ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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平和ボケ…最高!

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Carl Zeiss Jena 'Flektogon' 2.8/35 (1964)

見た通りの管楽器屋さんのウインドウ。
斜向いが三味線(or琉球三線)の製造販売店…。
意外にハイブロウな街か??



自分は、80年代後半からの、もう根が生え
苔生す感じの(?)マックユーザー…。

だから、Windowsユーザーさんが
せっせと盛り上がってらっしゃる、
何とかセキュリティが良いとか、感染、駆除…
なんて言うのには,とんと縁がない人生。

他人と同じが大嫌い、へそ曲がりで天の邪鬼を
宗とし、誇りとするようなマッカーだからといっても、
近頃はだいぶメジャーな存在になったらしくて
MSさんほどではないにせよ、メール添付系のウィルスも
随分と混入してくるようになった。

もちろん、まだほとんどがDOS御用達でお馴染みの
.exeファイル。つまりはマックにあっては「不発弾」
という事になる。

さらに、もしかしたら悪質な遠隔操作の被害に
遭ってるのかも知れない(全然自覚はないけど)。

しかし,だからといって必要以上に大騒ぎして、
完全武装(あり得ない)を目途に、ディフェンスを
強化しようかと云う神経質なマックユーザーを、
私は知らないし,あまり聞いた事もない。

みんな何だか鷹揚に構えつつ、そうなったらなったで
フリーウエアのワクチンソフトで順次退治するか、
マックOSXに付属のタイムマシーンっていう
バックアップソフトを使って、数時間前の健康状態に
纏めて戻れば良いだけ(2時間くらいかかるが…)。

かようにのんびり屋が多い(?)マックユーザーには、

トラブル処理もまた楽し…!

そんな感じのM体質が多いみたいですな。

それだけに、まあまあな大金をはたいて、
自衛の為の武装化…というウィンドウズ陣営の
涙ぐましくも切ない話題には、何だか良く分からないけど
ご苦労さんだねえ…って、感じ。

なんか国家防衛論にも共通してる気がする。

確かに備えあれば憂いなし!なのだろうが、
バランスを欠いた武装化は、当然、周辺国に脅威を与え,
相手国を益々強靭化させる…。
もはや果てしない、ゴールの見えない地獄の武力競争。

えっ、なに?....平和ボケの戯言!?

しかもヒトもうらやむ平和ボケ…

お花畑?...

上等じゃないか!って思う。

プーチン大統領が面白い事を言った。

シンゾウ君さあ…北の小島を返すのは容易いことだよ。
でもねえ、キミの国は、かの大国と軍事同盟を組んでるでしょ…!?
我々が島を返した途端に、その同盟国が島にミサイル基地を
配備するのは自明でしょ…。

だから君らが島を返してくれ!
平和条約を締結しようじゃないか!って
簡単に言ってくれるけど、
君のとこがまず、大国との同盟関係を破棄してくれなきゃ、
どうにかなるものではないでしょ!!

君らがね、軍事同盟なんて時代遅れの戦略なんかヤメにして、
周辺国との関係をひとつひとつ丁寧に修復して、
平和条約でも何でも、互恵関係を構築…
そういう方向でどうよ??

えっ,ダメなのシンゾウ君?...
そんなに怖いの?
あのトランプの国が…
大したことないと思うけどなあ…。


大国とどうしても手を切れないって言うんなら、
ここは無理せず、四の五の言わずに
トランプの国の軍にお任せするしかないでしょ!

平和憲法を、いよいよ捨て去る時とは即ち、
大国との同盟関係、安保条約を破棄し、
自主防衛に大きく舵を切ったとき…!

それまではツベコベ言わず、
のんびり平和ボケしてましょうよ!。

なに...本気でミサイルなんかぶち込んできやしないってば…。
自主武装したからって、事態を深刻化させるだけじゃん!。



最後の大きな引っ越しに絡んで、レコードとCD、
ビデオ、そして楽器を…

断捨離せい!

と、3人だけの家族会議で、母娘連立政権によって
強行採決されてしまった。

しかも厳しい沙汰の9割減容…。

泣いて土下座して…くらいの気持ちで、いや7割、
8割…ええい8割5分でどうだ!...と、懇願したが、
鬼のような母娘は、9割…だって、近頃レコードなんて
プレーヤーが壊れたっきり聴いてないし、ギターだって
全然弾いてないじゃない!...。

そういうわけで泣く泣く大処分…馴染みの中古屋から、
80万円くらいの振込があったけれど、枚数すら数えてなかったし、
順当なのか、足下を見られたのかすら良く分からない…
もうどうでもいい…そんな感じだった。

まあ、家人の骨董品や、私の楽器も纏めて、家人の知り合いの
西荻の骨董店主が何十万かで買い取ってくれたらしいが、
それら全部が、新居の内装だとか、諸々経費に消えた….との事。

さてその後もメゲズに私はCDを買い続けるのだが、
原則的にベスト盤の類いは買わない主義だから、
ふと気付くと、かつてたくさん買った12インチシングル
というモノの音源が、すっぽり抜けてる格好になっていて、
シングルのみのこの曲の存在も、しばらく忘れてしまう事になった。

この曲が発表された頃は、どうもこのバニーズも
当初の硬派路線から、急激に軟派…というか、売れ線狙いに
方針転換し始めて、「何だかなあ、バニーズ、オマエもか!?」
っていう、心配な水域に入りつつあったまさにその時代の
決定的な今更のディスコティック…?。

でもさすがのバニーズ、これがイヤだイヤだと思いつつも、
聴き込むほどに「らしさ」が、そこここに漂う、
なかなかの作品だったりする….。

たぶん、とっくに結果は出ているけれど、
彼らのキャリアの大きな分岐点となった作品…
この曲自体は、まあまあ売れたけれど、ブランドの信用性は、
薄れちゃったかなあ?って言う問題作。

悪くはないんだ…でもヤッパリ…??

Echo And The Bunnymen - Never Stop("Discotheque")


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おとこらしさってわかるかい

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Carl Zeiss Jena SONNAR (改L) 5cm/1.5 (1941)

知人…というか、私の方が、
昔のバンド時代の憧れも含めて、
一方的にお友達と慕ってるだけで、
先方には取るに足らぬ、顔見知り程度かも知れないが、
いずれにしろ、彼が経営する飲食店…

火事に遭ったらしい。

当人も火傷を負い、救急搬送されたらしいが,
幸い命に別状はないとのこと。

しかし未だ身元不明ながら、20代男性が一名…
亡くなってしまったらしい。

たぶんお店のお客様?となれば、
ご遺族始め関係各位様は無論だが,
店主の心痛も如何ばかりだろうか…?

規模は全然違うけれど,自分も自動車事故など
起こしてしまった時など...

ああ、ほんの10分で良いから
時間が巻き戻らないものか!?

ほんの数分前の、幸福感に満ちあふれ、
はしゃいでた自分が、もう随分昔の事のように思える。
あの幸福だった時に戻りたい…。

今はただ,激しい悔恨と慚愧の念に苛まれて
いるのだろうな…苦しいだろうな。

亡くなられた方には,
深く深くご冥福をお祈りするとともに
未だ集中治療室で、火傷の痛み以上に傷ついて
心が折れきってしまってるだろう知人…

こんな時に言って良いのかどうか、全然分からないけれど…
ハッキリした気持ちで言っておこう…

がんばれ、おさむちゃん!



おとこらしさってわかるかい
I Shall Be Released by Bob Dylan 訳詞:大塚まさじ

変わっていくなんてきっとないよ
君の世界なんてほど遠いよ
でも俺をこんなに変えてくれた
昔の友達がいるんだ

※朝日はもう昇るよ すこしづつだけどね
 その時その日こそ 自由になるんだ

奴らは楽な方をとるのさ
誰とでも手をつなぎながら
でも俺は断じて俺の
考えどおりに動くんだ

※朝日はもう昇るよ すこしづつだけどね
 その時その日こそ 自由になるんだ

男らしいってわかるかい ピエロや臆病者のことさ
俺には聞こえるんだ 彼らの おびえたような声が

※朝日はもう昇るよ すこしづつだけどね
 その時その日こそ 自由になるんだ

♫Any day now any day now I shall be released…

いつかまた…唄える日が来たら…待ってます。

The Band - "I Shall Be Released"


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深層心理は真相真理?

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Carl Zeiss Jena SONNAR (改L) 5cm/1.5 (1941)

今の季節,ちょっとした山の斜面に足を踏み入れると
あちこち、雪解け水の湧水で、
地面がビチョッビチョに濡れている。

これもまた、春を告げる風物詩なのだなあと
感じ入る間もなく、私の靴もビッチョビチョ…。



禁煙して数年経つが、実は未だに
「自分は禁煙している…(エライでしょ!)」
そういう自覚はまったくない。

あれほど大好きで,人生の大半において
片時も離れる事なく、どんなときも肌身離さず
一緒の時間を過ごしたのに,今はもう、
吸いたいなあとは思いもしない自分の、
まったくもってドライでクールでヒトデナシな
その態度に、相当畏れ入るのだ。

さらに不思議な事なのだが、
夢の中の自分は、未だに罪悪感に苛まれながらも、
高校生みたいに、家族や上司や主治医などの
目を盗みつつ、隠れ煙草ザンマイの
なんとも情けない「ダメダメキャラ」であるのだ。

潜在意識の中で「実は吸いたい」と思ってるのだろうか?

もちろん表層的には,そんな抑圧した感情を
煙草に対し持ってるとは、とても思えないのだが,
フロイトの定理を持ち出すまでもなく,
深層は真相であるのかもしれないなあと思うと、
すこし恐怖でもあるのだ。

ホントにホントで、自分でもびっくりするほど、

「ああ吸いてーなあ」

なんて,つゆほども思わない自分に対して、
肝心の自分自身が、疑いの眼差しを注いでたりするのだ…。

うーむ、自分の行動を自分が一番信じてない…

何だろね,この心理…?



中高生の時分、たぶん地元ラジオ局の主催で、
不定期ながら、洋楽のフィルムコンサートっていうのが
開催されていた。

まだまだ家庭用ビデオも普及しておらず、
映像的情報の極めて少なかった洋楽アーティストの
動く画像情報は,とても貴重だったから、
私は,どんな用事に優先しても、その会場に
足を運んでいたように思う。

イベントには、一応「区割り」というのがあって、
今月はA社、翌月はB社….という具合に、
各社の宣伝マン及びスタッフがやってきて、
自社保有アーティストのPVまたはライヴ映像などを、
宣伝を絡めて上映する仕組み。

さすがに人気コンテンツを多数保有しているレコード会社
=CBSソニー、ワーナーパイオニア、東芝音工…なんかの開催回は
座席も確保できないほどの満員御礼の大盛況なのだが、
言っちゃあ悪いが、そうではないレコード会社の場合は
相当に悲惨…。

しんがりと云うか,確か一連のこのイベントの最終回の会社が
「クラウンレコード」…。

演歌とか、我々に最も近い線では「かぐや姫」とか「イルカ」…。
洋楽はまったくイメージできない会社ゆえに,入りも酷かった…。

良く分からない「ディスコソウル」の映像を延々と見せられ、
それでなくてもまばらな客席は益々悲惨な状態…。

ところがだ…突然始まった掟破りの「邦楽」のライヴ映像に
私は強烈な衝撃をうける…。

細野晴臣さんと、噂のTin Pan Alley!
横浜中華街・同發新館でのライヴ…。
(たぶん私は本館しか行った事がないが、広東料理で有名な店だ)

同氏は近年も中華街ライヴを再演して、DVDまで発売してるらしい。

なにしろ当時高校生の私には,超ド級の驚きと、影響を受けた
映像であり,以後何百回と足を運び,一時は住もうとさえ思って
二度も何百万円っていう手付金をぶち込んだが,結局実現してない
憧れの街=横浜市中区山下町界隈…。

その発端は,高校生の頃に体験した、まさにこの映像にあるわけです。

さて、この曲のオリジナルは確かポーギー・カーマイケル(...と記憶してるが?)
実にいろんな人がカバーしてる。

細野さんのは、たぶ後年のYMOなんかも
その構造的ヒントとなっている「マーティン・デニー」の
ヴァージョンにあるような気がするけれど、マリンバを入れたり
東洋的エッセンスを強調するスタイルは、確かにデニー風だが、
唄い方はカーマイケルによる異国情緒がほのかに薫るジャズスタンダード…。
その辺りの一筋縄ではいかないところも,ヤッパリ細野さんらしくて…
なにしろ凄い!

私も、よくこの歌を弾き語りで唄ったりしてた事があるけれど、
まあなにしろ…途轍もなく...ウケなかったなあ(笑)…!

細野晴臣/TIN PAN ALLEY - 香港Blues


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21歳の原点

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P.Angenieux Paris Anastigmat 45/2.9 (L) (1949)

もはや新芽が成長しすぎて食用には適さなくなった
ふきのとう。

後はしっかり成長するのを待って、茎の部分を
煮物,もしくは佃煮(キャラブキ)にして…
ああ酒が呑みたくなった。

余談だが蕗はアイヌ語で「コロコニ」といい、
よって蕗の葉の裏側に住む妖精を

「コロボックル」

というのだそうだ…。

ちなみに、実に久しぶりにアンジェニューを使ってみたが,
画像がふんわり柔らかすぎて、ピント合わせが至難!
こいつを扱うときは、あまり神経質にならず…

「だいたいこんなもんやろ…」

そんなとてもスローライフな心持ちが肝要。

今の自分にはとても良いレンズだと思う。



前回の「挿しギター」の話を少し補足する…。

タレント専属のバックバンドを動かすとなると
都内ならまだ良いが,地方となると,
それ相応の経費が掛かる。

最低5人分(4リズム+1管)の交通費に食費、
宿泊費…さらに場合によってはドラムやピアノ(どさくさ紛れのマーシャルアンプ等!?)
などの現地調達=レンタル料金、そしてもちろんバンドの出演料等々…
なかなかそこまでの予算を獲得出来る仕事なんて滅多にない。

そうしたわけで,バンドは出来るだけご当地で活動中の
フルバンドや、初見の利くプロのジャズバンドなどに
依頼し、そこにタレント側のギター奏者なり,
ピアノ奏者などが単独派遣され、そうしたバンドに
「挿される」という仕組みだ。

そんな感じだから,東京もといその近郊ならば、旧知の
ジャズバンドだったり、初見の利く(つまり初めて見る
楽譜を出来る限り豊かな情感で演奏できるスキル)
ミュージシャンを寄せ集めた急造バンドには
知り合いバンドマンも、多く混じってたりするのだが
地方だと確実に初顔合わせ…。

大体が地元キャバレーに出演中のフルバンドっていうのが
多いから,突如私が現れて「サシでござい!」と自己紹介すると、
まあほとんどの場合…胡散臭そうに訝しがられ、そして,
なんだこいつ…まだ若造じゃないか…
ウチのボーヤ(バンドボーイ)より若いんじゃないか…
大丈夫なのか???

そういうメラメラした悪印象のイヤな空気が流れる。

だから,私は必要以上に意識して、明朗快活&気さくな青年...
を装いながら、譜面の進行説明なども,出来る限り
地べたを舐めるくらいに下からひれ伏しつつ、
絶対に上から目線/口調にならぬよう注意しながら
短い時間ながら、良い演奏を実現する為に、
なんとか信頼を得ようと懸命に努力するのだが、
なかなかこれが上手く行かない場合も多い。

一人だけでも,妙に突っかかってくるようなヤツが居ると,
その場から逃げ出したいくらいの一触即発で最低な
状況でリハーサルを終えたりする。

心配そうなタレントには、もし万が一、
本番中演奏が破綻したり、びっくりするような事態になっても、
オマエさんは冷静に、私のギターだけを聴いて、
何としても途中で折れずに最後まで笑顔を崩さず、
唄い終えるように!...それがプロだから!
とまで厳命して臨んだ本番だった。

しかし、心配は大体が杞憂で、さすがにプロフェッショナル!、
本番では,本来の問題点を見事に修正して、
最高の演奏を完遂したりするもので、
終ってみれば,大盛り上がりの打ち上げパーティに
招待されたりするのであった…。

そんな仕事だったから、後年,普通に営業の仕事にも
物怖じする事なく、大いに役立ったように思う。

右も左も分からぬ外国で、言葉すらまともに通じない
現地人相手にビジネス…!なんてこともしょっちゅうだったけど、
何とかなるものだよって…
そんな具合にね!…。



まだ美しい(?)声の時代のトムウェイツの大好きな唄。

「ウヒャー、お月さんも酔っぱらってらああ…ヒック...!」

完全に自分流の異訳だが,誤訳とまでは思わない。

東京のネオン煌めく歓楽街で、お月さんを見つけるのは
もしかするととても難しい事かもしれないけれど
それでもヨッパラって一人になると,夜空を仰いで,
お月さんを捜し、そしてこの歌を口ずさむのだ…。
 
♫ I thought I heard a saxophone
  I'm drunk on the moon…

大好きなセカンドアルバム「土曜日の夜(The Heart of Saturday Night)」から…

Tom Waits - Drunk on the Moon


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嗚呼おやゆずり

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Carl Zeiss Jena SONNAR (改L) 5cm/1.5 (1941)

なんもだあ!....とは、いやいやいや...どういたしまして…?

英語なら…my pleasure…
もっと気安い感じなら、not at allとかanytime…

でも学校で習ったのは確か
you're welcome...

自分の経験の中では、you're welcome...って言ったのは、
シンガポールの人だけだったな。



自分はバンドマン活動と云っても、多くはバンドではなく
たった一人の活動…。

業界的には「サシ」と言うらしいが,たぶん漢字なら
「挿し」と、なるのだろうか? 

例えば専任のバックバンドがそれぞれ居るにしても、
複数のタレントが、続々出演するようなステージの場合は,
いちいちバンドの入れ替えをせずに、何でも初見でバリバリ出来る
フルバンドなどが選ばれるわけで,その汎用バンドに対し、
タレント毎の独自サウンドを維持する為に,
専任のミュージシャンを1名だけ「挿す」と云う,
そういう役目が私なのだ。

そんなだから,移動はいつも自分とタレントとマネージャーの3人。
私はいつも、ギターとアンプと衣装(靴も..)と,あとエフェクター
等々の大荷物を抱え電車に乗り込む。

向かい合わせの席(4人席)に私は敢えて座らず,大事なギターや荷物を
座席に座らせるのだ(盗難防止の為??)。

で,自分はと云うと、4人席の出入口にアンプをどっかと置いて、
それに腰掛けながら、駅弁を食い,馬鹿話をして目的地に到着…。

そんな感じだから、アンプ選びの最も重要なポイントは
躯体の頑丈さと座りやすさ!!それに尽きるのだ。

稀にツアーなど,バンドやスタッフご一行の大移動となると,
楽器類はすべて楽器車に積載する。!

前日に世田谷の尾山台というところにある「輸送部」に
行って,楽器を積み込んでおけば,移動電車は
夢の手ぶらで、食堂車占拠の酒盛り三昧。
ハシャギまくりのピクニック気分の大移動…!
な筈なのだが、どういうわけか、顔見知りの輸送部のドライバーに…

「Pちゃん、後生だからさ、一緒にトラックで行こうよ
 一人じゃ寂しいからさ」

哀れ私は、早朝3時に家まで迎えにきたツアートラックに乗り組み、
眠くても眠れない...眠っちゃいけない緊張のトラック助手席旅に…。

その後も,何だかいつも自分はそんな役回りばかり。
運命というより、そういう役が割り当てられた人生って言うのかな…
そんな感じ。

ふと思い出すのだ。

そういえば,自分の父親も、会社ではもうベテランのはずなのに
年末年始は、いつも若手に休みを譲ってしまい、当人はずうっと
元旦から早朝出勤…。

お人好しは、バリバリの親譲りだったりする…。



そのバンドマン時代後半の頃の自分は、
わりとビジネス用にジャズ/フュージョンだの
AORだのという音楽を必要に応じて接収しつつ、
趣味的には,それとはまったく違う、
刺激というより,新しいモノ,得体の知れないものに
強烈に惹かれて行く。

その結果,ポストパンクというか、オルタナティヴ音楽を同時に
嗜好するようになっていて、もはや、切れ味/断面の
とても緩くてあまいジャズ系はもちろん、
アメリカ製音楽自体が、とても退屈なだけに思い始めた時代…

西新宿界隈のとんがった趣味音楽の仲間達からは...

「ねえねえ、あれ聴いた?すっごいっしょ!」

って噂になっていたのが「Pigbag」。

Papa's Got A Brand New Pigbag….?
ジェームスブラウンのカバー?違うの?

「どれどれ何がそんなに凄いのさ!」って
私も早速,そのPIigbagなるグループの
12インチシングル(確か1200円?)を購入。

考えてみれば,これがたぶん自分史的には

「人生初12インチ(30cm)シングル!」

30cmで45回転だから、レコードの溝が深くて広い!
つまり音質がメチャメチャラウドで良いってこと!
そこまで分かってて,私はいきなりやらかしてしまうのだ。

ターンテーブルが回転し,粛々と針が落ちる…
なんとも言えず厳かな瞬間である。

♫ドカドカドカドカ...ブオンブオン…

地を這うような凄まじい音圧がカラダを揺さぶる…
経験がないほど、エゲツナクて、奇っ怪なグルーヴ感!。

スゲエ、なんだこれ!

あまりにも新鮮な衝撃に、私は圧倒され
繰り返し聴こうとしたその時、不意にある事に気がついた…

えっ、33回転だった…? 45回転だよね…。

回転数を間違えていたらしい。

気を取り直して、45回転….
もちろん素晴らしい演奏にちがいないのだが,
33回転の、あの衝撃的なエグさを得るには至らない…

そうしたわけで,その後、3回に2回は33回転で
この曲を聴く、極めて変態的な趣向を続ける私であるのだった。

ところがだ…まったく奇遇な事に、
世の中には同じような趣味をモツ方々も存在するようで,
YouTubeには33回転ヴァージョンも複数散見する!!

オバカは自分だけじゃなかったのである…ハハハ!?

まずは通常の45回転…

Pigbag - Papa's Got A Brand New Pigbag (12" 45 rpm vinyl)


問題の33回転ヴァージョン…
papa's got a brand new pigbag "Slow Remix"


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