ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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意外な理由

DSC09399b_DxOFP.jpg
Leitz ELMAR 5cm/F3.5 (1939)

秋田駅構内…工事中施設の目隠しボード(?)に
施された、簡易アート…。

背景を真正面から狙えなかったのは、
その位置がまさに、女子トイレの入り口だったから….。

少々横にズレているとは云え、カメラを持った
それでなくても怪しい風体のオッサンが、
女子トイレの入り口脇に立つ状況と云うのは、
やはり相当にマズい…。

そういうわけで、ピントも構図も適当な
痛恨の一枚。まあ…言い訳だね…やっぱ。



このブログで何度か語っている事だけれど、
まだ学生だった頃に、全くの偶然でメジャーデビュー寸前の
女性ロック歌手(今も現役らしい)のプリプロ録音に
呼ばれてから、そのまま彼女のバックバンドに参加する事になった。

メンバーは全員がまだ学生(院生もいた)で、
しかもなぜだか全員が自分と同じ地方出身者…。
その事が後々不遇の要因となる。

地方出身者の、しかも学生だから、
親元からの仕送りも含め、収入のほとんどは、
アパートの家賃と食費、その他諸々の生活費。
残ったわずかな金額は、できるだけ音楽周辺、
楽器周りとか、レコードなんかに注ぎ込みたい…。

結局、ファッションとか、そういう方向には
なかなか予算も興味も向かないのだ。

そんなわけで、既にヘアスタイルはテクノカットで
もみあげシャキーン!な感じがトレンド方向と
分かってはいたけれど、自分らは単に床屋に行かない
既に古式ゆかしい、陰気な肩まで垂れた長髪…。

衣装は当然ながら、着た切り雀のジーンズにTシャツに
少々汚れが目立ってきたNikeのスニーカー(まだ「ニケって何?」な時代)。
寒けりゃ、その上に、知り合いから安く譲ってもらったような
古着のスタジャンとか、スカジャンをチョコンと羽織るだけ…。

さて、プロダクションの社長命令で、シンガーの彼女は
デビュー予定日までに100回のライブをノルマとされた…。
果たして正確に100回を迎えたのかどうか当人達も不明だけど、
いずれにせよ、ライヴハウスや学園祭巡りも半年ほどで終了。
いよいよメジャーデビューだ!。

さあ忙しくなるどー!がんばっていこー!なんて決起していたら、
突然、「バンド解散!」を言い渡された。

理由は特に通告されなかった。
タダ単に「会社都合」。

そうか大人の事情なのか…しかたないね。

数日して、デビューした彼女と新しいバンドがテレビに出ていた。
サウンドは大したことないじゃない…って正直思ったけれど、
自分たちには、絶対手が届かない類いの、歴然たる差を
自覚する事になるのだ。

全員テクノカットに、もみあげはシャキーンと耳の上でカット、
ビニールかレザーかよくわからないけれど
キラキラと光るオシャレな衣装。
そしてロンドンブーツ。

ジュリーさんみたいな(?)ポリスハットを斜めに被り、
アチコチ、チェーンをぶら下げてる奴も居るし
全員じゃないが、うっすらメイクしてる奴も居る…。

ああ、こりゃあ絶対敵わない。

私はすぐに、別の新人歌手の担当ギター弾きになっていたから、
現場で頻繁に、新バンドの彼らと遭遇するようになるのだが、
全員東京出身で、私らとも同世代なのに、衣装だけではなく、
自前の楽器車も所有してるし、ギタリスト君は、自家車ジープの
後部座席に、巨大なマーシャルアンプ2段積みを載せて
現場にやってくるような、そんなリッチマン軍団。

私は、まだ20歳そこそこで、とんでもない「格差」を目の当たりにしつつ
残念ながら、そっち側に、様々なチャンスは流れていくんだなあ…
そういうのを自覚するしかない状況に至るのであった。

そういうわけで、当時のささやかな収入のほとんどは
アパートの家賃と食費と楽器のメンテナンス(ピッチ調整とか)に
消えて行くのだが、感慨深かったのは、初ギャラで買った
SONY WALKMAN….!。

もちろん録音など出来ない方のタイプだが、当時忘れもしない
3万3千円もする上に、電池は丸一日も保たないから、
意外にランニングコストは高い。

それでもやっぱり、出先で好きな音楽が聴けるのはありがたいし
自分の場合は、まるで存じ上げない歌手さんの伴奏で地方に行く場合に、
移動中の新幹線車中で、マネジャーや歌手本人にテープを借り、
到着するまで、じっくりと曲をおさらいする事が出来たりと、
夢のツールに違いなかった。

とはいえ、基本的に聴くのはやっぱり好きなサウンド。
当時はエルヴィスコステロで、未だに一番好きなアルバム
「Get Happy!」を、もう何百回もウォークマンで聴いたような気がする。

この曲も、もろにオーティスレディングというか、ウィルソンピケットというか
いずれにしても、麗しのBooker T,& The MG’s風STAXサウンド!。

うーん、上がるぜ!

Elvis Costello and the Attractions - Temptation


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4 Comments

あとりえ瑠璃絵 says...""
こんばんは
JR建築技術センターも粋な目隠ししたもんですね。
現役時代、駅構内は我社のテリトリーでした
センターの担当者も年々女性が多くなったので
この目隠し、女性の発案かも

グレースケール・・・なるほど 流石
2017.01.26 17:18 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."Re: 瑠璃絵さん まいどです"
JRも少しずつ垢抜けしてるようで….。

私は、JR側と駅ビルでのJR直営店のプロデュースなど
行った事がありますけど、JRの社員たるT大出身者達を、
続々と 駅構内の輸入雑貨ショップの店長…というのに任命したので
随分と 恨み言を言われたりした事を、ふと思い出しました。

その後の彼らは、ほぼ間違いなく、駅ビルや、Kioskの
社長や幹部に天下り、転職するわけですけど….。

エルマーって云う、戦前ライカを代表するレンズを装着するときは、
決まってカメラ側の設定をモノクロにする行為を、条件反射的に
行うような身体になってしまいました。
愉しいですよ、グレースケール撮り。
2017.01.26 18:48 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."コステロ"
エルビス・コステロは、その名を、プレスリーから取ってきてしまったように、
音楽も、本当、おいしいところを持っていくなあと、この曲にもニンマリです。

バックのサウンドは、グリーンオニオンの世界で、もっとオルガン目立てよ、
ギターはもっと、高音いっちゃてくれ、と突っ込みなくなる見事な音です。

初代ウォークマンは、マイクスイッチがあって、あれ?録音できるのかと、
不思議に思ったら、ヘッドフォンのまま周囲の音を聴くという、何ともまあ。
2017.01.26 19:30 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどです"
このアルバム自体が、STAXやモータウンソウルのパロディや
カバー曲(相当マニアックですが)満載のアルバムですから、
お約束のMG'sサウンドも全開なんですが、唄やメロディはいつものコステロ節!
ってところと、バンドも、後年の彼のアルバムのように、コテコテの本物を使う
ではまだなくて、いつものアトラクションズの名手達による、
ただの物真似に終らない巧者ぶりが、なんとも憎たらしいアルバムであります。

このあと、あらゆるジャンルの音楽家とコラボし、融合を計るのですが、
すべてがコステロ節!ってところが、彼の愛すべくところです。
2017.01.26 21:46 | URL | #- [edit]

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