ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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北の裏側の人

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Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

東京の冬は、毎日が高く澄み切った、
乾いた青空…なのだが、
北国で裏側の(?)冬は、なにしろ暗くて低い空
その上、湿気もヒドい…。

ふと、この県が自殺率全国ワーストワン(!)
ってことが頭を掠める。
(本年は1人違いでブービーらしいが)

東京に居ると、毎日のように電車が停まる…

「ご迷惑をおかけしておりますが、人身事故のため電車少々停まります」

それを聴いた乗客は一様に「チッ」と小さく舌打ちをし、
やっぱり小声で「またダイヴかよ…迷惑な話だよな…」
と呟きながら、SNSで約束に遅れる由の発信を一斉に行う。

「変な事に巻き込まれて…全くついてないや…」

ヒトの死を悼むのは人間として当然の感情…
しかし電車を遅らせるのは大迷惑。

その2つの感情のバランスの崩れこそが、
実は、次の自殺者を生むストレスって云う名の
土壌なんじゃないかなって…
自殺率ワーストワンの、寒くて暗くてジメジメした
気候の土地で、しみじみ思うのだ。



ベン・ワットである。
私は、音楽家を辞めて、サラリーマンに転身した頃が、
自分にとって最も音楽に没頭していた時期という事になる。

...というか、物理的にレコードをたくさん買ってた時期
でもあるのだが、既に楽器的に達者であるとか、
歌が上手いとかって云う、どうでも良いような次元は
とっくに飛び越していて、特に英国のインディーズシーン
というものから次々に飛び出してくるフレッシュでアメージングな才能
というのに、ただただ驚きっ放し。

毎週日曜毎に、西新宿の英国系の輸入盤店に通いつめてた
日々なのである。

確か「Pillows And Prayers」っていう、チェリーレッドレーヴェルの
オムニバス盤で、このべンワットやら、後に彼とEverything But The Girl
を組む事になるトレーシーソーン嬢なんかを知って、馬鹿みたいにまんまと
チェリーレッドの策略に乗り、彼らのアルバムを買い込んだ私であるのだ。

そんな中でも、このNorth Marine Drive(アルバムタイトルでもある)は
不思議と飽きのこない、こういうのがきっと名盤なんだろうな…
という妙な説得力がありつつも、アルバムはサックス奏者以外、彼一人。
ベースとかリズムとかの概念が存在しないから、何となく存在感も軽くて
薄いウスバカゲロウ…しかし、それの幼虫は実はアリジゴクだぞ!的な(?)
魅惑的な毒も吐く、奇妙なアルバム。

しかし、今でもしょっちゅう聴く事が多いから
「大好き」なんだろうね、きっと。

今日のは、わりと最近の生演奏ヴァージョン…。
今回初めて観たけれど、このヒト、昔はもっと…云っちゃあ悪いが、
他人を寄せ付けないような結構コワモテのお顔だったけど、
それなりに、あれから35年くらいの齢を重ねて、
何だか、感じの良いオヤジになってたな。

Ben Watt - North Marine Drive


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6 Comments

バニーマン says...""
これも買おうリストの一枚です。
英国アーティストにとんと縁が無い時期があって、
知識として名前は知っているのに・・・というグループや人が
いっぱいいます。
まー、それは今でもそうなんですが、なんというかデビューする人多過ぎ!
買うお金はあっても聴く時間が無い。
そんなところですね(^_^;)

あー、でもホント良い歌ですね。
2016.12.15 22:24 | URL | #- [edit]
oyajisann says..."このお二人"
ベンワットとトレシーソーンのお二人ってアナログ時代トリオレコード
から発売だったかな?「ノース・マリン・ドライブ」と凄い短い「遠い渚」
なんとなくMM誌の広告の見て買いました。
当時聞いて新鮮な感じ受けましたね。
二人になってアルバムごとにサウンドも変化ソロ時代とは違う感じで
(デビュー作のエデンとlanguage of lifeと聞き比べると明白)したが他
にいない個性的なデュオで愛聴してました。
ここ最近は最新の格安ベストでお茶濁してます。
彼、クラブ・DJから復帰したんですね。
2016.12.15 22:41 | URL | #eTRrWisM [edit]
pipco1980 says..."バニーマンさん 毎度です"
このアルバムは、ホントにおすすめです。
ジャケのデザインも秀逸ですしね。

リアルタイムには、12インチシングルが頻繁に更新されますから、
取りあえず格安に新曲を愉しんで、それでハマったらアルバム購入!
って、まあ当たり前と云えば当たり前なんですが、そのシステムが
きちんと生きていた時代だったように思います。もちろん12インチ
シングルは特別なミックスでリリースされますし、B面曲はアルバム未収録だったり
その辺も抜かり無い感じで、面白い時代でした。

2016.12.15 23:12 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."Re: oyajisannさん 毎度です"
そうですか、トリオレコードだったんですね…。
英盤でしか購入した事無かったですし、音楽誌も殆ど読んでない頃で
彼らが当時、国内でどういう評価だったのか、云われてみれば今頃になって
興味津々ですね!。

そういえばロバートワイアットとのコラボミニアルバムって云うのもありましたね。

おっしゃるようにEBTGは、その後ネオアコ路線から、どんどん派手な
クラブ系?って位のサウンドになって、チョイと厄介な事になるんですが、
そんな中にあっても彼の原点のこの名作は燦然と光り輝いてましたね。
2016.12.15 23:22 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."ベンワット"
80年代洋楽には疎く、ベン・ワットのエブリシング・バット・ザ・ガールは、
トンプソン・ツインズやユーリズミックスと、ごっちゃになっている自分です。

このベンワットのギター弾き語りは、朴訥ながら、ギターの演奏も見事で、
以前紹介いただいたジェシ・ウィンチェスターにしても、歌が上手い人は、
ギター1本の弾き語りでも、すごく聴かせるわけで、憧れる世界です。

YouTubeには、ベンワットとバーナードバトラーが今年の9月に渋谷で、
演奏したという映像があって、今も現役で活躍しているのもすごいです。
2016.12.18 08:37 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどです"
楽器と云うのは、音楽表現をサポートする道具に過ぎない…
何となく短いバンドマン生活の中でコレを悟ると、
唄を活かす、もしくはアンサンブルとしてどういうコードを
選択するか?っていう感覚的且つ音楽知識(引き出し)の深さ、広さが、
実は楽器を演奏する上での肝なのだな…そう考えると、
優秀な弾き語り系の人のコード選びや、音数の少なさ(無駄の無さ)に
おのずから着目せざるを得ないわけで、それが先鋭的になると、
もはや俳句的な簡素な伴奏….に行き着くわけで、ベンワットもね、
そうした一人...そんな感じです。
2016.12.18 13:36 | URL | #- [edit]

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