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ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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入ってはみたものの

DSC09043あ
Carl Zeiss Jena SONNAR (改L) 5cm/1.5 (1941)

上京して1年も経つと、既に学校の授業には全くついて
行けなくなっていて、取りあえず、1〜2年の内は、
基礎履修科目ばかりだから、一つの単位も落とせないのが
鉄の掟(当然落としたら即留年=8年生まで!)。

そんなわけだから、もう命からがら、成績優秀な仲間の、
周到に書き込まれた神ノートのおかげで、一夜漬けで、
辛くも2年に進級できたものの、電子工学概論、電気回路論
といった、基礎の基礎たるカリキュラムをエスケープしまくった
ものだから、もはや自業自得の地獄巡りとなり果てていたのである。

ガキの頃から算数苦手だった自分がなぜに理系…?

たまたまメーデーにも参加するような、労働者階級の倅だから、
国公立しか進学は許さない!って言われ続け、然るに
苦手な数学も理科も2年掛かりでなんとか克服してきたものの、
肝心の歴史とか古文がすっかりおざなりになってしまって、
然るに普通に文系は、全く受験勉強してないも同然の状態で
当然の結果として落ち続け、結局、冗談みたいな理工学部…

これが人生を大きく左右する大失敗の巻…となるのである。

真剣に転部というのを考えるのだが、理→文っていう
ふざけた制度は、あり得ない模様で、さあどこまで誤摩化して
走りきれるか???そんな不穏な状況に、早くも陥って
しまったのである。

で、そんな憂さを晴らすが如く、音楽活動は益々活発化して行く。

同じ年の初夏に、故郷の高校時代の同級生で、一緒のバンドで
ピアノを弾いてた、早大法一直線のノブオ君(実名!)が
何故だか立教大に入学していて…、彼から、女子大生のバンドの
コンサートの手伝いをしておくれ!と頼まれ、その時期、
池袋に足繁く通うことになった。

バンドは、100%オリジナル曲で、まあユーミン風というか、
当時で言えば八神純子風のピアノ主体のアコースティックなグループ。

そこにヘルプとして加入したのがドラマーと私の男性組。
そのドラムはまた違う大学の学生だったが、結局彼も後に
プロのバンドマンになったくらいだから、なかなか鋭いプレーをする男。

もともとがピアノ主体の弾き語り風な構成の曲を
我々男組(?)が、主にリズムを中心とした電化アンサンブル志向に
アレンジしなおすところから始めるのだが、そうなると
女の子のベースでは、うまくリズムのコンビネーションというか、
強靭な足腰のグルーヴを引き出せなくて、やむなく、
私がベースを担当することにした。

それはともかくも、立教大学…何しろ校舎内の匂いが
麗しく香しい!

自分の学校の、汗臭くて。やたらと居丈高な応援部が闊歩する
バンカラな学風。キャンバスに出れば時代遅れのゲバ学生が
意味不明な殺気を放ちつつ、陰気な空気を醸し出す情景。
そして理解不能な苦しい授業…しかしここはそれとは真反対の、
さながらに、お花畑と、場末のふきだまり…天国と地獄….。

バンドメンバーは文学部系統だったこともあって、
男子学生もいるにはいるが圧倒的に女子比率が高くて、
なにしろ自分はなんだか妙にその甘美な環境に浮かれてしまったらしく、
気がつけば、やけに早く池袋に到着して、仕方が無いから
最初は駅前の「文芸坐」って映画館に入って、大蔵映画なる
B級ポルノ3本立てを見物したり、気持ちのよいキャンバスの
ベンチに座って読書したりして、時間をつぶしていたけれど、
やがて慣れて来ると、バンドメンバーの女学生に混じって、
幽霊学生となって、図々しくも仏文学の講義を受ける身になっていた。

そんな感じで益々(自分の)学校から遠ざかるのである…。

同じ年の秋までに、自分は遂にプロの現場というか、
実は全くの偶然なのだけれど、突然「草」で逮捕された
ギタリストのトラ(代理)で、アイドル歌謡ショー的ステージに
立つことになったり、友人がバイトしてたスタジオに屯していたら、
偶然プロ歌手(正確にはデビュー直前)のプリプロのレコーディングに
急遽参加することになって、そのままその女性シンガーさんの
バックバンドに参加することになったり…。

その後、バックバンドそのものが散開というか、クビになるのだが、
なんとなく、学校もクビになりそうな最終段階だったし、
故郷の親にもそれが知れるところとなり、仕送りも止められた。

戻る場所もないし、金もない…。

やむなく、少しの間、トラ専門の見習いギタリストなんかで
小銭を稼ぎつつ、お茶を濁し、演歌からポップス、ジャズ…
場末のキャバレーからホテルのディナーショー
ヘルスセンターから日本武道館まで…様々な経験を積む日々。

やがてまた、超実力派(?)の新人歌手のバックギタリストを
担当させてもらえることになる…。今度はバンドメンバーではなく
たった一人…。様々な形態の汎用バンドにも自分が加わって、
サウンドカラーを維持、コントロールする立場(サシ…という)。

「サシ」の先輩はいるにはいるが、滅多に現場で会うことも
ないから、「サシの矜持」とか、どこまで踏み込めるかとか、
全く分からず、全てが手さぐり…。もちろん「サシのお仕事」なんて
解説本なんてのもない(笑)。

気がつけば、いつの間にか「社会人なの自分?」
そんな感じになっていたけれど、今思えば、まだまだ
学生気分のあまちゃんだったなあって思う事しきりなのであった。



高校に入学早々、中学時代のサッカー部の上級生に、
「サッカー部創設運動」に、半ば強制的に組み入れられてしまい、
取りあえず、未だ同好会チームの練習に参加してみると、
GK(候補)の男が、なかなかに興味深い人物で、
すぐに意気投合した。

彼はバーズとバッファロー・スプリングフィールドが
三度の飯より好きだ…と、いうわりには、CSN&Yは大嫌い!
という変わり種。さらに近頃はマナサスが最高!ともいう、
まあいずれにしても、相当の頑固者。

例によって、すぐに彼の家へ強引にお邪魔しつつ、
それらのLPを聴かせてもらううちに、なんとなく、彼の云いたい事が
分かったような気がして、とっても面白かった事を覚えている。

The Byrdsの強烈なファンを自称する人には、その後の人生の中でも
何人かと出会うのだけれど、彼らが一様に、神のように崇拝するのは
やはり天才グラムパーソンズ!!。

確かにね、たった1作とはいえ、バーズに、否、ロック界に多大な足跡!
アルバム「ロデオの恋人」は、たぶん「ペットサウンズ」や「リボルバー」と
並び称される名作だとは思うけれど、自分的にはね、ベタに、
彼こそMr.バーズで、リッケンバッカーの12弦ギターがトレードマークの、
ロジャーマッギンが好き。

何故強烈なファンたちは、いつも彼を軽んじるんだろうかと?
不思議でならない。まあそうだな、自分もマッカートニーとか、
相当疎んじてるかなあ…ジェットとかハイハイハイとかマイラヴとか
とにかくリアルタイムにはみんなで馬鹿にしてたものね、ホントに
あの男は存在そのものが軽いよなあ…って。

何てね…ファンにしか解らないアヤッてあるのかもね。

この曲は例によってディラン曲で、64年のAnother Side Of Bob Dylan
に収められた曲だけど、ご承知の通り?、風に吹かれて、とか、Mr.タンブリンマン
とかとメロディ的に区別はつきにくい!。まあバーズヴァージョンの方が
相変わらず断然解りやすくて、名曲がキチンと名曲に聴こえるけれど、
ディランの唄じゃあ…それが.解りにくいよね。

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2 Comments

ギターマジシャン says..."ザ・バーズ"
バーズというと、ディランのカバーで12弦ギターという、ロジャー・マッギンのイメージが強いのですが、デヴィッド・クロスビー、クリス・ヒルマン、グラム・パーソンズ、クラレンス・ホワイトといった名手を輩出した、ある意味スーパーバンドだったと思います。

クロスビーは、CSN&Yを結成しますが、そのメンバーもバッファロー・スプリングフィールドから2名、ホリーズから1名という具合で、昔はロック、フォーク、プログレともに、バンドにはフロントマン以外にもキーパーソンだらけで、いつもの「昔は良かった」口癖になりますが、80年代以降のバンドはパッとしない面子に思ってしまいます。
2017.12.19 21:28 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどです"
クロスビーにしろグレアムナッシュにしろ、クリスヒルマンも含めて、
それぞれの出身バンドでは、正直云ってパッとしなかった中途半端な存在
だったように思いますが、いわゆる「転職成功!」というわけで、めでたしめでたし
ではなかったでしょうか? ヒルマンファンに怒られそうですが、マッギンもそろそろかな?
と判断すればグラムパーソンズに乗り換え、彼がなくなると、J.Dサウザーとかに
乗り....。そういう生き方も有りかな?!という事でしょう。

ホリーズも実は、60年代にディランのカバーアルバムを出したりして、
天才アランクラークのディラン愛も相当なものでしたが、それに反抗して辞めたのが
ナッシュですから、なんだか本末転倒な感じも拭えません。

一方、マッギンはディランとビートルズを合体させれば、きっとウケるぜ!?
っていう、たぶん正解な視座でバーズサウンドを完成させますが、もっとフォーキーなもの
を目指したクロスビーと対立するわけです。そうした事を総合すると、
ゴールキーパーの彼が高校1年の時点で言い放った、CSN&Yは嫌い....なんとなく
云いたい事は解るような、 解らないような.....。
2017.12.19 22:22 | URL | #- [edit]

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