ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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失敗のいいわけ

DSC08622a.jpg
Carl Zeiss Jena SONNAR (改L) 5cm/1.5 (1941)

生まれて初めて、消防出初式なるものに出掛けてみた。

無論、意気揚々、5cm F1.5の第二次大戦中・第三帝国製ゾナーと、
8.5cm F2のゾナーコピーで有名なソ連製のユピテル9をカバンに詰め込んで、
たった1枚でいいから、現像したものを自ら15秒間はジッと眺めて、

「うん…いいね…!」って…

そう言えるものが撮れたら、最高に幸せだろうな!って
そんな風に思いながら、家から約2kmの官庁街に出掛けたのだった。

自分の場合は、イベントの出し物ホンチャン云々よりも
まず、背景が際立った(と感じる)ポジションを
選ぶところから始まる。

だからその場所が、不意に巨大な山車で視界を塞がれてしまったり、
出し物の単なる通過点だったりすると、
もうその日のセッションは大失敗という事になるのだが、
まさにその日がそうで、ポンプ車4台が、まるで安保反対を叫ぶ
デモ隊の気勢を制すように、路上に累々と並べられた
機動隊装甲車のように、私の目の前にデンと鎮座して、
その向こう側で、どうやら放水式が始まってしまったようで、
自分の視界に入るのは、そうした放水行動や、はしご車の伸長に
関わる裏方の方々が、右に左に走り廻る、本当に生々しい
作業現場の裏側…。

頭の上の方で、はしご車に括られたくす玉が割れて、
色とりどりの風船が弾け飛ぶ、たぶんこのイベント最大の見せ場も
なにしろ、相変わらずマニュアルでピントを合わせる式の
古い(大戦中!)レンズが付いたカメラだから、
瞬発的なものには一切間に合わない!。

そうしたわけで、お見せできるような写真は全く撮れず、
とても残念なのだが、まあ仕方が無い。
そういう事もあるぞ!ってところで、
替わりの写真がまたシマラナイものだけど、
雪の華満開(!?)ってところで…まずはご容赦を。



中1のときに聴いたピンクフロイドの「原子心母」…
これが私のプログレッシブ・ロック事始めとなって、
あとは怒濤の洪水のごとく、ムーディーブルースだの、
ソフトマシーンだのコロシアムだのと半分ジャズか?っていう音楽が
自分に降り注ぎ、グルグルとその渦に巻きこまれる。

そうした渦潮状態の中で、私を強引に波からさらって
果たして救ったのか、さらに沈めたのか定かではないけれど、
いずれにせよ気がつけば、私にとって他を全く寄せ付けないほどに
圧倒的存在に君臨したのが、キングクリムゾンであった。

それから12〜13年過ぎた頃、クリムゾンは再起動していたけれど、
自分には既に過去の音楽になっていた。

素晴らしかったラークス時代のクリムゾンには、
もはや何をどうしても、追いつかない状況だったから…。

当時のライブの半分は即興演奏。
その即興から、キャッチーな部分を抽出して、
また新しい曲が醸成される73年前後の怒濤のクリムゾン…
ああ、その頃の映像があったら観てみたいものだなあ…。
ないんだろうな…。

そう思っていた80年代初頭のある日、
突然西新宿の海賊ヴィデオ屋で、クリムゾンらしきグループが
まさにラークス1を演奏する奇跡のような映像を目撃した。

しかも、このセクション初期の短期間だけ在籍していた
奇人変人パーカショニストのジェイミーミューアまで参加してる超レア映像!

「なんだこれはあああ!」

と叫んだあと、すぐにそのベータビデオのコピーを購入した。
確か、たった10分足らずの映像が9800円…。

画質は、アポロ11号の月面からのライヴ中継?ってほどに
乱れまくる、程度の劣悪なもの…。

それでも、あの天上天下唯我独尊時代のキングクリムゾンが
なんと動いているのである!!。

うわあ、ジェイミーミューアって噂通りのキ○ガイ!
スッゲエええぜ!

数年後、MTV時代にこの映像のきちんとした画質のものを観たけれど、
やっぱりその時と同じように興奮した…。

そして今、簡単に…しかもタダでこのモノ凄い映像が観れる幸せ…。

King Crimson - Lark's Tongues In Aspic Part1


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6 Comments

taka says..."今年もよろしくお願いします。"
陸奥akitaの冬は、大概空がグレーですね。
それでも時たま出現する部分的な青空が、素敵ダス!
2017.01.09 09:57 | URL | #XtpRPBkU [edit]
pipco1980 says..."takaさん 毎度だす"
写真をわざわざ縦グリにしてまで、
空の青みを少しでも出したかった
ミチノク男の痛々しい見栄と云うか本音を、
takaさんにはすっかりバレてしまってるようです!。

こちらこそ本年もよろしく御願いします。
2017.01.09 11:05 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."太陽と戦慄"
自分は、85年くらいだか、近所のディスカウントショップに、一時期、
いかにも海賊盤という、背ラベルにバンド名くらいしか貼っていない、
VHSテープが20本くらい入荷し、クリムゾンを4千円で買いました。

3倍モードのダビングを繰り返したような映像と、ほとんど聴こえない音、
それでも、ジェイミーミューアが写っていて、すごく貴重に思いましたが、
その後、レンタルビデオで、「ビートクラブ」のクリムゾンやベックを見つけ、
何だか損した気分でしたし、今では、YouTubeで、いくらでも見れますね。

自分の鎖で怪我したショックで、ラマ僧になったとか、伝説だらけですが、
このライブでは、ブラフォードがおとなしく見えるほどで、ミューアがいて、
トーキングドラムをやったことで、拍子をずらすフィルを覚えたのかとか、
イエスからクリムゾンでのプレイの変化に、かなり影響した気がしてます。
2017.01.09 12:05 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどです"
RED BOX(The Road To Red...CD21枚組)にオマケで入ってたDVDが、
当時世界初出のパリかどこかのStarless期のTVライヴで
21枚組もの「箱もの」を買った特権でご褒美かと思ってたら、
今じゃあYouTubeで誰でも観られます…。

それでもこの映像の価値は、ミューアの存在に尽きますね!。

確かに引退って報じられてましたが、わりと頻繁にゲストやコラボなんかで
アチコチでその名が散見され、その度に自分のような馬鹿者は
そのレコード/CDを買ってしまうわけです。

イエスでのブラッフォードは、言わば自分がキーマンとなって
変拍子を繰り出したりするわけですが、クリムゾンになると
誰がどこから飛び道具を繰り出してくるか分からないような集団ですから
ちっとも油断ならない!緊張のインプロヴィゼーションバンド!ってところで
まあイヤでも急成長するんでしょうね(笑)!。




2017.01.09 12:34 | URL | #- [edit]
面白半分 says...""
この映像9,800円もしたんですか!
そこまでしなければ観られない時代だったんですね。
今はいくらでもこういったお宝がみられてありがたいです。

私はクリムゾン関係の映像を見た時に最初に思ったのは

本当に座って弾いている!でした。
2017.01.09 21:51 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."面白半分さん 毎度です"
これと、まだ実在するのかどうかも分からない神秘と云うか
幻みたいな存在の頃のP.I.L.の映像とか、えらい高かったですけど、
馬鹿売れだったみたいです。

81年の浅草国際(!)で初めて観ていたときには、むしろ
歩いてステージに現れ、そして去ったときに「おっ…歩いた!」
ってほうが、驚きだったりしました!。
2017.01.09 22:23 | URL | #- [edit]

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