグイグイと
こちらの心の中に土足で踏み込んで来るような強引さと云うか、
無躾さみたいのがどうも苦手だった。

ところがそんなエグミも、年老いた彼の姿からは随分と希薄になって、
逆にとっても良いバランスのミュージシャンになったものだと、
今はとても気に入っている。

元々はとても良質な音楽を提供してくれてたんだが、
こちらの稚拙な嗜好が邪魔してただけだったんだね。

実をいうと、昔ちょっと好きだったアルバム
ジェラルドの汚れなき世界」の、パート1+を
2008年のステージから…
Jethro Tull - Thick As A Brick


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2 Comments

ギターマジシャン says..."ジェスロ・タル"
ジェスロ・タルは、奇才イアンアンダーソンのパフォーマンスの噂が先行し、
ジェネシスとはまた別の、きわものプログレバンドのイメージだったのですが、
このライブは年相応なのか、落ち着いて見れて、演奏レベルは、すごいです。

フルートが入ると、つい一時期のジェネシスや、フォーカスを思い出しますが、
インスト部分は、キャメルのスノーグースのようで、どちらにしてもプログレです。

ノヴェラの永川がジェラルドを結成しましたが、それを名乗っても良いのか、
それなら、サージェントペパーズもありかと思いつつ、邦題はセーフですか。
2016.11.02 19:33 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどです"
ごくごく近しいロックな友人達は皆、タル好き!なんですけどね、
何故か私だけ苦手で、長い間肩身の狭い思いをしておりましたら、
何だかやっと、理解できるようになったような…..?

一時、エディジョブソンなんかも正式メンバーで参加してましたけど、
なんとも上品なアクアラング(!)に、喜ぶのは自分だけ、
他のタル好きは口あんぐりで、こんなのタルじゃねえ!って激高してました。
ロックは深い….!?
2016.11.02 20:00 | URL | #- [edit]

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