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ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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美談はいらない

DSC00873b.jpg
Leitz - Summar 5cm/F2 (1937)

このズマールというレンズ….戦前の、たぶんライカを
平気で買えるくらいの、相当に裕福なユーザー達の評判は…

「ライカにしては、ユルすぎて締まりがなく、使い物にならない!」

と酷評されつつも、戦前〜戦後に渡り、驚異的なロングセラーを
続け、激動のドイツ第三帝国から西ドイツ経済を支え続けたズマール。

今はその独特な柔らかい画風(?)も、立派な個性として…
否…相変わらず、(ライカにしては)安いだけのブタレンズ(?)
とか言われてもいるようだ。

もちろん私は、他のどれより、このズマールのボンヤリ&
フンワリ感がとっても好きだし、焦点部のリアルな存在感と言うか、
表現力にも、独特の趣きがあって、もはや手放せないものとなっている。



小学3年の時に、今でも彼は元気で居るけれど、ごく近所に、
小児麻痺による障害を持つ子がいて、まあ私は近所のよしみで
何かと面倒を見ていたけれど、彼が養護学校ではなく、
我々の小学校に入学したことから、毎朝、私は彼の手を引いて
通学する事になって、また、なんとなく心配で、
新入生の彼の教室の様子をちょこちょこと伺う毎日…
それ自体は極めて普通で、特別な事とは思わなかった。

ところがだ、暫くすると、この事が学校中で「美談」として
取り上げられ、ついには、私を表彰しようと動く勢力が
あることを知った。

いつものように彼の手を引いて学校に近づくと、突然
拍手が聴こえるようになった。校門をくぐると、
両脇に人垣が出来て、拍手の嵐の中、我々は少々俯きながら、
照れくさそうにそこを通り過ぎるしかないのだ…。

これははもうタマラナイ!

そういうわけで、表彰するだのと盛んに言ってた先生の
ところに出向いて、この窮状を訴えると、各学年に通達された
と見えて、翌朝から、気持ちが悪いほど拍手はピタリと止まり、
逆になんだか妙な具合の視線というか、殺気ではないが、
ヘンテコな気の流れを感じる事になる。

そうして、すったもんだの一学期が終ると、彼というか彼の親は、
あっさり我々の小学校通学を断念して、彼を「養護学校」に
転校させた。最初は自分の世話に問題があって、親御さんには
不服だったのだろうか??と、悩んだりもしたが、
親御さんはしっかりと彼の将来を見据え、見極めた末の
決断だったようだ。

二学期になると、もう彼の事を噂する人もいなくなって、
私も普通の小3に戻った。それまで散々、「君は偉い、
当校の誇りだ…」などと歯の浮く台詞を言ってた女教師とは
もう話をする事も無くなった。

過去は過去…いつまでも引き摺ってちゃあ、たぶん
こちらの神経が持たない。まず自分がいち早く忘れてしまおう…!
そんな変な人生訓を得たような、そんな小3の出来事であった。



もう一丁クリスマスソングを…って、唄じゃなかったが、
リックウェイクマンの「ヘンリー八世と六人の妻〜抜粋〜」を
イエスの72年のステージから!

途中にジングルベルが挟んであって、
「ああ、これってクリスマス時期だったのかあ?」
って言うのが、妙に現実感があって、変な気分だったような気がする。
自分の中でイエスとかクリムゾンって、まだ実在して無い架空の存在(?)…
だったかもしれないなあ…。

初めてこの映像版を観たのは、上京してすぐの頃(当然70年代)に 
TVKかテレビ埼玉か忘れてしまったが、トマトがなんやらほい(?)
って番組でこれを観て、偉くたまげた記憶がある。
うおおーメタルメッシュのマント!重そう!!って。

80年代に入ると、普通に輸入版のこのビデオパッケージを手に入れて、
毎日のように眺めてたような気がする。だってYsssongsだぜ!ってな感じ。

そんなわけで(?)自分にとってこれは、押しも押されぬ
「クリスマスソング」であるのだ。
Yessongs:Rick Wakeman: - Excerpts from The Six Wives of Henry VIII


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6 Comments

バニーマン says...""
季節?を感じるライブというと、ザ・バンドのロック・オブ・エイジズが
大晦日だったんですよね・・・?
蛍の光を演奏していたような記憶が・・・
ただそれで、季節を感じるというのか微妙なんですけど(^_^;)

映像を普通に観ることができるようになって思うのは、
英国というかロンドンのライブって、日本の感覚からすると
季節感が分からないですね。
冬はとりあえず寒そうですが、夏は春か秋かまったくわかりません。
実際の気温もそうですが、ファッションが季節感無視!ですから。
2017.12.22 21:58 | URL | #- [edit]
面白半分 says...""
本当だ。
クリスマスソングやってたんですね。

しかしタイムリーには知らない世代の私とすれば
リックのこの衣装はなんとも言いがたい部分です
2017.12.22 22:06 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."バニーマンさん 毎度です"
今はYouTubeも含めて、映像が身近にあるんですけど、70年代だとね、
殆どロックアーティストの動いてる姿を見るという事が日常に無いものですから、
自分なんか、中学時代に、トムジョーンズショーをなんとなく観てたら、
突然CSN&Yが登場してきて、「おおおおおお、ニールヤングだあ!ゴリラみてえ...」
ってそんな風に、初めて、ああ彼らも現実に存在して生きてるんだあ!?
なんて実感するわけです。ライヴ盤なんかでもAgesの蛍の光とかもそうですけど、
時系列というのか絶対的な実時間みたいなモノを感じて、変にリアリティを感じたするわけで、
自分なんか、妙にうきうきシタリするんですが、バニーマンさんもお仲間かな??何てね。

夏目漱石はロンドン留学時代は風邪ばかりひいて、仕舞いに鬱になった...っていうほど
ロンドンは年中クソ寒いですから、ファッションもそういう感じになりますね確かに。
2017.12.22 22:16 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."面白半分さん まいどです"
中学のサッカー部時代にね、他の部員は吉田拓郎の「結婚しようよ」を口ずさみながら、
別の男は「マミーブルー」を唄いながら、それぞれがリズムを感じながらパスを廻すんですが、
自分は「ラウンドアバウト」をヘッドバンキングして唄いながらヘディングしてました...
それがリアルタイムです??

最初の来日公演(確か73年春)時も、奴さんはマントでしたね...観れませんでしたけど
報道写真だけ覚えています。
2017.12.22 22:31 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."イエスソングス"
フィルムの方は、レコードとは別のテイクだったように聞いていますが、どちらにしても、アラン・ホワイトが叩いている曲が大半ですよね。

以前ブートの宣伝文句に「全曲アラン・ホワイト」なんて書いてあり、逆でしょう、ブラフォードのテイクが1曲でも多くあってこそ売りでしょうなんて思ったのですが、そもそも録音がないのでしょうね。

ウェイクマンはヘンリー8世の抜粋を当時のイエスでは披露していましたが、その後、地底探検やアーサー王は演奏することはなかったのでしょうか?
2017.12.22 23:12 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどです"
1972年の10月13日には、ブラッフォードは既に新生"Larks"クリムゾンの
ツアーに参加してますから、もうこの映像の頃は、完全に別の道を歩んでますよね。

因みにYessongsのレコードでは、パペチュアルチェンジとロングディスタンス/フィッシュの
メドレーのみ(Fishはこのアルバム中でも最高の出来です!)、ブラッフォード・ヴァージョン
と記憶してます。

ウェイクマンも次作の、「海洋地形学〜」を録音だけして、すぐに脱退しちゃいますからね....
地底探検とかアーサー王はもっぱらオーケストラとのコラボでしか聴いた事ないですよね。

因みに73年に来日した際に、ウェイクマンのインタビューが鮮烈で...
...メロトロンは7秒しか音が続かない。
...メロトロンは鍵盤を押してから音が出るまでに、0コンマ数秒ながらギャップがあるから、
ストリングスなら良いが、早いパッセージを弾くには無理!しかし自分は2台使ってるうちの
1台を改造して、速いアタックに対応している(この場合の混成コーラスの事かな?)
...ミニムーグはすぐ熱くなるから、よく火傷をする(後年実証済!)
等々、田舎の少年は、イチイチ驚いて、そうなのかあ!熱いんだあ??スッゲエ...なんて
いたいけにも思ってましたよ!。
2017.12.23 00:03 | URL | #- [edit]

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