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ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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人生に無駄な事はないけれど

DSC06252あ
Carl Zeiss Jena 'Flektogon' 2.8/35 (1964)

こいつは、どうも掴みどころがなくて、
写真に収めるにはとっても難しいな…。



まだ故郷にいる時代に、いつかここで記した
ギタリスト兼インチキイベントプロモーター氏の下で、
私は実に様々なイベント関連の仕事を経験できたことは、
後々結構な財産となるわけで、人生全く
無駄なことなんてないなあ…なんて思うのだ。

それらのひとつひとつは、いつも唐突で、しかも
全く経験がないようなことばかり…。

突然、妙なステージに立たされ、譜面もないまま、
適当に演奏させられたり、前の晩に、その日初対面の男と私で
「オマエら明日、ラジオ公録で、なんか演れ!」とか云われて
慌てたり、或いは裏方として、俺たち別の現場があるから、
お前は一人で、プロのバンド(何と本物のジャニタレ・アイドル!)の
ステージでのPAオペレーター+照明卓のオペレート、
そして呆れるほどわがままな、ジャニタレアイドルのお茶だし+使い走り?
等々をさせられてみたり、また何度かは、DJというかMCさん用の
イベントの原稿=台本を書かされたり、まあ何しろ
人手不足の超零細企業さながらに、何でもかんでもさせられるのだ。

上京して少しすると、アマチュアバンド絡みで、スタジオとか、
PA会社というのが身近な存在になって、そこで「経験有り」
ってことで、アルバイトをすることになるのだが、
自分の場合他のPA会社を知らないから、一概には言えないのだが、
ヤッパリ故郷の怪しいプロモーター同様に、いや、負けず劣らずの
「何でも屋」だったりして、まるでデジャヴーの如く...

ある時は舞台監督で、タレントの出番をステージ袖で管理したり、
打ち合わせたり、時には照明さんだったり、前の晩から現場に入って、
徹夜作業の大道具さんのセット作りの現場責任者をしたり、
芸能界でも様々「高名な方々」とマンツーマンで、ご自宅まで
お邪魔して打ち合わせをさせていただいたり…そんな方々の
自宅…いや自邸ホームパーティーやゴルフコンペを仕切らせて
貰ったり等々…とても大学2年のアルバイトとは今更言えないよなあ…
そんな感じだった。

今考えても不思議なくらい、普通にそれらをこなしていた
その源泉は、たぶん、秋田時代の怪しい芸能プロモーターの下での
仕事でできた「くそ度胸」…それに相違ないな…と思うのだ。

これがミュージシャン…いやいやバンドマン専業になっても、
自分の場合は、何故だか、普通に「弾くだけ!?」では
済まされず、何故かマネージャーの仕事だろって仕事を
割り振られたり、ミュージシャンを自分で集めて現場に連れて
行ったりする事が多かったから、地方まで新幹線代を立て替え
その後普通に出演料も明朗会計で折半….あれ?交通費?
そんなことばかりだったように思う。

やがて、芸大卒のジャズ専門の方々と歌伴専門バンドを
ゼロから組むことになって活動開始!

なんだかやっと、バンドマンらしくなるんじゃないか?
と思ったらサにあらずで、バンドの中で最も若輩で、
それなのに、プロダクションやタレントの知り合いも多くて、
しかも、一番ヘタクソなバンドマンの私は、もっぱら、そんな
一流の方々のプレッシャーを感じながら、毎日、営業マンのように、
あちこちの音楽事務所を廻って、デモテープを聴いてもらったり、
実際に特定の歌手のバックバンドを、狙い撃ちで売り込みをしたりと、
今度はサラリーマン的要素がとても強くなる
ミスターヘタクソバンドマン…。

バンドマンさんってね、腕はいいんだけど、意外とコミュニケーション能力
っていうか、普通に「社交性」皆無の人が多くて、結局私は、
そんな彼らからすれば、C調な軽口を縦横無尽&厚顔無恥に
吹きまくる軽い男!って思われていたらしく、
段々と妙な具合になり始めるのだが、
それはまた少し後の話。

ちなみに、Facebookやら検索によれば、この時の
方々はみんなそれぞれジャズシーンなどで現在も御活躍されてるようで、
なんと大御所になられてる方もいらっしゃる...。

辞めたのは、どうやら自分だけみたい..。
あれこれ脇目を振らず、この道1本....
実はそれが一番強いってことか....ウーム???。



歌伴専門バンドで、何でも屋だからといっても、
普段から歌謡曲ばかりを演奏してるわけじゃないし、
歌手のバック以外にも、クラブでのジャズ演奏だったり、
高級レストラン(サパークラブ…か?)みたいなとこで、
演奏する機会も多い。パーティーなどで派手な最新フュージョンを
演奏する場面もある…。

また、このバンド特有なのかどうかは不明だが、いわゆる
「劇伴」...っていう、演劇とかミュージカル、ロックオペラもあったな!
そんな録音仕事も多かったように思うが、勿論、内容は殆ど覚えてない。

ただ「劇」ならではだなあ...って思ったのは、同じ曲(唄)をキーを変えて
何テイクも録るってこと。役者がまだ決まってなかったり、複数キャスト
という場合も、様々なキーのカラオケがあれば当面問題なし...って
ことだろうと思う。

録音段階で、まだアレンジが固まってない曲も多くて、その場合は
大体曲を書いた脚本家や演出家が、我々にシーンを説明してから
アレンジをその場で固めて行く場合も多い。例えば、主人公の女子が
夕暮れの土手を俯き歩きながら、ぼそぼそ唄う感じ...。
それならばPちゃんはエレキじゃなくてアコギで、ルーズに引きずる感じかな?
了解....そんな感じ。

そして劇中曲は、講演が終わった後も、曲だけ切り離して
新人歌手のオリジナル・レッスン曲やオリジナルレパートリーとして
再利用されたりする(!)。

さて、バンドでは、私への教育目的以外にリハーサルで
スタンダードジャズを練習するなんて事はなかったが、
いわゆるフュージョン系の最新楽曲は、メンバーがそれぞれ、
自分のやりたい曲を「採譜」して、譜面を持ち寄れば、
問答無用で、演奏する…っていうのが、鉄の掟になっていた。

勿論、自分以外は、もう業界でも腕っこきの方々だから.
初見で、何でも演奏できてしまう。そこを細かい修正を加えながら、
30分も練習すると、もはや、本物とほぼ区別がつかないくらいの
クオリティに仕上がってしまう。まあ自分のギタープレイだけが、
どうも自分でプレイバックして聴くのがツラい…そんな感じ。

この曲は自分が採譜したからよく覚えていて、ハデハデしいから
バンド紹介用のデモカセットテープのトップに入れたように思う。

しかしだ、あくまでも演歌も含む、バックバンドのデモ演奏に
やはりこの曲は不似合いで、歌手さんの担当マネージャーや
ディレクターは、一様に「なんだか取りつく島がないほど、うるさいな」
そんな感じの表情が見てとれるのだ。

そういうわけで、演歌向けにはこの曲は外して、もっとミディアムテンポで、
当時の言い方では「ソフト&メロウ」な曲を増やす…そんな感じに
入れ替えたと思う。

基本的にフュージョンなんていうのは、小技を見せびらかすだけの
虚仮威しの「手習い音楽」以外のナニモノでもなく、
音楽要素としてはとっても貧困で、とるになりないもの…
って言うのが、もはや歴史の評価だと思うけれど、
自分的には、数少ない、ほろ苦い思い出とともに懐かしい曲でもある。

The Brecker Brothers - Some Skunk Funk


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4 Comments

ギターマジシャン says..."ブレッカー・ブラザーズ"
ブレッカーは、オールスターズの演奏やゲスト参加はよく聴いたのですが、本人たちのアルバムは、ギターにスティーブ・カーンやバリー・フィナティがいるものの、あまり目立たないので、エアチェック程度でした。

ただ、このライブ盤は、テリー・ボジオが叩いていて、それだけでも一聴の価値がある作品で、フュージョンの王道のハイテクユニゾンは、キングクリムゾンの21世紀が元祖くらいに思っているので、ボジオのブレッカーへの参加はニンマリです。(実際はザッパつながりでしょうが・・・)

自分は、pipco1980さんと違って、いまだにテクニカル大好き、早弾き大好きなので、当時からプロとして、この手の曲を演奏されていたのは、本当に脱帽です。
2017.10.10 19:05 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどです"
考えようにもよりますが、こういう曲の演奏って、意外に簡単なんです。
決して自分だけではないと思いますけど、ビートルズを演る方が、
100倍難しいです!。言葉で上手く云えませんが、ギターマジシャンさんなら
充分、お分かりいただけるかと思います。

ブレッカーズとボジオはザッパのライブアルバム「Zappa in NY」で共演してますから、
(その時はエディジョブソンも同じバンドでしたけど!)その直後ですかね、これは。

確かにサックスとトランペットが主役ですから、ギターはリズムが殆どですかね。
昔、Pit Innでブレッカーズとしてみた時は、香津美さんがギターでしたが、
正直云って、このバンドにはバリーフィナティ当たりが適役かなって
思いました。弾きすぎると、ぶつかるんですね....特にペットと...。
2017.10.10 20:56 | URL | #- [edit]
つかりこ says..."おばんですー(おはよ?)"
えーっ、この曲を写譜したんですか?
すごいですねー。
僕なら、5年くらいかかりますわー。

ブレッカーBros.のファンクジャズ、好きですよー。
吹奏楽部のあこがれのバンドですよねぇ。
大昔に青山のブルーノート東京に観に行ったことがありましたっけ。
ショウの時間が短いのにチケット代が高くてアタマにきましたが。

マイケル・ブレッカーのほうは、メインストリームの
バップ系のアルバムも出していて、テクニックだけでなく
ソウルを感じることもできますよ。
でも、不協和音の出し方がいかにも白人調というか
テクニカル過ぎるというか、あざといというか
聴く人の好き嫌いがはっきりするアーティストなんでしょうね。

顔の肉と胸の肉、最近重力に負けつつあります。(苦)
2017.10.15 04:44 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."つかりこさん 毎度です"
うーん、今なら5年くらい掛かるかも...?

周りが凄すぎて、自分は絵に描いたような凡才な現役時代でしたけど、
ヤッパリ現役の凄さ、鋭さは、後の時代とは全然違います。
この曲もたぶん、スコア自体は一晩....たぶんメロディを口ずさみながら
鉛筆をなめなめ音符を五線に置いていったのだ思います。
集中力?!なのかな??

ジャズとかフュージョンって、ずっと「仇」っていうか、「悪夢」みたいに
思ってましたから、ブルーノートはしばらく縁がなかったです。
病気して、一旦故郷の旧友と交流するようになると、彼らはそういう音楽が好きらしく、
頻繁に上京してきては、呼び出され、青山に誘われて行くようになりました。
ですから出入りするようになったのは改装後...ってことになります。
でもヤッパリ...高いっすよね。軽く食事+酒なんかすると総額で.....CD10枚買えたなあ!
って感じですものね。

Mブレッカーのサックスは一時凄い好きだったんですけどね、一旦英国音楽というか、
先端音楽の方へ走ると、彼の音楽は「反対極地」という感じで、「あの端正さがイヤ!」
って感じになるから不思議です。


2017.10.15 11:00 | URL | #- [edit]

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