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ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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自惚れという勘違い

DSC00843a.jpgCarl Zeiss Jena SONNAR (改L) 5cm/1.5 (1941)

私が所有してるクラシックレンズ(当然、マニュアルフォーカスで
単焦点のもの)の中では、一番明るい「F1.5」の性能を持つ
コンタックス用ゾナーのL型ライカマウント改造版…さすがに
開放値での撮影は、派手にボケる!そのボケ方には、
それぞれ機種によって独特のクセがあり、それが何とも
愛らしくて、大好きだ。

実際には、現在の国産オートフォーカス系の高額なレンズ
=F1.2とかを以前お借りして使ったことがあるけれど、
なるほど、合焦部のピリッと鋭い描写と、トロけるように
柔らかい、高品位な背景呆けの、絶妙なコントラストに
すっかり心奪われるのだが、いかんせんお値段も高い…(20万くらい)。

しかしだ...確かに素晴らしい描写に違いないのだが、
言い換えれば、どれもみんな同じような描写で、
同じ顔した優等生…。全く個人的な話だけれど、
面白味を感じないのだ。

この戦前ゾナー、お世辞にもボケは美しくトロけてはいない。
むしろガッサガサのガサツ過ぎる昭和の...いやいやナチス第三帝国的
二線ボケ…(?)というか、仮にコンテストに出品しても、
絶対に評価されるような種類のボケではない。

思えば音楽なんかもその通りで、ただただ

「売れ線音楽=素晴らしい音楽!」

そういうロジックも分からないではないが、
少なくても音楽好きを自称し早50年??な自分は
そういう地平には絶対存在してない。

もちろん売れない音楽こそ素晴らしい...
なんてオバカな事を言うつもりは毛頭ないけれど、
売れる音楽がすべてではないし、流行作家こそが
文豪である!というのも、大きな間違いである也に思う。

近頃は、よく知らないが「インスタ映え」とかナントカ言って、
少しでも高品位な写真を撮る為に、カメラ自体、或いはアプリに
自由自在な「ボケ機能」を持つ機種もあるらしいし、画像ソフトの
「フォトショップ」辺りなんて、今はもう使わなくなったけれど、
背景ボケなんて、昔っから最も基本的な機能の一つでもある。

でも…コダワリなのかどうか良く分からないが、写真を撮るって
行為自体のヨロコビの本質って言うのは、やっぱり撮れた画の
思いがけないクオリティだったり、なんだか良く分からないけれど、
ニヤニヤしながら、自惚れという勘違いに浸るその至福の時間!?
ということになるのではないか…と密かに思うのである。



私の最初のピンクフロイド体験は、「原子心母」…。

レコードの片面1曲の、例の大作の、ほんの触りの部分を
ラジオで聴いて、大興奮&大発狂した私は、生まれて初めて、
発売日を指折り数え、待ちに待って、発売当日の朝、
駅前のレコード屋さんに一目散に走ったことを、
今でも鮮明に覚えている。

たぶん故郷では一番最初に入手したのは自分に相違ない!
と自慢していたら、高校生になると、駅に隣接する日通の
貨物室で待ち構えて、そこでバイト中の従兄弟のレコード店員に
箱を開けてもらって買った!っていう、ウソかマコトか分からんことを
言うヤツが現れて、私は取りあえず、秋田で2番に「原子心母(当然赤盤!)を
入手したヤツ….という事になっていた…?。

その後も、次作の「おせっかい」は大好きだったけれど、
なんとなく「狂気」っていうアルバムが好きになれなくて、
そのまた次の「炎」辺りで完全にピンクフロイドの新作には見切りを
付けちゃった格好だけれど、サカノボリで聴くことになる
デビュー作「サイケデリックの新鋭(夜明けの口笛吹き..ともいう)や
「神秘」、「ウマグマ」は相変わらず大好きで、頻繁に、
実は今でもたまに聴く作品である。

「Astronomy Domine(天の支配)」は、そのデビューアルバムの
トップに入ってる曲だけれど、なんだかこの曲に、グループの未来も
含めて、すべてのエッセンスが内包されていて、すべてを
語り尽くしてしまってるように思えてならない。
もちろん、真剣なピンクフロイドファンは、断固否定するだろうけどね…。

ちなみにこのアルバムは、アビーロードのEMIスタジオで、
録音されたが、その時まさに隣りのスタジオでは、ビートルズが
Sgt.Peppersを制作中…もちろん、ビートルズが広い第1スタジオ、
ピンクフロイドが、狭い第2スタジオ…が基本なのだが、
時にはピンフロ側に出向したノーマン"ハリケーン”スミスの陰謀で
その逆という日もあって、ビートルズの面々はそういう日は
ダビングや編集作業のみ、不貞腐れつつ終了...。
なんて、そんな記録も残っているようだ。

Pink Floyd - " Astronomy Domine "


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4 Comments

ギターマジシャン says..."ピンクフロイド"
ピンクフロイドは、「アニマルズ」がリアルタイムで、最初に買ったLPが「ザ・ウォール」という、あまりに遅れをとった自分ですので、シド・バレット在籍時の作品は、ピーター・バンクスのイエス以上に聴いていないです・・・。

この「天の支配」は、シンセでなくオルガンというところが時代を感じさせる音ですが、ディレイ、リバーブで空間の広がりを感じるギターに、硬い音でボトムを支えるベース、タムとシンバルがさく裂するドラムと、サイケでフリージャズでプログレの香りがプンプンします。

ビートルズとのスタジオでのすれ違いは、ビートルズ側にも影響があったでしょうし、当時のスタッフに、クリス・トーマスやアラン・パーソンズがいたというのも、すごいことですよね。

この時には、デイブ・ギルモアは参加前ですが、ポールは若きピンクフロイドに刺激を受けたので、後にギルモアにアルバム参加してもらったような気もします。
2017.12.09 17:37 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどです"
年令の話で恐縮ですが、自分にとっては、「炎(Wish You Were Here)」からが
高校生となるわけで、もうその頃はだいぶ分別というか、様々な音楽を吸収して
ましたから、ピンクフロイドは必ずしも自分にとって重要なグループではなくなってました。

プログレって結局なんだったの?っていう解答も、クリムゾンの「太陽と戦慄」を
聴いた時点で、なんとなく納得できて、ああ、もうロックは終ったのかな?って
思い、ジャズへ行ったり、沖縄音楽やら、トラッドやら、ウッドストック周辺の
アメリカンルーツ音楽なんて、もう完全に迷子というか彷徨ってしまうわけで、
結局、パンク、NWを経過して、英国オルタナに落ち着いたりするわけです。

そういうわけで、原子心母から狂気辺りまでのピンクフロイドは、自分にとっては
完全なオールドウェイヴになり、無意識に「斬って捨てた時代」でもあるんですが、
どうしたわけか、それ以前のはサカノボリということもあるのか、自分にはいまだ
とても新鮮なんですね。

ピンクフロイドはジョンレノンが相当意識していて、ノーマンに「早いとこつぶしておかねば!」
って、たぶんジョークでしょうけど、一発キメながら(?)言ったといわれていますよね。
ジョンはジョンでその後、No.9とか、未発表ですけど、Mary Janeとか、個人としても
Two VirginsやUnfinished Music等々、コンクリート音楽に手を染めるわけで、
実は多大な影響ありというのは否定できないでしょうね。

シドバレットにギターを教えたのが、ギルモアといわれていて、メンバーチェンジも
極めてスムーズだったわけですね。そのギルモアのギターテクニクスのボーヤを
していたのが、フィルマンザネラなのだそうです。いやはや狭いっすね、英国音楽界も。
2017.12.09 19:18 | URL | #- [edit]
つかりこ says..."こんちはー"
いつも拝見していて感じるのですが、
たしかにおもしろいレンズですねー。
昔の光学レンズで1.5ですので、元々は
明るさも、ピンのシャープさもそうとうに品質が
いいはずなので、パンの被写体がぐっと手前じゃなくても
バックがばっちりボケてて、さすがと思いますが、
ピンの合う範囲がちらほらしてるというか、
ボケ具合に段階があるというか、
たしかに優等生でないボケかたをしてるような気がします。
でも、そこんとこがおもしろいところですよね。
「どうやってやったの?」なんて驚きます。(笑)
画像の加工なんて何でもできる時代だからこそ、
かわいいやつ、ということですよね。

おっしゃる通り、写真も音楽も映画も “ちょっと変” が
いいですよね。
たくさん見たり(撮ったり)、たくさん聴く(演る)と、
“まとも” に飽きてきます、デザインもイラスト同じですよ。
表現物って、そういう宿命を背負っているのだと思います。

変なものって、作るのはそんなに難しくないですよね?
でも、一般的には評価されにくい。
でも、ちゃんとプロにもアマチュアにも評価される
変なものを作る人っていますよね。
何も考えずにそれができる人を天才と呼ぶのでしょうか。
僕は盆栽(誤変換ママ)なので、「そのコツって、何なんだろうか?」
って、ない知恵をしぼりながらの毎日です。

インスタ映えは、写真の描画性のことは何も考えていない
のだろうと思います、みなさんは。
でも、「何を、どんなカッコ撮るか」でいろいろやっているのも
楽しそうでいいやなー、と。
2017.12.10 15:04 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."つかりこさん まいどです"
特にね、そのヘンテコさを楽しむわけじゃあなくて、ヘンテコなのに、
実はその中に真実があるぞ!?って言うのか、上手く云えないですけど、
自分は視力が弱いこともあって、絵葉書みたいにきれいな風景写真をみると、
逆にどこか嘘くさく感じてしまうんです。じゃあ本当って何だって言うと、
語弊ありますけど、自分にとっては、眼底検査ってあるじゃないですか....
あの時、目薬を差されて徐々に視界が霞むんですけど、あのときの翳み始めの
妙に柔らかくて、独特な光って理解してもらえるか分かりませんが、
ソフトフォーカスまで行ってしまうと、また話は違ってくるんですが、
その少し前の何しろなにもかもが、柔らかい光に包まれたような情景が
とても心地よいので、まあ写真界では「絞ることを知らない開けっ放しの馬鹿」
っていう状態なんです。当然絞れば、昔のレンズもキリッと写りますが
それのどこが面白いのだ??ってとこですね....。

ピカソや70年代のマイルスの作品なんかを、なんか良く分からないけど、
彼らの云いたいことが何故だか伝わってきて「分かる、なんだか分からんけど分かるよ」
って、不条理な論理は、あんがい誰でもご経験あると思うんですが、どうなんでしょうね...?。
2017.12.10 17:09 | URL | #- [edit]

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