ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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アメリカンクラブハウスサンド

DSC09651あ
Carl Zeiss Jena SONNAR (改L) 5cm/1.5 (1941)

春はいったいどこに行ったの?ってほど、
まだまだ寒くて冷たくて、このまんま凍てついて
死んでしまいそうな気分にもなる…
ちょっとヤバい北国の3月。



今もたぶん同じだと思うけれど、
私がバンドマンだった時代も、東京・麻布台の
ロシア連邦大使館(当時はソヴィエト連邦大使館)と
なぜだか、背中をぺったり合わせるように
くっ付いて建っていた「東京アメリカンクラブ」…

そのバーラウンジで、定期的にライブ出演していた
某ジャズ歌手さん(日本人)に、どうやら私は
気に入られていたらしく、彼女のライヴ出演時には、
結構、密に呼ばれることが多かった。

もちろん私のジャズなど、とんだニワカの下手っぴいに
違いないし、実際に当時はまだ、先輩のサックス奏者に
楽典から(!)レッスンを受けてた真っ最中だったと思うが、
妙にウマが合うと云うか、彼女曰く、

「なんかアンタの音…安心なんだよね…」

と、褒められてるのか、けなされてるのか、
未だに良く分からないが、それも一つの評価だろう…と、
ポジティヴに受け止める事にしていた。

アメリカンクラブは当時の事務所の近所だったし、
また世田谷の砧(砧本村)から東京八重洲行き…っていう
随分と長距離な都バス路線も当時あって、
まだ古びた革の巨大ガマグチをぶら下げた車掌さんが同乗してる
おそらく最後の時代だと思うが、三軒茶屋から乗りこんで
渋谷、南青山、六本木を抜け、飯倉交差点を過ぎ、
麻布台で降りる。

スタジオもその近くのサウンドシティとかツヅキを使う事が多かったし、
また麻布十番〜仙台坂界隈の徒歩距離に、様々なプロダクションや
スタジオが集中してたから、この異様に長距離な都バスの存在は
ホントに有り難かった。

さて、アメリカンクラブと云えば、もちろん有名な

「アメリカンクラブハウスサンド」…

その本家であるからして、なにしろバンド控え室には毎回、
山のようにクラブハウスサンドのランチボックスが積んである。

傍らには巨大ピッチャーのコカコーラとオレンジュース。
 
クラブハウスサンドを無尽蔵に頬張り、
それをコーラとオレンジジュースで次々流し込む…
そんな他愛ない事が、妙に嬉しかったりした。

演奏曲目はスタンダードジャズだけではなく、
マイケルフランクスだのボズスキャッグスだの、
クルセダーズだのマンハッタントランスファー…
なんて言う当時の流行りもの(?)も多く取り上げていたけれど、
この曲が始まると、いつも決まってミラーボールが廻りだして、
お客様の9割は正装の外国人のカップルだが、
一斉にダンスタイムとなっていた。

♫「ララは愛の言葉」...

自分はただ演奏してるだけの立場なのに、
何だかとっても夢見心地の、幸福な気分がしたのが忘れられない…。

きっと、数日ぶりに満腹だったから…なのだろうかね??



ヴァレリー・カーター・ロス(?)が相変わらず続いてしまっている…。

その流れで、ローラ・ニーロ辺りも、あれこれとCDを捜しながら、
ずうっとずうっと、何だかぼんやりと聴き続ける
ダメオヤジなのである。

72年の初来日は、さすがに自分は田舎の中坊だったし、
行ける筈もなかったが、それが何だかとっても悔しくて、
それだけに94年春の再来日は、まるで昔欲しかったけれど
買えなかったオモチャを、今、大人買いで手に入れるような...
そんな感じで、辛うじて間に合った….と云うべきだろうか。

渋谷のOn Air Eastだったと思うが、いわゆる座席の無い
オールスタンディング(ワンドリンク付き…)というのが
これが初めてというわけではなかったけれど、
やはり会社帰りの、スーツ姿に革のカバンを提げてという
オヤジスタイルは、オールスタンディングにはどうも
馴染まないなあと思っていた。

ブルーノート東京あたりなら、しっかりクロークがあって、
カバンはもちろん、コートまでキチンと預かってくれるのだが、
OAEは、今はどうだか知らないが、なにしろ片手が塞がって
拍手も出来ないから、カバンを床において、それを足で挟む!
っていう、なんとも情けない姿を維持するのだが、
いかんせん混み合っているから、どんどん身体が流されて行き、
あれよあれよと、カバンを漂流させてしまう。

それでも彼女の渾身のライヴは凄まじかった…。

その後、同ツアーの「ライヴアルバム」も出ているけれど、
殆ど大阪公演かららしい。昔っからそうだな…。
LZもパープルも大阪公演の方が遥かに良かったと云う。
きっと50/60KHzと電圧が違うから、大阪の方が東京よりアンプが
いい感じで鳴る!...なんて言われてたけれど、
後年、大阪の師匠にその件を尋ねたら...

「大阪の客は、金払ろた分はきっちり楽しまな損!...
 ただそれだけのことやで」

ってことらしい。

確かに、東京のライヴって、意外と東北人が多いのか?
人見知り気味と云うか、最初はスマシテておとなしいくせに、
後半になって馴れてくると、異様に盛り上がったりする。

その大阪でのライブを聴く限り、やはり最初から盛り上がっていて、
ちょっとうるさいくらい...!

そうしたわけで、ライヴインジャパン’94から1曲かなあとも思ったけれど、
最晩年に出た「Angel In The Dark」というアルバムが、たぶん
この日本公演を含むツアーのリハーサルを兼ねたと云うか、
ほぼ同時期の録音と思われ、選曲もダブり気味だし、
且つキチンとバンドも入れて録音されているので、
クオリティも高い。(来日公演は弾き語り)

このアルバムはホントに名曲&名演も多いので、超お勧めだ。
そのアルバムから…ヤッパリこれ…

「ララは愛の言葉」

オリジナルは68年、デルフォニックスでヒット…
まあどうでも良い情報だがね。

Laura Nyro - La La Means I Love You


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4 Comments

バニーマン says...""
短すぎる“O-O-H CHILD”も、短いことを除けばやっぱり名演というか。
この人、オリジナルもいいけど、カヴァーがスゴイですね。
Gonna take a miracleがカヴァー集でも特別な一枚なのは、
ロック系では数少ない良い見本と言っていいのでしょうか。
この「ララは愛の言葉」もイイですね。
山下達郎もこの曲大好きなんです。
って、どうでもいい話で(^_^;)


2017.03.10 20:07 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."ローラ・ニーロ"
ローラ・ニーロが、ピアノにギター、リズム隊というシンプルな形式で、カバー曲を歌っていますが、すごく自分のものになっていて、歌がうまいっていうのは、音楽をやるうえで、何よりの要素ですね。

彼女の曲は、あまり聴いたことがなかったですが、もともと、こうした歌い方だったでしょうか、ちょっとキャロル・キングを思わせる節回しにも思いました。

この曲は、テレビ通販で買ったヒットポップス12枚組で、デルフォニックスのを聴いていましたが、何とも言えず、懐かしくなるサウンドで、ギターのカッティングもいい感じで、60~70年代は、曲もサウンドも良かったなあと、年寄りならではの感想がもたげてきます。

このローラ・ニーロの演奏は、90年代のようですが、すごく70年代っぽい極上のサウンドで、極論かもしれませんが、DX7が古き良きサウンドを壊して、打ち込み、サンプリングが音楽そのものを駄目にしてしまった気がします。
2017.03.10 20:17 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."バニーマンさん まいどです"
94年の来日公演では、全日程に山下達郎夫妻+吉田美奈子女史がVIP席でご観覧…
という事らしいです。これもどーでもいい話でした….。

そんなに特別に唄が上手いって感じでもないのですが、
この方の独特の節回しというのが、ときに神懸かったりもするわけで、
カバー曲も彼女に掛かれば、オリジナル以上に光を放つ場合もあるわけですね。

Gonna take miracleも、本来の楽曲の良さを超えて、彼女なりの情感が
曲を別物に生き返らせてるように感じます。
2017.03.10 20:35 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどです"
一応念のため….ジョントロペイ/ウィルリー/クリスパーカー
それに本人のエレピ&Vo...というのが、基本メンバーのようです。

キャロルキングのR&B作は、彼女大体カバーしてるかも!?ですね。
互いに尊敬しあってたみたいですけどね。

>DX7が古き良きサウンドを壊して、打ち込み、サンプリングが音楽そのものを
>駄目にしてしまった気がします。

ある意味その通りかと思いますが、DX7もサプリングマシンも、もっと言えば
プロツールズも...当たり前ですけど「使い方次第」。
80年代の産業ロックな安易な使い方で消費しきってしまったのは、
何か勿体ない気がします。DX7はプリセットをすべて消去して、
自分なりのアルゴリズムで、バンクを埋めて使用するぐらいのガッツがあれば、
もっとクリエイティブで音楽シーンも面白くなったのに...って言うのが
当時からの持論です。

2017.03.10 20:48 | URL | #- [edit]

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