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ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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急がば回れ...?

DSC00842a.jpg
Carl Zeiss Jena SONNAR (改L) 5cm/1.5 (1941)

田舎なりにも、オシャレで話題のカフェで、
昼食をとるオヤジなのである…。

小一時間ほどいたが、お客様は100%女性….。
それもとても元気な女将たち…。
オヤジは結構恥ずかしいぞ…。



自分がギターを始めたのは、意外と遅くて、
中2の終わり頃。

駅前のレコード店兼楽器店(今はもうない)にて
忘れもしない、裏側に少々傷有りで、いくらか安くなっていた
Morrisのフォークギター(9000円也!)を買ってもらってから。

毎日毎日、ギター習得とはこんなに苦しく辛いものなのか!?

決して大袈裟ではなく、指先には常に血が滲み、
やがてそれが厚くて堅い皮となって、ベロリと剥げたり、
それが何層にも重なると、硬い皮が擦り切れて
火山の噴火口みたいな穴があいて、その奥から真っ赤な
赤ん坊みたいな新しい皮膚が顔を出す。

新しい皮膚は堅い皮膚の、火口の外輪山みたいな部分に守られ、
それもやがて堅くて丈夫な指先の皮膚に成長し、
やっと傷みも薄れ、ギター弾き独特の職人っぽい
イッパシな指先になって来る。

それでもだ…。
我が家のバッタもんMorrisでは、ジェームステイラーみたいな、
柔らかくて繊細で、しなやかな、あの独特のギターサウンドが
一向に出せないのだ!

やはり修行がたりないのか?イヤもしかして
この馬鹿みたいに堅くて、タコの上にタコが乗っかったような
無骨に変形した指先の、その育成に実は失敗してるンじゃあ
ないだろうか?

ギターでは先輩の、同級生たちに言わせると…

「そりゃあJTが使ってるマーチンとモーリスじゃあ、
仕方がないよ。そもそも値段が数十倍違うだろう!?」

ある日、同級生の大学生のお兄さんの所有する
YAMAHA製ながら、オーダーメイドで作らせたギターというのを
触らせてもらえた。

ネックの弦を触った瞬間の、指先に吸い付くような、
しっとりした柔らかい感触!?そして指が、
何の引っ掛かりもなくスムーズに動く、動く、動く…。

自分って….こんな風に流麗に弾けたんだあ??

低音減はずっしりと腹の五臓六腑(?)に心地よく響きわたり、
高音もとっても心地よく一旦背骨を通って、抜けて行く感じ…?。

もしかしたら、自分のこの文字通り、血の滲む苦役のような
指先の鍛錬は、楽器がダメダメだったせい?

おそらく半分はそのせいだろうと今は思う。
ネック自体は少し内側に反っていたのだろう…そのために、
弦がやたらに高くて、圧力も強かったからだろうと思う。

ああ、楽器って、選ばねばならぬのか?
良い音=高価格….当たり前のことだけど、それが社会の
道理というものか…!

さらに上には上が際限なくあり、そんな桃源郷を目指してしまうと、
人生は幸福か!?...いや、たぶん破滅する…。

みんな自分の器量とか度量とかを冷静に察知しつつ、
頃合いの良いところで妥協するのだ…。

それ即ち人生さ!!って、悟ったようで、まだ一向に悟れない
オバカな自分なのであるが、残念ながら己の度量だけは
よく知ってるから、あまり突拍子もない価格の楽器を買うなんて
経験は自分にはなかったな…、ああ折角苦労して買っても、
あっさり盗まれるっていう、オバカな経験もトラウマになってるからね。

だからわりとザックリね、楽器なんて、お店を何軒も廻って、
目的の価格帯や、欲しいモデルを全部並べて、その中で
生音が一番デカくて、音程がしっかりしたものを見つければ、
それでOKってな…そんな事で納得して選んだりするのも
また「真理」でもあったりするからね。

そういうわけで、バッタもん9千円モーリスの中学生が
そもそも目標にする事自体が無謀だった、ジェームステイラーの
大好きだった彼のアルバムMud Slide Slim And The Blue Horizon
から、そのタイトルチューンを!ウーム、アコギ...良い音だ!。

James Taylor - "Mud Slide Slim"


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6 Comments

つかりこ says..."こんちはー"
僕は、モーリスの1.5万円でした。(笑)
でも、いとこのおねぇちゃんから借りたものなので、
モーリス9,000円の勝ちですねぇ。(何の勝ち負けよ)

弦高が高くてフレット音痴のモーリス9,000円での
修業があったからこそのプロ入りだったんでしょうね。

ホントにアコギの押さえやすさばかりは、
触ってみないとわかりませんよね。
ネックの反りと、高過ぎる弦高と、フレット音痴、
逆に下げ過ぎた弦がフレットに触れる時のびびり音は
気になって仕方がありません。
でも、そこらへんの完璧な1本を探すのは楽しいですよね。
最近は、探すまででおしまいですが。(買って、弾けよ)

鳴りについても、メーカーでさまざま、材でさまざま、
個体でさまざまでいよいよおもしろいですよね。
僕はアマなので、マーチンのドレッドノートみたいに
ビビビン、ジャキーンって、でかい音が出るのが好きですが、
レコーディングのマイクを通すとなると、
でかけきりゃいいってもんでもないんでしょ?

それから、ギブソンのアコギ。
プロに提供しているものは側&裏がマホガニーじゃないから
鳴りがちがうんだよ、なんてウワサもありますが、
市販のもの、音いいですかねぇ?ネック太いし。
所有したことがないのでよくはわからないのですが、
アーティストで使っている人も多いですが、見た目?
なんか良さがよくわからないのですが。
(質問コーナーかい)
2017.12.10 15:50 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."つかりこさん 毎度です"
殆ど5フレットを過ぎると、シタールか琴みたいに弦と指板が離れてましたから、
実質5フレット辺りにカポをして落ち着かせないことには、セーハーすら夢の夢...
そんな感じでしたね。もちろんカポなんてしたら音程滅茶滅茶ですし....いやなにしろ
酷いシロモノでした。

先日も、知り合いのバンドのギターの方とライヴ会場で話してたんですけど、
アコギの場合、ピエゾPUというか、エレアコってギターの力を感じられなくて
総じて駄目だね!って話題で盛り上がってて、やっぱりキチンとマイクを立てて、
一度外に出た空気振動をキチンと拾わないと、真実は見えてこないというか、
ウソっぽいね....と。だからね、デカい音のギターはやっぱり正解だと思うんです。
後はマイキング次第でって...そんな結論でしたね。

自分は全然だめですけど、同級生なんかはね、さすがに今はマーチンを数本所有してたり、
近頃流行りのTaylorなんて、ホントに良い音で驚かされるんですけど、近頃はやっぱり
Gibson(160系統?)が良いですね。長いこと、堅いし、うるさいし、色気もないし、
好きじゃあなかったんですけど、あのブリッジ付近を敢えて弾いてるような、
頑固なガリガリとした力強さが、近頃は何故か心に染みるんです。
アルペジオとかじゃなくて、ストローク中心でガシガシ鳴らす向きには最強かなって思います。

因みにエレキですが、Gibson335の場合、メンフィス工場と、ナッシュヴィル工場製が
あるんですが、同じモデルなのに微妙にシェイプも異なるし(ナッシュヴィルの方が丸みがある)
サウンドも微妙に違うというより、キャラクター自体が全く別物くらいに違うようです。
値段もどちらがどちらとはここでは云いませんが、微妙に違いますから、
アコギなんかもそういうことが起きがちなのが、Gibsonの困ったところじゃないでしょうかね??



2017.12.10 19:46 | URL | #- [edit]
MASA says..."遅ればせながら、お誕生日おめでとうございます。"
ネットの世界はマルチバースのようなモノで、現実逃避ではありませんが、時空を飛び越えて自分の世界を組み立て直し、歳の縛りを忘れられる宇宙観に思えます。

70年代アメリカ生産業の大量生産に依る職人の大量解雇で品質低下は致命的で、楽器のみならず、自動車、ゴルフクラブなど(自分の得意分野で知る限りでも)、メイドインジャパン台頭の要因となったワケで、木曾のギター工房でマーチンロゴのネックが転がっていたなど、シャレにならない時代でありました。
『プライベートジェットに乗った物貰い』などと比喩される車や航空機の超巨大メーカーは今でも保護されていますが、80年代になって新興楽器メーカーが台頭出来て魅力的なギターを造り出した、ある意味私たちにとっての幸せだったのかも知れません。
2017.12.11 11:17 | URL | #0K.AxFoo [edit]
pipco1980 says..."MASA師匠 毎度です"
畏れ入ります...すっかり忘れてました....齢とっちゃったんですね!?
昨日はちょっと体調悪くて、今朝メールチェックしてたら、「ああ、そうだったか...」
って、とても情けない状態です。

アメリカもね、相当酷い状態でしょうけど、実は自分の知り合いでも60年代
楽器メーカーに努めていた人というのを知っていて、彼に言わせれば、

「エレキなんて、音程とか音質とか、意匠なんて誰も守らないから、
完全に無法状態で、なにしろエレキの形さえしてりゃあ、馬鹿みたいに売れた!」

自分は何しろ、メーデーには鉢巻きして街を行進するような労働者の息子ですから、
そんな「安物」の洗礼?をもろに受ける世代というわけです。
私らより少し下の世代になると、価格はそのままでも、もうちょっとマシな
クオリティの楽器が出回ってましたから....。もろに日本の60年代の混乱というか、
植木等的「♫そのうちなんとかなるだろう!」的C調さを引き継いだ、在庫処分的
最期の世代だったかもしれません。

エレキもね....トレモロアームをひとたび使うと、チューニングへろへろ!?
アームを使うより、ネックに圧力を加えた方が、いい感じにトレモロ効果が!
そんなでしたよ。
2017.12.11 14:11 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."JT"
ジェームス・テイラーは、本人の演奏を聴く前に、フォークギター入門書で知り、「君の友だち」や「ファイヤー&レイン」を練習していましたが、あとで本物を聴いたとき、入門書に載っている写真から想像していた声とはちょっと違って、びっくりしました。
(勝手な想像で、野太い声で、がなるように歌うと思い込んでいたもので)

ギターの腕は、本当に素晴らしくて、本人のアルバムもさることながら、キャロル・キングのアルバムでの存在感も半端ないです。
2017.12.12 20:18 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどです"
「君の友だち」は、私はキャロ王よりジェームステイラーの方が先だったかな?
って思います。なにせ、キャロ王の方はシングルカットが「イッツトゥーレイト」、
JTは「君の友だち」がシングルでしたからね。中坊には何と言ってもシングルです!

細野さんがね、JTの唄声を聴いて、自分で唄う自信がついたっていってましたよね。
音域狭くても...声が低くても...かっこ良く唄えるじゃんか!って具合に。
そういえば、「風をあつめて」も「夏なんです」もJT風というか、JTがいたからこそって
名唱な気がします。まあ中学生の自分は、アコギの音が、自分の9000円とは違い、
あんまりにも麗しくて、そればかり感心して聴いてましたけどね。



2017.12.12 21:31 | URL | #- [edit]

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