ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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自己嫌悪な話

DSC09055あ
Carl Zeiss Jena SONNAR (改L) 5cm/1.5 (1941)

ゾナーの玉ボケを、ゾナー最大の欠点!
という人が居るけれど、私はもう、
「Bubble Bokeh…Welcome!」。
もっともっと派手に出て欲しい!なんて思ってる方。
(Bokehは今や世界的公用語となっている…)

少なくとも、ルーペ(のソフトウェア)を使って
部分的に拡大表示した写真を、シゲシゲと眺めつつ、
カメラやレンズの性能を評価するような…
そういうタイプではないなあ…。



小2の時の、密やかな悦び(?)で、
楽しみなイベントだったのが、各学期の頭などに行う
席替え!。

今はよくわからないが、当時は机が二人掛(男女)…
だったから、隣に来る「相方」は、とても重要。

もちろんまだ7~8歳?だから、
隣に並ぶ女の子に対しての特別な感情など
あるわけじゃあないけれど、子供ながら...
人間のオスとしての本能なのか、はてまた
生まれついてのドス○ベ野郎なのか??

いずれにせよ、次は誰が相方となるのか?
と、心躍る瞬間であった。

ところがその時は、突然担任の先生が…

「好きなお友達と並びましょう!」

そう指示された...。

無論同性の友達とペアを組み…という事になるわけで、
少々がっかりしつつ、それならば漫画の上手なM君か
家も近所で、七色仮面が好きな(?)W君だろう…
そんな風にのんびり考えてるうちに、M君もW君も、
それぞれ別の友達とペアを組んでしまった….。

あれあれ?ややや?...
私はすっかりペアリングからあぶれてしまったのだ。

今にして思えば、大人の教師の考えだから
男子も女子もきちんと偶数人数在籍してたと思うが、
何故か私一人が、はぐれてしまったと云う事は、
一人が欠席か、早退かなにかで不在だったと云う事になるわけで
先生もそこのところ、抜かりなく頼みますよ!と今は思うけれど、
なにしろ私にとっては、これが世界の終わりと云うほど
強烈な衝撃に打ちのめされるのだ。

M、W両君に裏切られたという気持ちもないではないし、
自分には、心を赦せる本当の友達もいないし、
作れないのか!なんという情けない男なのだ自分は!
という、強烈な自己嫌悪に襲われるのだ。

結局この事件の顛末というか、先生がこの難局を
どう捌いたのかは、全然覚えていない。

その時いなかった誰かと、翌日首尾よく、虚ろな笑顔で
ヨロシクねえなどと云いながら、末席に着いたのか? 
あるいは、仲間同士のペアリングは中止して、順当に
教師側のバランス考慮の采配による席順に戻ったか、
そこらは全く記憶にないが、多分後者ではなかったかと思う。
というか、自分が教師ならそうするだろう…。

しかし自分にはこのことで、強烈なトラウマが残って、
極度に「孤独」を畏れるようになって、さらには
友達は離さないよ!、君と僕とは親友だよな!…的な、
暑苦しい奴、重たい奴に、成り果ててしまったような…
.そんな気もする。

その後、社会に出るようになると、世界中の様々な人との
親密な付き合いや、離別の繰り返しの中で、
人とは移ろうものなのだなあ…と考えるようになって、
必要以上に親密な付き合いは、最後に傷つくのがイヤ…
という理由から、あまり深くのめり込まないような、
そんな軽いおつきあいというものに、
心地良さを感じた時期もある。

しかしね…齢をとって、はからずも故郷に居るようになって、
そうすると、幼なじみっていう関係が、今はとても
暖かくて、ありがたいというのに気付くのだ。

人は移ろい、そしてまた戻るもの…
そんな気がする。



まだクリーム時代のクラプトンや、トラフィックのデイブメイソンや
S.ウィンウッド、そしてビートルズの面々に至るまで、
The BandのデビューアルバムBig Pinkの衝撃は相当だった模様で、
皆が皆、Tha Bandの充実した素晴らしさに引き換え、
一体自分達は何をしてるんだろうか?という自己嫌悪と自問自答に駆られ、
クラプトンはクリーム脱退を、デイブはトラフィック脱退、
ビートルズは、Big Pinkの強い影響の下、「ルーツに還ろう」
などと云うスローガンを撃ち建て、ゲットバックセッションに
辛うじて意欲を見せるのだ…。

で、自分である…。

日々の歌伴の仕事は、みるみる本来の音楽意欲を失わせていった。
ただただ売れるか売れないか?というどうでもよい評価による
事務的で虚しい音楽との関わり…。

仕事に直結したプレースタイルの、中身のない空虚な
クロスオーバーやらAOR、厚化粧なだけのつまらないジャズなんかを
自分のビジネスにチョチョイと取り入れるだけの目的で聴く空々しさ。

そういう事に頓着しない、ただただ流されるだけの
身体になっていたと思う。

ある日友人に誘われて、中野サンプラザにトーキングヘッズ
っていうのを観に行った…自分の記憶では、ブライアンイーノが
絡んだわりには、パンクロックシーンの中でもカレッジフォーク的というか、
どちらかというと牧歌的なイメージのバンドである筈だった。

目から鱗…の耳版はなんというのだろうか??

まさに自分は何をやってるんだろう?
音楽って、こんなに素敵なものなのに…

自分って、果たしてちゃんと自分の耳で
音楽を聴いていたのか?

もっと音楽との真摯な向き合い方をしなければ
そもそも音楽をやってる意味なんてないではないか…。

そう思い立って、さて次の日から具体的に
何をしはじめたのか全く覚えてないけれど、
プロで少々稼ぐようになって以後、
あまり真面目に向き合わなかったタイプの、
英国系の最先端音楽を再び積極的に聴くようになって、
真似はしないまでも、自分の体内にそうした新鮮な
サウンドを充分に取り込んで、常に刺激を受ける…
そうしたように思う。

いつの間にか自分はジャズメンの一角…新しいものとは
稚拙なもの…そう勘違いしていたけれど、
やっぱり自分の根っこはクリエイティヴなロックそのもの…
それに気付かされた、トーキングヘッズ(+P-Funk)80年のライブなのである。

Talking Heads - Born Under Punches


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4 Comments

バニーマン says...""
いや~、カッコイイです。

80年のライブなんですね、当時からこんなにファンキーだったんですね。
まだ世間ではパンク&ニューウエーブという認識だったころかな・・・?
あっ、リメイン・イン・ライトが80年発売なんですね。
そうか、そういう時期なんだ、へ~。
って、ヘッズはそんなに詳しくないので・・・(^_^;)
2017.01.16 21:45 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."バニーマンさん まいどです"
連夜のコメ申し訳ないです!。

うっすらと、これの前作でロバートフリップが参加してたんだよなあ…
くらいの頼りない知識で、友人に無理無理サンプラに連れてかれたんです。
たぶん、その友人は私の堕落しきった音楽事情(AORとか聴いてました)を
憂いて、たびたび説教されてましたから、その啓蒙の一環だったのでしょう!

結果は、歴代1.2を争う素晴らしいライヴで、一気にAlternativeでDeepな
いわゆる先端音楽に、再度のめり込むことになりました。

普通に歌謡曲なんかのバンドマンなのに、バンド仲間に「誰が好き?」て
聴かれて「ジョージベンソンとかブレッカー弟とか…」なんて答えを、
相手は期待してるのを分かっていながら、
「ジョンライドンとアンディパートリッジとフランクザッパ...」
なんて答えて惑わすワケ分からん奴になってました(笑!。

2017.01.16 22:05 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."トーキングヘッズ"
このライブは、以前に紹介されていたイ・ズィンブラと同じ頃でしょうか、
ものすごいファンクのリズムで、こんなバンドでしたっけと思うほどです。

エイドリアン・ブリューというと、横山ノックのような前髪と、肩パッド入りの、
だぶだぶスーツの印象で、その格好だったのは、ディシプリンですかね。

途中のコーラスは、時折、クリームの「アイフィールフリー」に聞えます。

ちなみに、自分は、フュージョン、AOR、ニューミュージックに浸かって、
アイドルのバックバンドに入りたいと、ギター教室で読譜に励んでました。
2017.01.17 19:28 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん 毎度です"
エイドリアンブリューは、Zappaのバンドに居たところをBowieとEnoに見初められ
ヘッドハンティング…。以後Eno部長の支配下による配置転換で、
David Bowie→Talking Heads→再結成キングクリムゾン…なわけですね。
しかもZappaバンドがキャリアのスタートせすから、
自分的にはもはや夢のようなプロフィールを持つ、羨ましい事この上ない
男であるわけです。

人それぞれですから、あまり断定的にはいえませんが、個人的には
FusionやAORって、殆ど業界新聞を読んでるようなもので、
退屈きわまりないモノでしかなかったです。個人的に…です。あくまでも。
2017.01.17 19:52 | URL | #- [edit]

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