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ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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露天風呂の人生訓

DSC06142あ
Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

百日紅(サルスベリ)...
近年になってやっと、この花は「サルスベリ」っていうんだぜ!
って分かって、さらについ最近になってやっと、それが...

「百日紅」

って書くんだ!ってことを覚えた…。

もう少し早く、こうしたことに興味をもっていれば、
たぶん、もっともっと充実した人生を送れたのだろうな…
なんて思う。

家人のお父上、すなわち義父は、北九州工業地帯の
煤煙の中で何十年も働いてきた人。

特に今と随分違って、労使間の諍いが拗れにこじれる中、
義父は、その中間の立場として、まさにギリギリの神経戦の
火中にいたという。

そんな仕事人間で、仕事以外のいかなるものにも興味を
持つことがなかった義父が。40代にして初めて
「マラソン」と出逢い、なんと70歳直前まで
シニア選手として、フルマラソンの現役を続けたのだ。

そして、つい何年か前まで、毎朝続けていた「ジョギング」も
今はウォーキングに変わっているけれど、そうしたわけで、
そろそろ90歳にもなろうかという年令だけれど、
私なんかより遥かにお元気で、カクシャクとしている。

今も義父は義母とともに年に1~2度、九州から上京して
娘と孫の様子を伺いに来るのを生き甲斐としてるようだが、
必ず出掛けるのが、大好きな「箱根大学駅伝」の
山登りコースの一部を走ってみること(最近は歩くだけらしいが)、
そして何故だかお気に入りの、三鷹にある「銭湯」に行くこと。

三鷹の銭湯(普通の460円の銭湯!)には、庭園式の露天風呂があり、
湯船の頭上には「藤棚」があって、ふじの季節は確かに素晴らしいけれど、
それ以外にも、季節を通して、途切れることがないくらいに
咲き続ける花々が見事な露天風呂付きの一般銭湯。

義父は気持ち良さそうに湯船に浸かりながら、
庭園に咲く数々の草花の名前を
次々に言い当てる。

そのうちに、他のお客さんまでもが、感心しつつ、
「あの白い花は?」等々、質問し、明快に答える様が、
実になんとも誇らしい、そんな義父だったりする…。

仕事人間が、40歳代にしてマラソンと出会い、
気持ちよく街や土手、時には山道を走る中で、
道端の植物に突然興味を持つようになって、近所の御老人の
説話に耳を傾けるようになったり、百科事典的なものを
購入して独学するなどで、殆どの植物の名は、些細な雑草に至るまで
理解できるようになったらしい。

そして云うのだ。マラソンに出会う以前と以後では、
もはや圧倒的に以後の方が幸福で、たぶん50歳代くらいの頃が
人生で一番充実してた…。

さて、50代を迎え、人生の紆余曲折から、その歳になって
新しい業界、職場で働きだすようになったものの、
体調も病み上がりでイマイチ。

あまり表面に出さないようにしていたけれど、
心中、苦しんでいた時代に、たぶん義父は私を勇気づけるつもりで
そう云ってくれたのだと思う。

その後、また倒れてしまって、あああ、申し訳ないなあ、
最悪な50代だよなあ…そう思いながら、故郷の実家に
単身戻ることになった。人生これで終了かな?なんて
うっすら思ってた時期でもある。

ところが、そこで突如カメラなど持つようになって、
そこに写る森羅万象…に興味を持つようになったし、
体調こそイマイチだけど、神経的には、とても充実した時間を
故郷で過ごすことになった。

もっと若くて健康で、バリバリ働けて、そんな中でも、
道ばたの小さな花にも、キチンと反応し、愛でるような
細やかさを持ち、様々な事に興味を抱き、知ること即ち、
平穏で充実した心理状態をいついかなる時もキープする…

そんな人生を生きたかったな。

まあ、自身の人生、あんまり後悔もしてないんだけどね。
欲を言えばキリがないものなのかもね。

さてこれから…もっともっといろいろな事を知りたいなあ...
そんな風に思うわけです。




まったくの偶然で、新しいギターの試奏と云うか、
三軒茶屋のスタジオのオフィスで、シコシコと音を出していたら、
今まさにデモテープ録音中の一団のマネージャーが飛び込んできて、

「おい君!、ギターをさ…ちょっと手伝ってくれないかな…」

「うーん、譜面の初見は無理ですよ…」と一旦は固辞するのだが、

「そんなの…何回だってやり直せば良いんだよ..後生だからさ。
ちゃんとギャラも発生するし、頼むよ…」

そんなわけで、以前から顔見知りではあった女性ポップシンガー
のデモテープ作りに、何故かその日現れなかったギタリストの代わりを
私が仰せつかることになり、さらに…以後しばらく、
そのバンドに参加することになる。

その日の1曲目が、なんとこの曲、フワフワWOWOW。

この曲、実はその少し前に、池袋西口の大学の女子大生バンドに
お手伝いで参加した時に、この曲を既に弾いていたから、
当然、呆気なく、わりと高い完成度で弾けてしまうのだが、
さらに2曲目は、個人的に好きで、たぶん全曲フルコピー
してたシュガーベイブの「パレード」。

そんなわけで、実に楽勝なセッション…そんな幸運?から始まる…
結局は、苦難のバンドマン人生はこうして始まるのだった。

ちょっと画像が何とも云えないのだが、音質はこれがベストだった
…ということでお赦し願いたい...。

石川セリ - フワフワWOWOW


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4 Comments

バニーマン says...""
こんばんは。

花の名前はわかったほうが人生楽しいとは思いますが、
これがサッパリで・・・
庭に咲く花を草と言っては家族に叱られています(^_^;)
2017.08.28 19:59 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."バニーマンさん まいどです"
いやいや自分もまさにそうでした。家人がマンションのベランダ菜園を
やってたりするんですが、何と何に水やっといて...って云われても、
なにがなんだかわからない…キッチンから「ベランダからバジルとローズマリーを摘まんできて」
っていわれても….パセリぐらいしか分からん….? 
それでも「これではいかんあ」とも思わない鈍感すぎる自分。
やっぱりね…反省しかないっすよ...。
2017.08.28 20:35 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."石川セリ"
高樹澪のカバーを先に聴いたかもしれない、ヒット曲「ダンスはうまく踊れない」くらいしか曲は知らず、ニューミュージック初期の人という印象でしたが、YouTubeでいろいろ聴くと、シティポップ、AORの元祖みたいな曲も多いですね。

井上陽水夫人としても名高い(?)ので、楽曲提供や演奏も、そっち一派かと思っていたら、ティンパンアレーやナイアガラ、シュガーベイブ陣営と多彩でした。

山下達郎の英語歌詞で有名なアラン・オディが、実は先日のカールトンのイージーイヴィルの作者で、しかも、石川セリのライブ盤に収録って、何だか、いろいろな人が交錯した70年代という感じです。

デモテープで、シュガーベイブまで演奏されたpipco1980さんは、まさか、ライブのギターを担当して、イージーイヴィルをレパートリーに入れるようを薦めたとか?
2017.08.29 19:41 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどでrす"
我々世代的には、当時大評判になった「八月の濡れた砂」っていう映画の主題歌を
唄ってた歌手さんで既に有名な存在だったんですが、ある日「私とユーミンは親友なんです」
っていうかたちで、ユーミンの書き下ろし曲とか下田逸郎って云うシンガーソングライターの
楽曲等々で、なかなかのシティーミュージック路線で復活してきた方です。

私がその時関わった方の歌手さんは、当時まだデビュー前で、自分のオリジナルは
まだデビューシングル用のA/B面の2曲しかない状態ですから、ライヴ用の穴埋めというか
レパートリーとして、セリさんやシュガーベイブ、大瀧さん(当然夢逢え…ですが)
あと時代的にボビーコードウェルとかクリストファークロスなんてね、そんな感じでしたね。
2017.08.29 21:31 | URL | #- [edit]

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