ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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岩ガキオヤジ...

DSC02021.jpg
Carl Zeiss Jena 'Flektogon' 2.8/35 (1964)

五十路を超えて故郷に戻って来るまで、牡蠣なんて
寒い時期の風物だとばかり思っていた。

しかし真夏にこんなミルキーで極上の旨さの
牡蠣(岩牡蠣)に出逢えるとは…!

長生きはしてみるものだ!
って言うほど永くは生きてないけどね…。

ちなみに先日の中学同期会の集合写真を見ると、
男子はみんなが校長先生みたいだが、異様に若いと云うか、
悪ガキっぽいのは、自分と、今もオヤジバンド
(AUGUST MOON/PORTO)でがんばってる、
ハタエタケちゃんとヨッちゃん…まあこの二人は
別格としても、自分は….異様に肌の色が青白くて
何だかちょっと情けないな…。

おっと、高校も同期会だそう…ちなみに自分と一緒に
バンド組んでた奴らとか、ミニコミやってた奴ら、サッカー部を
悪戦苦闘して建ち上げたメンバーは総じて「連絡先不明」…
実は自分もつい最近まで「不明者」。
うーん、どうしようかな??



さて本日は、今更どうかしたの?って云う感じが否めない
ユーミン…荒井さんのご登場…。

しかも意外に地味なこの曲『何もきかないで』。

この曲はたまたま彼女の3作目で、皆様ご存知の
「Cobalt Hour」に入ってる曲だけれど、実際には
彼女の歌唱では初のメジャーヒットシングルとなった
「ルージュの伝言」のB面曲…。

曲は地味だけれど、私は当時、ココロの奥底で
ひっそりこっそり妄想していたかもしれない
「プロギタリスト!」を目指す、世間知らずの田舎の高校生にとっては、
この曲の「ポップスの王道的ギター(ソロ)」に大きな衝撃を受け、
研究に励みつつ、なんとかこうしたマインドを
自分の血の中に刷り込むべく、結構必死に修練した日々…?

ブルースバンド組もうぜ!→今ちょっとそっちは休業中。
ディープパープルやろうぜ!→勝手にやってろ!
やっぱサバスだよサバス→どっかの左利きギターに頼め!
イーグルス&ドゥービーやろうぜ!→お呼びじゃないぜ!
フィートやんないか?…うう...ちょっと考えさせて…
           でもスライドの練習がめんどくさいかな..。

そんなこんなで折角のお誘いを断ってばかりいたら、
すっかりお声もかからなくなって、
仕方がないから、ユーミンとシュガーベイブを演るって条件で
加入したバンドでは、主にベース担当だった…って、
ちょっと黒歴史な高校時代後半...。

しかしそのおかげで、すべての楽器の構成というか
サッカーでいうところの、ポジションが後ろであればあるほど、
戦略を深く見つめ、考察できるってあの理屈で、
音楽そのもの、バンドのあるべきスガタカタチみたいなものが
何となく見えた感じがして、この気分は、たぶんジコチューな
ギター弾きやヴォーカリストには永遠に分かるまい!?
ってな心境に至るのだ。

で、ハナシは戻り、問題はこのシングルA/B面つまり
「ルージュの伝言」「何もいわないで」のレコーディングメンバー…。

コバルトアワーのカバーの隅々まで見回したが、
いつも通りのキャラメルママを中心としたティンパンアレイ一派の
クレジットしかないから、てっきり私は永いこと、
「鈴木茂さんは器用にこんなスタイルも弾けるのかあ!?」
なんて感心しつつ思い込んでいたのだが、最近になって、
やっぱりコーラスでこの曲にも参加していた山下達郎さんの弁によると、
この曲と「ルージュの伝言」の2曲は、ティンパンではなく、
当時彼女のバックバンドだった「ダディ・オー」というバンドが
レコーディングメンバーであったとのこと。

シングル発売後、さらにアルバム録音時に
ティンパンで同じ曲の録り直しを試みたけれど、
結局「ダディ・オー」バージョンがアルバムでも選ばれることに
なったものの、クレジットは間に合わなかったらしい(というか、
PD=村井氏が門外漢になってしまうための大人の事情だと思う)。

で、「ダディ・オー」というバンドやメンバーのことがとても気になって
ググってみると、ドラマーの平野肇さんという方が、実に興味深い著作を
発表してることを知った。

「僕の音楽物語 1972-2011 名もなきミュージシャンの手帳が語る日本ポップス興亡史」

{BOOK}データベースによると:

>満足に楽譜も読めなかった大学生が、いつのまにか飛び込んだ
>プロ・ミュージシャンの世界。レコーディング、ライブツアー、
>TV・ラジオ出演、各種イベント…数々の出会いと昴奮の体験。
>そして繰り返される離合集散の日常。折しも1970年代半ば、
>大衆音楽界は巨大ビジネスへの転換期を迎え、激動していた。
>夥しいアーティストを、ドラマーとしてステージの背後から眺めていた著者が綴る、
>彼らの素顔と音楽業界の実像。

あれあれ?….どこかで聞いたことがあるような体験談だよねえ…
こりゃあ急いで読まねば!...であるわけです。

自分が初めてユーミンを見た時は、細野さん、松木さん&ポンタさんが中心の
吉田美奈子バンドを従えたものだったけど、2度目は秋田県民会館(!)で
with「バイバイセッションバンド」のツアー(「あの日に帰りたい」と
「翳り行く部屋」がニューシングル絶賛発売中...の時代)。

これこそが「ダディー・オー」のマイナーチェンジバンドだったらしい。

残念ながら、「これぐらいなら自分もやって行けるかも…」なんて
とんだ勘違いしてしまう、情けなくも偉大な一夜であるのだった。

取りあえず「東京(の大学に)に行こう」と決意した日でもある。

荒井由実 - 何もきかないで


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8 Comments

ギターマジシャン says..."ユーミン"
荒井由実時代は、個々のアルバムでなく、ユーミンブランドの3枚しか持ってなく、それも1ばかり聴いていた自分でして、「何もきかないで」は、たぶん、今回が初めて聴く曲です。

ユーミンらしいというか、70年代初期のポップスらしい3連、後のTOTOのホールドザラインとは別物の3連でして、グッドラックアンドグッドバイに曲調が似ている気もします。

ユーミンのバックは、キャラメルママ、ティンパンアレイと思っていたので、このダディオーというのは初めて知りました。

バイバイセッションバンドですと、ギターは伊藤銀次や土屋昌巳ですが、ダディオーは検索したら大野久雄という方で、これまた全然知らなくて、売れっ子ミュージシャンを陰で支えた人たちも多かったのでしょうね。
2017.08.11 19:32 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどです"
このブログで何度となく引用してますけど、当時、先輩たちからよく言われたのが..

「おい、絶対勘違いするなよ。俺たちはお座敷がかかってなんぼの哀しきバンドマン。
 自分のスタイルを売り物にするスターミュージシャン様とは、根本が違うというのを
 肝に命ぜよ。そうしないと...不幸で惨めになるから….」

そんなわけで、クレジット全くなしの彼らの、もしかしたら「栄光」…
しかと受け取りましたよ…先輩方!って、そんな感じです。





2017.08.11 22:03 | URL | #- [edit]
MK says..."コバルトアワー"
このレコード、どうしても卒業写真のイメージがつよいのですが、A 面4曲目この「何もきかないで」B面4曲目「雨のステーション」辺りも渋く、結構インパクトがあります。
名盤ミスリムの次、サードアルバムですが、時折聴く、好きなレコードの1枚です。
2017.08.11 22:14 | URL | #c5NzTaeA [edit]
pipco1980 says..."MKさん まいどです"
確かに、名盤過ぎる1作目と2作目に比べると、この3作目ちょいと普通っぽいかな??
って言う出来だったように思いますけど、おっしゃられるように個々の曲は
とても出来が良いですよね。「雨のステーション」は、青梅線・西立川駅の
出発音になってますよね。まあちょっと驚くくらい寂しい駅で、
駅前にはなんもないですけど…..。
2017.08.11 22:22 | URL | #- [edit]
バニーマン says...""
こんばんは。

岩牡蠣は知ってはいますが食べたことはないです。
知り合いでよく東北に行く方が、岩牡蠣は上手いけどあまりに大きくて、
山無し県の人間には、ちょっと手におえないと言っていました(笑)
ほどほどの大きさがよろしいようです。
でも食べてみたい、上手そうですね!

ユーミンは一枚目と、あとは何百万枚と売れたころのいくつかを持っているだけで、
名作の誉れ高き二枚目と、ちょっと地味な?今作は聴いていないです(^_^;)
「ルージュの伝言」はよ~く知っていますけどね。
2017.08.11 22:29 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."バニーマンさん 毎度です"
私も、故郷に戻って初めての岩牡蠣体験でしたけど、確かにデカいです。
そして味も濃いし、ミルクたっぷりな感じで、口の中が、宝石箱やあ…
じゃなくて、幸せ一杯に包まれます。是非機会ありましたら、お試しあれ!。

ユーミンの3作目コバルトアワーは、駄作じゃないんですけど、何かちょっと
1&2作目の原風景的な赤裸裸感がどこかに消え去って、どことなく厚化粧な感じで
ユーミン….都会に行って変わっちゃったな!?的な変貌が、やや問題作でしたね。

結局、松任谷さんになってからも、ずうーっと厚化粧なまんまで、少々げんなり...
が正直なところですかね。
2017.08.11 22:47 | URL | #- [edit]
つかりこ says..."おばん・・・あいやおはようございますー"
僕も、ユーミンの初期のほうでティンパンアレイ系以外の
ミュージシャンが参加していたとは知らなかったです。
おっしゃる通り、ギターは鈴木茂さんかと。

なるほどそう聞けば、コバルトアワーでは、1~2作目までの
「初々しさをプロがちょいとお手伝いした感」が弱まって、
プロの演出が前面に出てきた感がありますよね。
あいや、それはダディ・オーさんたちがどうのという意味ではなくて、
アレンジに力を入れた形跡として新メンバーを起用していたという意味で。
また、それがいけないという意味でもなく、
むしろ、以後の高品質なユーミンブランドの走り出しを作った
という意味で大きな価値があったのかもしれませんね。

そう考えると、この『何もきかないで』は、
ジャズスタンダードのような典型的なスローワルツで、
初々しさよりプロのうまさぷんぷんで、
アルバム「コバルトアワー」の制作方針を代表している曲なのかなあ、
なんても思います。
でも、アーティストもセッションマンも、ひと時のフロックではなく
プロとして食べていくものを作るというのはそういうことですよね、きっと。
だから、「ユーミンを聴いてプロをめざす」というのは、
僕は畑が違いますが同じバッカー、わかるような気がちょびっとします。
生意気、すみません。

イーグルス。
世の中、誤訳で話題が盛り上がりがちなので、
僕もブログで和訳を書いたりしましたが、
実はそんなに好きというほどでもないんです。
まずは、カントリーポップがそもそもあまり好きじゃないんです。
理由はわからないのですが。
それから、スタジオミュージシャンだった彼らの子器用さもちょっとねぇ。
いや、メロディ作りも演奏もうまいのはいいんですが、あざといというか。
カントリー調なのも、ホントにそれが好きでやってんのか?
アメリカで「売るための計算づく」といった臭いがしたりして。
いや、カントリー調じゃない曲で、好きな曲もいくつもあるんですけどね。
それも逆に、なんだ、他のジャンルもバシッと作れるんだ、
と思うとソウルを感じさせないというか、なんというか。
でも、前記と同じ。
彼らもプロなのだし、「イーグルスは、売れ筋バンド」、まあいいか。
売れ筋って全然簡単ではないし、って感じですかねぇ?
いやいや、悪口言うつもりはないのですが。

「後ろからの声は、神の声」。
ライブでベース弾き、気持ちいいですよねー。

岩牡蠣、夏に仙台で食べたことがありました。
どでかい!うまい!

前々回の竿灯の写真、好きです。
2017.08.12 08:36 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."つかりこさん まいどです"
ユーミンの1作目と2作目は、ナイーヴな女子が淡くて、
少し痛い、私小説書き上げましたあ…が、3作目でいきなり
自信満々の商業小説書いてきたってくらいの驚きと違和感…
ありました。当人もこの頃は既に,引く手あまたの商業作家に
なっていたわけでもありますから、各所に自信と云うか、
貫禄と云うか、余裕が感じられる作品でした。

そういうわけでして、次作の4作目あたりから、私は一気に
ユーミン熱が醒めてしまって、然るにユーミンブランド
っていうのは殆ど知らずに、ここまで来たわけです。

ユーミンのバックバンドになりたいなあって言う
高校生の痛すぎる妄想も、実は以後すっかり忘れてましたから。

イーグルスは、全くディスる対象ですらないのですが、なにせ
一時期の猫も杓子もイーグルスな状況に辟易したのは事実ですね。

実際に、上京してみたら、、周りがみんなイーグルスLOVE&
カリフォルニアLOVEな感じで、ははあん、東京って、凄い奴も
たくさいるけど、その反動で馬鹿も半端なく多くいる街!
そんな感想を持ちました….!_。

ですからイーグルス自体云々よりも、比較文化人類学??的に
様々文句があるわけです。

「売れ筋バンド」は、悪くない称号だし、誰もがそうなれる
ものでもなく、選ばれた奴らという意味では、何ら批難される
モノではないと思います。私は聴きませんけど…って、しつこいっすね。

ほとんど生産性のない、今の自分ですから、お世辞でも
写真を褒められると、嬉しいです…はい!。
2017.08.12 09:18 | URL | #- [edit]

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